心の底にあるもの 見えないもの

たまに生活相談を受ける。

痴呆の親に振り回されて、飛行機と旅行に逃避する半人前な私ごときに声を掛けていただいて感謝である。

で、
私は一通り面白い話をした後、本題に入るタイプである。
「お預け」を食らってイライラするか、
「緩衝材」になってリラックスして話せるか、２つに一つだけど。

この軽いウイット（導入部）が苦手な人は、大概次の相談をしにこなくなる。
やっぱ笑いが無いとだめよね。

最近は、「憂鬱」と「鬱」を混同している人が多い。

鬱はとても深く、複雑なな病気。

でも、ご病気でない方が失恋や友人や上司とのトラブルで、一時的に落ち込んでいるだけなのに、マスコミや雑誌やインターネットで「うつ」という言葉を見聞きして情報過多になっている方を良く見る。

逆も然り。
「思い込み鬱」の方が多いので、鬱＝甘え　と解釈する人も少なく無く、
誤解されてしまい、辛いだろうと思う。

ネットが正解ばかりとは限らない。
闇雲にマルチポストで不満をぶちまけることは、直接解決には繋がらない。

良く「がんばってと言ってはいけない」と人は言う。
「思い込み鬱」「なんちゃって鬱」の人には、遠慮なくがんばれと言いたい。
がんばれば解決できるから。


暗い闇から抜け出せなくて、
本当に辛く悲しい思いをしている人は、

今この時間も「本当に本当にがんばっている」から・・・。

そういう状況だから、
「がんばらなくて良い」って言えるのだから。