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金利急上昇は国のシステム脅かす、
円高「いつでも断固たる措置」=安住財務相
2012年 01月 18日 17:29
[東京 18日 ロイター] 安住淳財務相は18日午後、外国特派員協会で講演し、日本の巨額の財政赤字に関連し、金利の急上昇は国全体のシステムを脅かすものだと指摘。債務削減へ向けた行動計画を市場に示し、着実に実行することが必要との考えを示した。同時に長期化する円高には、必要なら断固たる措置を取ると表明し、過度な変動や投機的な動きがあった場合は、再度の為替介入も辞さない姿勢を強調した。
<巨額の累積債務「大きな声でする話でない」>
財務相は講演の冒頭、日本の累積債務が国と地方合わせて900兆円超となったことに「大きな声で演説するような話ではない」としながら、財政赤字の一段の増大は「日本にとっての危機」だと指摘。消費税率の引き上げを含む税制改正の必要性を説明した。消費税引き上げは政治にとって「エベレストに登るくらい大変な話だが、これを乗り越えないと次のステージに立てない」として、社会保障・税一体改革の早期成立に全力を期す考えを示した。
財務相は財政運営の留意点として、金利動向にも言及。「現段階で(日本の)国債金利は決して高いわけではない。国債の消化を含めて安定的に推移している」との認識を示したが、財政問題を抱えるイタリアで昨年、金利が急上昇して財政危機が深刻化するなどして、当時のベルルスコーニ首相が辞任に追い込まれたことに触れ「金利は急激に上昇することもあり、それは国の政治全体のシステムを脅かす」リスクを指摘。「大事なことは、中長期にわたってどういったアクションプランを持っているかを市場に対してコミットメントする、それを確実に実行に移していくことで信頼を得ていく」必要性があると訴えた。
歴史的な円高への対応策については「スイスのような、あるライン(為替水準)を決めて、恒常的に介入する方法を日本が取るのは難しい。スイスフランと円の供給量や流通量は著しく違う。円はドルやユーロに次ぐ基軸通貨のひとつとの認識に立てば、なかなかそこまではできない」との考えを示した。同時に「行き過ぎた投機的な動き対しては、断固たる措置はいつでも取る」とも述べた。
<イランへの経済制裁、急発動なら邦銀へのダメージ計り知れず>
きょうから米国と実務者協議を開始したイランへの経済制裁に関しては、邦銀に与える影響に重ねて懸念を表明。「急激に発動された場合の(邦銀の)ダメージは計り知れない。日本経済へのダメージをできるだけ小さくしながら、対応していきたい」とした。
同時に財務相はイラン制裁には、日本が貸し付けている資金が回収できなくなるなど「イランに利することもある」点も指摘。前週12日に来日したガイトナー米財務長官との会談では「ソフトランディングをしましょうということになった」として、邦銀への適用除外を視野に、今後の実務者協議を進める考えを示した。
イラン産原油の輸入削減については、これまで日本が輸入量を削減してきた経緯を説明し、米財務長官との会談で「今後もイラン原油(の輸入量)は削減されていく方向であるとの認識を述べた」とした。
<欧州債務危機、IMF通じたサポートは次の段階>
欧州の債務危機に関しては、国際通貨基金(IMF)を通じた支援は「次のステップの中で考えないといけない」と指摘。「まずファーストステップをしっかり踏む。欧州の中で重要な役割を持っている独や仏が特にそうだが、ファイアウォールをしっかり築くこと」と述べ、欧州の自助努力がまず必要との認識を繰り返した。ただ、欧州危機への対応にあたっては、今後「IMFの役割も非常に大きくなるし、IMFを通じて様々な議論が出てくる」見通しを示した。(ロイターニュース 基太村真司)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK070829620120118
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2010 01 07 剰余資本取締法 【わが郷】
アメリカ金融の剰余資本捏造のカラクリは、金融市場で高騰した株などの、金融証券を担保にした、巨大融資である。額面価格が、百億円しかない株式会社でも、株価が100倍に高騰すれば、総額はアラジンのランプの魔神の様に膨らんで、なんと1兆円となる。この1兆円が全て株式市場で現実に売り買いされているワケではなく、ごく一部がその日その日に取引されているにすぎない。堀江などは、リーマンなどの米国金融から信用の賦与を請けて、放送株を買い漁り、株価をつり上げた。フジテレビでは膨大な融資を受けて、株を買い取りかろうじて、支配権を維持したわけだが、カネの流れを見れば、政府保障の巨大融資資金がホリエモン等にながれただけである。株屋は儲けて、フジテレビには膨大な借財が重くのしかかった。そのツケを払うのは、局員であり、スポンサーであり、その一般購買者である。
株式取引と一般金融の猿芝居で、一部の当事者が巨利を貪る。これが剰余資本発生のメカニズム。これと全く同じような構図の茶番劇が、日航再建事案である。自民も民主もこの『剰余資本捏造』の泥棒の片割れ体質は、それほど差異が無いようだ。
2009 12 07 いたづらにわが身世にふる 【わが郷】
ザックリと表現すれば、97億から4千590万円を減じれば、96億5410万円が株式市場のメカニズムで生まれた価値であると謂う。実体経済に置いて、古式ゆかしいマルクス時代の資本家が得る剰余価値と比較してみれば、月とスッポン。この資本の大変身ぶりは、天文学的な脅威である。このマジックでできあがった怪物が、全世界的な連携で、実体経済に襲いかかるのである。これこそ当に、虚像イルミナティの実態であろう。レーニンは生産力と交通・通信の発達が、政治経済に及ぼす影響を語っていたが、今日のその変貌ぶりは、彼の想像できる事象を遥かに超えている。
2009 11 30 剰余資本と余剰資本 【わが郷】
今度は別の手を打って来ています。インフレがダメなら、デフレがあるさ。誠に単純な発想。今度は少し、国家経済からの泥棒には手間がかかります。政府からの泥棒は国債の発行。そして経済からの泥棒は、債権とりわけ株式の細工で行います。前にも書いたことがありますが、特定の企業の株式を高騰させて、乗っ取り劇を演じるのでした。すんなりいく場合はFRBの輪転機で刷り上げたドルを行使します。日本の放送局乗っ取りで使った手は、日本政府関連の金融機構から円の融資を巻き上げる方法を行使しました。ドルを円に変えたわけです。
昨年のリーマンショックでは、沈没駆逐艦からお宝を運び出し、タックスヘブン島へ隠しました。経理上はサブプライム破綻の損金と計上して誤魔化します。その盗んだ分以上のカネが、政府資金注入として穴埋めされました。
2009 01 13 シティバンクは何故倒産寸前に追い詰められたのか 【nnanami2】
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
本稿はその保管用記事です。
■ 2010年3月2日 人気blogランキング(政治)にエントリーしました。 => ランキングを見る
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2012 01 18 金利急上昇は国のシステム脅かす 【ロイター】