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音楽大好き男の徒然なる日記

<社説>規正法衆院通過 改革先送りにすぎない

2024-06-08 | 日記
東京新聞 2024年6月7日付社説
「規正法衆院通過 改革先送りにすぎない」
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/332028?rct=editorial


自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正案が、
自民、公明、日本維新の会3党の賛成多数で衆院を通過した。

野党が求めていた企業・団体献金の禁止は盛り込まれず、
政治資金の透明化には程遠い内容。
改革の先送りと批判されて当然だ。

 
規正法改正案のうち、本則で規定され、施行日に直ちに効力を発するのは、
政治資金パーティー券購入者名の公開基準額を現行の20万円超から5万円超に引き下げることなどにとどまる。
 
一方、政策活動費の10年後の領収書公開
▽同法違反で所属議員が起訴された場合の政党交付金減額
▽政治資金を監査する第三者機関の設置
▽議員による政党支部への寄付の税控除対象からの除外-など7項目は付則に定められた。
いずれも法施行後に「必要な措置が講ぜられる」などとされ「検討」の表現も頻出する。
 
岸田文雄首相は衆院政治改革特別委員会で、政策活動費の公開方法を巡り
「改正法が成立した暁に各党会派で検討が行われる」と答弁した。
領収書が黒塗りで公開される可能性があり、第三者機関設置の時期も明示していない。
 
これらは実際に立法措置が講じられなければ、画餅に帰する。
 
30年前の「平成の政治改革」では規正法の付則に、政党への企業・団体献金の5年後の見直しが明記されたが、
結局、実現に至らなかった。
自民党は今回も、時間がたてば国民の怒りは鎮まると高をくくっているのではないか。
 
公明、維新両党は、自民党が形ばかりの法改正で
裏金事件の幕引きを図ることに手を貸したとの非難を免れまい。

自民党が維新との調整を巡る不手際で、一度決まった審議日程を白紙に戻す失態もあった。
実務者間で十分に調整せず党首会談で合意を急ぐ手法が、政権の機能不全を象徴している。
 
改正案は7日に参院で審議入りするが、成立を急がず、
企業・団体献金の禁止も含めて実効性ある改革とするために議論を尽くすべきだ。
岸田政権が改正案をこのまま成立させ、抜本改革だと胸を張るなら、
衆院解散・総選挙で国民に判断を仰ぐよう重ねて求める。


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「日本維新の会・馬場氏
 「改革を実行するためには、政権側に立つことが早道と万人が認めている」
 政策活動費の領収書は10年後公開、黒塗りOK、罰則も未定。
 これで「改革」とは笑わせます。
 維新は裏金問題をうやむやにしたい自民党をアシストしただけ。

 自他共に認める自民党の2軍です。

   長谷川ういこ さん(れいわ新選組)のツイート。

こんなのが総理大臣、もう1ミリも1秒も許せない連続。
 人々の暮らし、社会を破壊する、ただの愚劣な犯罪者。

 それでも支持する人たちへ。
 もし少しでもマシな未来を子供たちに残そうと思うなら、
 良心のカケラが微かでも残っているなら、
 一緒に正気、倫理を取り戻しましょう!」

  うじきつよし さん(ミュージシャン)のツイート。


「山添拓 政策委員長の会見 2024.6.7


 政治資金規正法改正の自民、公明、維新案は重大な問題があります。
 参議院では、企業・団体献金を全面禁止する日本共産党の提出法案も審議されます。
 求められる改正となるよう、抜本的な修正を求めていきます。

  山添 拓事務所 さんのツイート。

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