生物見遊散歩

「生物」を「見」て「遊」ぶ「散歩」を「(生)物見遊散(歩)」と呼んで、「自然観察」を楽しんで行こう。

きしわだ自然資料館

2019年08月19日 | 観察会
和泉葛城山のブナ林を見た後、きしわだ自然資料館にも立ち寄りました。

ここには、2017年3月に伐採されたブナの材幹展示が行われています。



材幹標本です。

地上約60cmの幹の断面ですが、採取に時間がかかったため、少し腐朽が進んでいます。



こちらは、伐採時に入れた切り込みの部分で、これは早くに回収したため、綺麗です。



これらの標本から読み取られた年輪幅の年変動です。

275年余りの年輪が読み取られましたので、これより下の成長期を考えて、樹齢300年と推定されました。

初期の頃の年輪幅が広いです。



年間降水量と年輪幅を比較しています。

少雨年でも、年輪幅が狭くなるとは限らないそうです。



気候変動と年輪幅の関係性等です。

このブナの初期の100年の年輪幅が広いのは、江戸時代が冷涼な気候であった事によるみたいです。

そして、約160年前に、2年続く極小年輪が見られるのは、それぞれ大干ばつの2年後だそうで、大干ばつが刺激となって、2年後の実の大豊作につながり、これが年輪幅を狭くした様です。



これは、この地域の庄屋さんの記録で、ここに大干ばつの記録が残っているそうです。



これは、幹標本とは違う株の枝です。

枝の年輪幅と葉痕を調べると分かって来た事があると言います。



また、枝の長さ(春に決まる)と年輪幅(1年間の成長)の関係も注目です。



枝の長さは、葉痕数から復元した葉の量と相関しており、葉の量の年変動が年輪幅の年変動に現れたと言う事の様です。



材の中に黒い斑紋が見られ、これがブナの枝切りが行われていた事の名残だそうです。

明治の終わり頃から終戦直後のおよそ100年の時代です。



材の黒斑と樹皮の枝切り修復後の対応です。



年輪幅を読み取った時の、年輪の拡大写真です。



材幹標本の更にスライスです。



この日は、館長さんに直々の説明をして頂きました。

感謝です。

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真夏の和泉葛城山ブナ林観察会

2019年08月18日 | 観察会
NASC-J大阪連絡会のイベントに参加しました。

集合は、南海・岸和田駅とJR東岸和田駅でした。

車3台に総勢16名が分乗して和泉葛城山まで。

ブナ林の入口です。



1993年の実生からのブナだそうです。

今年で26歳ですが、こんな大きさです。



ブナの林床にいたゴマダラカミキリです。



ブナです。



天然記念物・和泉葛城山ブナ林の標識です。



説明です。

和泉葛城山は、標高858mですが、ブナ林が見られます。

大正12年に天然記念物に指定されています。



ブナの葉っぱと殻斗です。





同じ森に生えているカバザクラ(梓)です。



これは、アカガシ(赤樫)です。



これが、今回の確認の目的でもありました。

2017年3月に伐採されてしまった、樹齢300年のブナです。



詳しくは、「天然記念物ブナ、伐採いいの?」を検索ください。

休憩場所です。



ここで、昼食を食べました。

ホシカメムシやムネアカオオアリが見られました。







再び、ブナ林です。



ゴミムシダマシかな。



美しいブナです。



観察装置が設置されている場所も見させて貰いました。





ブナです。



温暖化が進んでいますが、この場所のブナは放置して(手を加えずに)見て行こうとの考え方で保護されています。

案内ありがとうございました。

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鳳公園にて

2019年08月17日 | 日記
色んな木にいてるキマダラカメムシです。





このサクラの木にもキマダラカメムシです。







樹脂が気になったので、写しました。







粘ついているのではなくて、固まった透明の樹脂でした。
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舟戸池から上青井池

2019年08月16日 | 日記



舟戸池の辺りから上青井池の辺りまで歩きました。

美原区の中です。

こんな周辺の景観です。



この辺りが、上青井池の近くです。



ヤナギハナガサにシロオビノメイガです。







ヤブガラシにアシナガバチです。







クズの葉っぱにクモバチの様です。







ヤブガラシにマメコガネです。

小さいカメムシもいる様です。





ヤナギハナガサにミツバチです。



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大泉緑地

2019年08月15日 | 日記
ふれあいの庭です。



クマバチがいました。





近くの花と緑の相談所に、こんなコーナーがありました。



カブトムシ相撲の土俵です。



ルールを守れば自由にカブトムシに触れます。



カブトムシたちです。







カブトムシの一生も説明されています。

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