2006.1.2.Mon.
とにかく寝る。
寝正月。
でも、そんなに寝てないかも。
なぜか顔にはクマが。。。
ザウルスパパとザウルス妹と政治について語り合いながら、
買い物へ行って、コート（？）を新調。
白くて丈の短いやつ
。
ルンルンで帰ってきた
。
そのあと、１０年以上通ったピアノ教室（親戚のおばさんの家だけど）の
新年会によばれて、出かける。
久しぶりに会う人達はみんな年をとっていた。
ってことは、私も年をとったんだなあと思った。
一人のおばさんが、（私を意識して）音楽療法について話にきてくれた。
開口一番、
「モーツァルトって、いいって実証されてるんでしょ？」
と言う。
私が聞いた話では、モーツァルトはちゃんとした実証がなされていないとのことなので、
？？？と思いながら話をきいた。
その方はヘルパーさんをしている。
その方が働きにいっている施設で、研究発表をしなくてはいけなくて、
そのために、臨床で受動的音楽療法をためしたらしい。
（モーツァルト療法についてかかれた書籍を参考にしたらしい。）
対象は、暴れたり叫んだりが激しい（たぶん統合失調症かボーダーラインか何か？？？）
方で、その方のベッドサイドで、時間を決めてモーツァルトを流した、
と言っていた。
プラス、アロマセラピーも併用したとのこと。
そうすると、暴れて大変だった方が、みるみるうちに落ち着いてきたという。
その研究を発表したら、最優秀賞をもらったとのこと。
その方は
「音楽療法の効果ってすごいね」
と言っていた。
でも、その実践は、研究のための特別な費用をもらってやっていたもので、
発表後は、お金が出ないのでやめてしまったとのこと。
そうしたら、対象の方はすぐまたもとに戻ってしまった、
と言っていた。
これをきいて、なんだかいろいろと思った。
ひとつめ。
私は物事に対してちゃんとした自分なりの判断をしているのか？？？
私は、人づてにいろいろと聞いて、モーツァルト療法なんて、、、と思い、
ほとんど書籍に手をつけてもいなかった。
でも実際には（本当にモーツァルトがよかったのかどうかはわからないけれど、）
対象者になんらかの影響があったのは事実。
（もしかしたら、いつもケアの時間が短い方が、
被験者になることで、定期的にヘルパーさんがきたりしてて、
ケアの手があつくなったからかもしれないし、、、
他にも理由は考えられて、よくわからないけれど、、、）
これをきっかけとして、
モーツァルト療法が本当に信頼できるデータを持っているのかいないのかは別として、
これまで音楽療法について専門で勉強していると言いながら、
そのことについて自分でいろいろ確かめてこようとしなかったこと、
専門的なことに関して、ほとんど何も知らない自分に気づいた。
（遅いけど。）
修了までの３ヶ月、できるだけ音楽療法について調べてみようと思った。
それから、さすがに、
実験のためだけに対象の方をふりまわすやり方は良くない、と思った。
せっかく効果があっても、
継続しなければ、効果も害にかわってしまう。
でも、通常のケアのなかでそこまで予算が出ないという現実。
、、、。
本当に必要なことにお金をかけられる世の中になったら一番いいのに。
でも、偉そうなことを言って、自分では本当にいいものがわかっているのか？？？
本当に必要なものを見極めていく目を養いたいと思った。
、、、といろいろおもったりして、
いい一日でした
。
。
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