台東区上野1丁目1番の三洋電機東京ビルの傍らに、「日本最初の喫茶店発祥の地」の標
示を見つけました。説明によると、明治21年(1888)4月13日、日本人による初めての喫茶
店が鄭永慶(ていえいけい・別名西村鶴吉)によりこの地に設立され、店名は「可否茶館」(か
ひさかん)でした。
200坪の敷地に五間と八間2階建ての木造洋館であった。コーヒーは1杯1銭5厘、牛乳入り
が2銭であり、一品料理、パン、カステラなども出していたそうです。ちなみに当時は「もりそば」
は8厘だったといいます。今はもりそば500円、コーヒーはいろいろですが「ホットコーヒー下さ
い」で大体450円かな。この辺りは昔は西黒門町といいましたね。台東区、文京区、千代田区
が入り組んだ地域です。