CAD初級 #41 図面の印刷
■モデルで図面を作成し、モデルから印刷する方法と、
モデルで図面を作成し、レイアウトから印刷する方法があります。
■異尺度図面を同一図面に割付るときは、レイアウトから印刷します。
■印刷の目的を明確にして印刷します。
●作図の中間チェック用として印刷する。
●他部門、他の担当者との打合せ用として印刷する。
●提出用として指定された用紙サイズ、指定された尺度で印刷する。 等があります。
■オブジェクトの色と線の太さを印刷時に反映させて、読み易く見映えのよい印刷となるように考慮します。
●線の太さがすべて同じとならないように「細線」、「太線」、「極太線」の3種類程度は必要です。
Windowsで環境設定したシステムプリンタは、AutoCADで作図した図面のすべてを印刷することができます。
■AutoCADの既定は[色従属印刷スタイルテーブル](拡張子:.ctb)です。
●他に[名前の付いた印刷スタイルテーブル](拡張子:.stb)があります。
■[色従属印刷スタイルテーブル](拡張子:.ctb)
●色を使用してオブジェクトの特性を定めます。
●色は、AutoCADカラーインデックス(ACI)の各色に1つずつ対応し、
255個の印刷スタイルを作成することができます。
●色に線の太さを対応させて、使用することができます。
●印刷スタイルの集合が、印刷スタイルテーブルです。
■印刷スタイルを、修正または変更することができます。
●印刷スタイルの設定数が多い場合は「フォーム表示」タブ
●印刷スタイルの設定数が少ない場合は「テーブル表示」タブ を使用すると便利です。
■線の太さは、印刷スタイル毎に設定します。
印刷スタイルエディタダイアログボックス
色」に必要なプロパティを設定します。
例えば、色1 ⇒色:オブジェクトの色 線の太さ:0.4mm……
設定後[保存して閉じる]ボタンをクリックし、[完了]をクリックして終了です。
印刷ダイアログボックス
必要な項目で設定します。
CAD初級 講座 終わります。
「CAD作図の補助作業ができる」を主目的とした説明でした。
作成コマンドと修正コマンドについて、
近日中に続編として詳しく解説いたします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。