おでかけZIOさん

さ迷い人でも言いましょうか、さしたる当てもなく、場所を時間を彷徨っております。

弘法山古墳と平出遺跡

2016-06-16 23:14:57 | 遺跡巡り

八島湿原から浅間温泉に泊まって、さて、梅雨時の空、未だもっている。
ならばアルプス展望台で大展望を、と駆けつけるもやはりアルプスの山々は雲の中。
されば、弘法山古墳こそ狙い目と連れを半ば強引に誘ったZIOめでありました。
今では桜の名所となっているその古墳は葺石、埴輪を伴わない竪穴式石室をもつ3世紀後半の前方後方墳
その古墳の最頂部に登って見ると、眼前に北アルプスが広がり、松本市街は一望の下、如何にも科野の始祖が鎮座するに相応しい立地でありました。
 

松本市博物館で出土物を確認したかったのですが、事情により今回はパス。
次に訪ねたのが塩尻市の平出遺跡
縄文より平安時代まで何層もの時代遺跡に寄って構成されているのだとか、其の繋がりは如何なる具合だったのだろう。垂直ではないにしても全く無関係とも思えない。「しなののくに」の特異性が潜んでいないのだろうか。
 

平出遺跡博物館で出土物を見ていると、縄文土器など何所か甲斐の国の尖り石当たりの土器と似てるようにも見えてくる。
 

糸魚川構造線の走っている中継地点として興味尽きない地である。
そんな感じを抱きつつ再来訪を心に期して、帰路に着いたのでした。(6/15)