7年ぶりとなった関西地区での集会は、神戸、大阪、京都、名古屋から10名のご参加を得て、和やかで懐かしい、そしておいしい集いになりました。 午前11時、まず主催者からこれまでへの感謝と、3.11以降たくさんの励ましや多大な義援金を頂いたことへのお礼を申し上げました。続いて「全有連のこの一年」と題し、最新の映像を使って生産者の活動や山形山の農業、そして3.11を乗り越えて復興に向かう被災地の生産 . . . 本文を読む
武田さんには「会員さんも喜んでくれているし、まだまだ全国に求める人がいる、大変だけどやりがいがあるよね」と話をしています。それは、先人たちの知恵によって生まれた食糧の保存技術であり、冬にも食糧に困らない現代では、雪国ならではの「おいしいものづくり」です。雪の中で保管することで凍結を防ぎ、みずみずくとても甘くなっていく「雪室大根」。そして、その大根を戸外で凍結させて乾かす「凍み大根」を今もなお作り . . . 本文を読む
先週は関東でも大雪。雪はこりごりだと思いますが恩恵も。「このキャベツは春キャベツと違って葉肉が厚い。その分甘味が強く感じるね。ロールキャベツにしたら最高。」と河北町の高橋さん。キャベツは雪の中でじっとしているだけでなく、デンプンを糖に変え、タンパク質をアミノ酸に変えて自分の身を守っています。だから甘味と旨味のある味になります。高橋さんのところでは冬の収入をあげるために雪室野菜の作付け割合を多くし . . . 本文を読む
寒さ厳しい冬だからこそ野菜はぎゅっと甘みを増します。雪の中に埋けられた大根や白菜も勿論ですが、寒中に育つほうれん草や小松菜が一段と美味しいです。その葉物を作ってくれているのが茨城の坂下農園さん。 山形が雪に埋もれているこの時期、茨城県石岡から送られてくる野菜たちに大いに助けられています。 坂下農園さんとのお付き合いは四年前、端境の野菜を分けてもらったことからでした。北海道で有機農業の推進に力を尽 . . . 本文を読む
あの日、震度6強の地震と津波の襲来を受けた仙台市若林区の粟野さん一家、海沿いの畑で両親と収穫作業と苗植えの最中でした。大きな揺れに一度は家に戻ったものの散乱した家具の片づけに手間取る妻をみて、二人の幼児を連れ畑に戻りました。 作業を再開した直後、松林の向こうから黒い大きな波が押し寄せてくるのを見、トラックに子どもを乗せ速攻で逃げ帰りました。九死に一生を得たと、今も思い出す度、背筋が凍るそうです。 . . . 本文を読む
今年米寿を迎える小山田さん、冬のあいだも休まずにハウスで葉物を作っています。先週まで順調に出荷してきましたが、さすがにこの寒さで水菜と壬生菜が生長ストップ。「来週は申し訳ないが一週間お休みだな」と小山田さん。ハウスを見に行くと、昨年よりも寒さ対策が施されています。入口も作り直し、ハウス内にもトンネルをかけて「これがないと凍みてしまう。これ一枚でだいぶ変わる」と不織布をかけて凌いでいます。小カブを . . . 本文を読む
山形はクリスマス、正月と雪が降り積もり、周囲の一面雪化粧。晴れた日は本当に美しい。
大根や白菜の生産者はこの雪の前にせっせとある準備を。それは雪室野菜。
この雪があるからこそ、雪の中で甘くなり、しかも、保存状態も最高。
こんなブランド野菜を野菜セットに入れられる。とてもうれしいことです。
冬に降り積もった雪は、雪解け水という春の恵みにもなっています。雪はあ . . . 本文を読む
全国有機農法連絡会フォトニュース 土の声 2013年1月 第83号 より
生長点を食べたい
一年の計は元旦にあり、子供のころ父がよく言っていた。時がゆっくり流れる当時は元旦でも遅くなかったのかもしれない。今は鬼に笑われても早めに計画をたて準備する時代となり忙しい。 去年は免疫系を高める機能栄養素やポリフェノールなどがギッシリ詰まった野菜を作ってみようと畝間を広げ、紫外線 . . . 本文を読む
▼キュレーターという存在があるのを初めて知りました。カタカナ語辞典で引くと学芸員。なぁんだ。偶然つけたラジオで聴いたキュレーター林綾野さんの「モネの世界を語る」、語る声は清明にしてソフト。語るほうも聴くほうも時間を忘れてモネの世界に誘われます。
フランス印象画の巨匠モネ。モネに魅せられ彼の絵や暮らし方に肉迫していくプロセスは聴く者を魅了します。
▼林さんのモネ評は、「モネは森羅万象の一つとし . . . 本文を読む