秋雨前線を伴った台風が東上中とのニュースを耳にしながら秋の高原野草観察会に出かけてきました。
場所はお馴染み鹿沢高原休暇村を起点とした範囲です。
車坂峠から入って浅間2000スキー場の斜面を覗いて見ます。
花期を終えたヒヨドリソウやヤナギラン、ハハコグサ、シラネセンキュウが斜面をうめる。
足下に橙色に広がっているのはネバリノギラン、赤化したヤナギランと対をなして彩を添えているよう。
歩を進めていくと、アキノキリンソウ、ウスユキソウ、オヤマノリンドウ、ハクサンフウロ・・と顔をだす。
花弁の落ちたウメバチソウの擬雄蕊が良く見られたり、ハナイカリのその後、を見て取れたりと愉しいものです。
湯の丸高峰林道をはい上がったら、池の平湿原に移動します。
ここもシーズンオフ、静かです。
ランチ後、中の道を行くも花は少な目、ノハナショウブやアヤメの株を横目に見晴らし歩道へと進みます。
静かな湿原とそれを見下ろすオヤマノボクチが印象的でした。
途中、出会った草草は、シラネニンジン、イワインチン
キオン、シラタマノキ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、ハクサンオミナエシ、ナナカマド・・・。
ここでタイムオーバー、今日の宿休暇村鹿沢高原に向ったのでした。
翌朝は宿の周辺を散策して、
菅平の奥の峰の原高原へ。
ペンション村の住民の活動もあり、草原の花畑が復活しつつあります。
キキョウ、コウゾリナ、ツリガネニンジン
マツムシソウ、ノハラアザミ、ワレモコウ、エゾリンドウ・・と多彩です。
北アルプスの峰々もうっすらと見えておりました。
最後に、菅平自然園に立ち寄って、帰路についたのでした。(9/16.17)