悪辣な国際金融は、もうけが出る軍産のうま味を忘れられない。
それで、金融工学で建造した船は、たかが民間船のアタックで、衝突された上部構造が壊れただけではなく、下部構造というか船体の中核構造部のキールあたりに、大穴があいてしまった。米穀の属国である韓国では、7年ほど前に 哨戒艇「天安」 が船体を真っ二つに裂けて沈没してしまった。天安の場合は「敵」の攻撃があったわけではないのに、たぶん波だとかの衝撃で壊れた。
戦艦大和はあれほどの攻撃に耐えながら善戦した。
帝国海軍の旗艦は戦争指導部の、つたない作戦故に丸腰で戦うはめになった。そして米海軍は、巧みな構造改革のナカ抜きに遭って、船体構造の竜骨の強度が骨抜きになっていた。
構造が、デタラメだった。 【わが郷】