【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

有機野菜宅配の全国有機農法連絡会の農業、イベント、生産者のレポート、直営農場の様子など

ほっこり「いも煮」とどけてきました。 1/27 日辺仮設住宅訪問

2012年01月31日 | イベント・活動
 被災した仙台市の生産者が入居している日辺仮設住宅には27棟、164世帯が入居しています。昨年末、生産者とその知人に野菜やお米、お餅などを20箱届けてきたのですが、そこで仮設住宅の暮らしや様子もわかってきて、今回は入居者全員に「いも煮」を作ってお届けしようということになりました。  ここ日辺住宅でも「炊き出し」や演芸の慰問が時折り行われていて皆さん楽しみに待っておられるようです。  仮設住宅の期限 . . . 本文を読む

雪中かんらんってご存知ですか。

2012年01月30日 | やさいの生産者
 「今年は雪がうがくて(多いから)大変よ」雪のなかをザクザクと進み、雪を取り除いて出てきたキャベツの株元を包丁で切り取る。「いつもの倍以上は時間がかかるね」と熊谷さん。  このキャベツは「雪中かんらん」と呼ばれ、雪の中で保存できるだけでなく、野菜の内部では凍らないように蓄えていたデンプンを糖に、タンパク質をアミノ酸に変えることで「甘味と旨味が増す」というまさに一石二鳥、自然と共生する農業ならでは . . . 本文を読む

より一層の連携を 東京都区職員生協 賀詞交歓会 1/20

2012年01月24日 | イベント・活動
 災害復旧が急がれ、食の安全もより一層強化しなければならない2012年の幕開け、提携先である東京都区職員生協主催の賀詞交歓会がありました。  山形から安心安全な野菜、お米などを生協組合員の方々に送り届けるようになってから二十年余、当会が設立して間もなくの頃でした。その当時、産直野菜の共同購入はあっても「有機野菜」はまだ新しい流通を模索していた時代でした。全有連が手がけたのは個人の玄関先まで無農薬や . . . 本文を読む

おいしい保存食作りがはじまりました。

2012年01月23日 | やさいの生産者
 一年のなかで一番寒い日とされる「大寒」。今年も武田さんの凍み大根作りがはじまりました。  大根を雪から掘り起こし、皮を剥き、四つ割りにしてグツグツと茹でる。そして紐を通し、軒下に吊るし、"凍みては解け"を繰り返す天然フリーズドライ製法。  雪国では春先までの貴重な保存食でしたが、今ではその役割を終えて作る人はほんのわずか。これを三世代で守り続けています。  「昔は田植えのときに欠かさずニシ . . . 本文を読む

2012年に想う 土の声2012年 1月号より

2012年01月16日 | 月刊「土の声」より
 新年おめでとうございます。昨年があまりにも不幸な年であっただけに新年を迎えても『おめでとう』と心から言えない人がたくさんいます。  天災の無情は誰もが知り、その覚悟の備えはあるものの、あれほどの大きな震災に襲われるとは多くの人の脳裏に想定されていなかった。  数千年の時間をかけて築き上げた豊かな生活の基盤が簡単に破壊され、しかも広範囲に大打撃を被ってしまった。まだ生活のために働く職場も、子ど . . . 本文を読む

土の声 コーヒーブレイク 2012年1月

2012年01月16日 | 月刊「土の声」より
▼被災地の人口が大きく減少し始めています。被災三県で6万5千人減と報じられています。東日本の沿岸部に多くの企業が集合していて、そのほとんどが壊滅的な打撃を受けました。6割とも伝えられる失業者はこの一月に失業手当が打ち切られ、再就職の道は閉ざされています。中でも自営業者には何の支援策もないままだったことも報じられました。 ▼被災した農業者も同じ立場です。宮城県仙台市、海沿いに田畑や家屋敷のあった相 . . . 本文を読む

2011年12月29日 津波被災地の仙台へ 

2012年01月16日 | 震災・農業問題
<土の声2012年01月号より> 12月29日 津波被災地の仙台へ ご支援下さった皆様ありがとうございました。 ●大津波で家が半壊、全壊した人たちは仙台市だけでも11万4千戸余。仮設住宅にも当会の生産者3世帯が身を寄せています。その一人、高橋さんに、みなさまから寄せられた義援金もお渡しし、用意してきた野菜やお米、お餅の入った20世帯分の箱を仮設住宅暮らしの方へ、と託してきました。 ●こちら . . . 本文を読む

時給500円はせつない。組合方式してみたけれど。 被災地訪問パートⅡ

2012年01月10日 | イベント・活動
 大津波で家が半壊、または全壊した人たちの仮設住宅は被害の大きかった宮城県若林区だけでも180戸、当会生産者も日辺住宅に3世帯が身を寄せています。12月29日訪ねた折りは吹きつける北風を遮断するように二重ガラスが入っていて畳敷きの茶の間は暖かくほっとしました。  高橋さん夫妻から震災当時の話やこれからの生活のことなどお聞きし用意してきた見舞金や隣組に配る野菜やお米、お餅の入った箱もお預けし次の訪問 . . . 本文を読む

小山田さんのハウスに来客

2012年01月10日 | やさいの生産者
 昨年12月25日に86才の誕生日を迎えた小山田さん。もちろん全有連最年長。元気でよく働き、よく食べ、晩酌のビールが楽しみだそうです。雪が降り始め秋から続いた長葱の出荷を終えると、ハウスの野菜へバトンタッチします。ところがこのハウスに少し困った問題が。水菜や小松菜、蕪などが植えられているのですが、ところどころに手でちぎり取ったように葉のないものがあります。「どうやらキジに入られたんじゃないかと思う . . . 本文を読む

仮設住宅、あったかでした。震災支援活動 パートⅠ

2012年01月04日 | イベント・活動
 厳寒の12月、仮設住宅で新年を迎える被災地の人たちにお米やお餅を届けようと12月29日、宮城県若林区の仮設住宅をお訪ねしました。  会員の皆様にお願いした歳末募金が予想以上に集まり、被災した当会生産者だけでなくその周辺の方たちへもお配りしようととりあえず支援BOXを20箱用意しました。この日訪ねた、日辺(にっぺ)の仮設住宅は20棟180世帯です。広い駐車場に集会所も完備され、これまで炊き出しやコ . . . 本文を読む