おでかけZIOさん

さ迷い人でも言いましょうか、さしたる当てもなく、場所を時間を彷徨っております。

木曽路

2018-06-06 22:40:35 | 旅行記

恵那山に行ってきました。
恵那山に行くなら観光もしたいね、が同行者の共通認識。
自宅6時発で、さて到着は何時頃になるのやら、予想はつかない。
中津川ICを出たのが10時過ぎ、まずまず順調である。
最初の訪問地はICより一番近い苗木城址にしました。
前回、岩村城址を訪れて好印象だったので、期待するものが大です。
10時半前、苗木城址に到着。沢山の人や車が行き交ってます。
ウオーキングのイベントがあるみたい。こころなし、我々も祭り気分になりウキウキしてしまいます。
この感じ、大事ですね。
資料館でパンフレットをいただき、早速順路に従い歩き出します。
直ぐ散策路横に苗木城址看板が現れ、看板通りの城址全体が望めるようになってました。
 
印象は小さな砦、本丸を持つ一万石遠山氏の城とは、驚きである。
(実際幕末まで一万石で城を持っていたのは遠山氏だけらしい)
自然石を利用した石垣は、大いに楽しませてくれます。
 
関ケ原での前哨戦1600年の入城依頼、徳川幕府滅亡まで12代続いた小藩もめずらしい。
見どころ満載といった感じ。
展望も一品、木曽川から一気に立ち上がる。交通の要所、烽火台として古代より使われていたに違いない。
そして、何よりも正面に明日登る恵那山が大きな山容を見せている。
 

大いに愉しんだところで、いよいよ木曽路の宿場に向かいましょう。
最初は落合宿、本陣に向かいます。
平成22年に追加指定をうけ、中津川市が買い取り修理、最近公開し始めたとか、静かな佇まいである。
  
その後、定番馬籠宿へ。
成程、賑わっています。その人ごみに任せましょう。

坂の宿場は家並が立体的に見えて、良い画が一杯、人気が高い理由がわかります。
(もっとも、ものには出来ないですけど)
見晴らし台まで行きつくと、そこには恵那山が鎮座してしていました。
十曲り峠までいき、落合の石畳まで足を延ばすことに。
静かで、趣のある路でした。

さて、そろそろタイムオーバー、明日は恵那山登山、月川温泉へ向かわねば。
ところがここでもう一波乱、山越えの路を選んだら神坂峠で通行止め。
あちゃ~、中津川ICに戻り高速で園原ICへ、ほんの20分程度、無事月川温泉「花桃の里」に着いたのでした。(6/3)



宮城の旅 その2

2014-06-04 14:46:32 | 旅行記

作並温泉・一の坊に泊まりました。
いい温泉でした。露天がいい感じ、温めの湯で、つい長湯になってしまいます。
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さて今日は最終日、名取市周辺が目指す。
津波の襲来で衝撃的な映像が流れた所です。
ただ、古墳や遺跡巡りをしていると、それらが海岸線、河川を前にした微高地に在ることに改めて気づかされます。近現代の埋め立て地の被害が大きいのです。そして庶民は住む地を選択できない悲しさが付きまといます。
始めに飯野坂古墳群を訪ねました。
丘陵を切り崩して作った雷神山古墳に先行する四世紀後半の前方後方墳とか。
前方後方墳5基と方墳2基が残っている。
ここも宅地建設が際まで押し寄せ、徳俵に足をかけて踏ん張っている日本全国の古墳の状況を反映しているようである。
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その地点から南東方向にこんもりした緑の場所が望めた。
そこが目指す雷神山古墳らしい。P1140271b
飯野坂古墳群とあまり変わらない かなと思いつつ行ってみると、立派な巨大古墳でした。さすが東北第一の規模を誇る前方後円墳、この主は激動の4世紀を如何に生き抜いたのであろう。一面ブタナやアカツメクサにの花に彩られた墳丘は 時間の悠久さを感じさせてくれる。暫しそこで遊んで帰路に着いたのでした。
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そうそう、帰りがけの駄賃に光源氏のモデルとも言われる実方中将のお墓に寄ってきました。陸奥国司がこんなところで(失礼)客死とは。
それはともかく、歌枕の地、少しお利口になって帰ってきました。(06/02)
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宮城の旅 その1

2014-06-04 12:27:43 | 旅行記

躑躅の咲き誇る季節、以前から気にしていた東北気仙沼・徳仙丈山に出見ようと思い立ち出かけてきました。
山のことはHPにお任せして、欲張りZIOさんの事、他にも駆け回ったのでありました。
山の帰りに仙台のビジネスホテルに宿をととおrって遺跡巡り開始です。
宿は青葉城下、早速、朝の散歩で瑞宝殿へ。
もちろん開いていませんが、外側からでも垣間見える桃山文化の派手さを、朝の陽ざしと新緑の中に感じ取ってまいりました。
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その横の瑞宝寺を訪ねたら高尾門が。
新吉原 の高尾太夫に入れあげ、廃嫡された3代藩主綱宗の生き様が残されていて何故か興奮、その後70余年まで長生きした自適ぶりに思いを馳せてしまいました。
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ここは、東北大学の懐、総合博物館を訪れるのもいいかなと思い立ち向かいます。
壮大なる地球の歴史を感じるに最適と言えるのでしょう。
私の興味を引いたのは土偶の原型とも言える石造、もう少し人間史のスペースが欲しかった。
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大崎八幡宮の国宝の拝殿を見てから古墳探しへGO!
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パンフレットから「地底の森ミュージアム」の文字に惹かれてナビを選定。
そこは3万年前の埋没林遺跡でした。
焚火の痕跡があるとか。石器人までは中々興味が広がらないのだけれど、縄文人とどこかでクロスする何かを感じ取ろうとする自分が居たりします。
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遠見塚古墳を探すのにウロウロ、周りに駐車場がないのです。
車を路肩に寄せてそそくさと見学、国指定の史跡としては問題ありです。
ただ、そんな扱いなのでしょう。単なる子供の遊び場でした。
近くの陸奥国分寺跡を訪ねて、今日はお終い。
最後は豪気にと楽しみの作並温泉に向かったのでした。(06/01)
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台風

2009-10-09 10:08:27 | 旅行記

台風18号が日本列島を串刺しして行った感があります。

退いた身としては、ただ静観するのみですが、やはり想いを馳せてしまいます。ニュースでは、新聞配達の方が倒木に突っ込み死亡とか。原付にとって、強い風は何よりの敵、ハンドル操作に体が固まる。それに雨が重なっては、視界は極端に狭まり、突然現れる障害物など避けられない。それでも日常業務をこなそうとする、それが現場の性なのであろう。そして、自分もそうしたであろうと、それが日本人の勤勉さかな、と思ってしまう。

一転、そんな想いを、台風北上の最中、深夜、東名高速を走っていたのだから、それも観光で、そんな事を想う自身が滑稽である。さすがに伊勢湾岸道路や東名の由比、あるいは牧の原付近を通過する時は緊張しました。(深夜1時過ぎ、辿りつき爆睡、眼醒めのニュースでは通行止めとか)

実は、西国札所巡りに出掛けていたのでした。そして熊野まで出掛けたので熊野三山もお参りし、ついでに本州最南端潮岬まで足を延ばしてきたのですが、そのまんま、台風上陸予定コース、いやはや、かなりインパクトの強い旅となりました。