この日、まずは私のハープの演奏から始まった。
オカロランの「シーベックシーモア」を弾いたところ、子どもたちの反応はイマイチ?
千と千尋の神隠しのテーマ「いつも何度でも」を弾いたところ、「知ってる~」との返答が。
もっと演奏を磨こうと思った。
その後、いよいよお題のミュージカル製作に入る。
まずは、野村氏と私でミュージカルをやることに。
野村氏が「二人で桃太郎をもとに即興でミュージカルをやってみます。」
というようなことを言った。
そこで、先手必勝!と先に音を出し始めたら、その後すっかりピアノで音楽を持っていかれ、悔しい。
とにかく、物語開始。
私はてっきり、二人で役を振り分けてやるものと思い、
私がおじいさん役になって、野村氏に「おばあさん、、」と話しかけると、「おばあさんじゃない、桃太郎だ。」といわれ、そのまま演奏に戻られてしまった。
こりゃ、どういうことだ???私が一人で演じるってこと???
仕方がないので、パニックしつつも、まずはおばあさん探しに出かけることに。私の演技に、なぜか子どもたちが「キャー」という。
野村氏の音楽が疾走感のある音楽にかわり、私は、それが子どもたちを巻き込む合図と勝手に勘違い。別に子どもたちを追いかけたくはなかったのだけれど、追いかけてしまった。案の定、子どもは全員逃げ出し、大騒動。そこから、全員巻き込んでの劇になった。犬役、猿役、きじ役がたくさん出てくるわ、鬼を探しに行くが、誰に聞いても、「鬼はあっち」とたらいまわしにされるわ。。。
鬼が見つからないし、なかなか次にいけない。
でも、そんななか、きびだんごが見つかった。女の子たちがきびだんご役になって、やってきたのだ。
結局、鬼は見つからず、桃太郎は見つけたきびだんごをお土産に、村へ帰ったとさ、ちゃんちゃん。。。ということで終わった。
もう何がなんだか。途中で、「どうしよう。。。」と思って、一瞬真っ白になった。でも、必死だった。
というわけで、この劇にかなり時間をさいた。
その後、野村氏が、子どもたちにミュージカルを作りたいかどうか聞いた。
もともとある物語を変形させる?新しく作る?いろいろ質問するが、作りたい子もいたし、作りたくない子もいて、なかなか意見がまとまらない。
結局、みんなで新しくミュージカルを作ることに。
野村氏に、「まずはザウルスが出だしを作って」といわれて、
「あるところに、顔が大きい男の子がいました。」
というと、子どもが「顔が100メートルで、体が1ミリ!」と言う。
「それからどうしたの?」と尋ねると、「かけっこでころんだ」と言う。
しかし、その後、意見がなかなかまとまらない。
とにかく、そこまでの劇をやってみることに。
そして、また私が演じることに。
野村氏のピアノが始まって、あせりながらも
「ぼーくの、かおは100メートル、ぼーくの、からだは1ミリ」
という1フレーズを歌った。
これが、このミュージカルのテーマ曲となった。
その後、みんなに意見を聞きながらすすめた。
子どもたちは、あちこちでいろんなことをしているが、入れ替わり立ち代わり、物語の続きを私に語りにくる。
いろいろ聞いていくうちに、
顔が100メートル、体が1ミリの男の子が、顔がおおきいばかりに、足元の石が見えなくて、かけっこで転んだ。男の子は悲しむ。でも、いいことを思いつく。「やせればいい!」。でも、失敗。なら、「太ればいい!(体が太れば、顔とつりあいがとれる!)」。でも失敗。
そんなあるとき、1粒食べれば願いの叶う米があるときく。でも、そうやって旅に出たもので帰ってきたものは誰一人いない。だが、冒険にでることに。
結局、米は見つかった。すっごく小さい米だった。それをたべたら、あら不思議。体が100メートル、顔が1ミリになっちゃった。
おしまい。
作っているときは、なんだかよくわからない状態だったが、きのうあんまり聞けなかった女の子からの意見も聞けて、きれいすぎるオチがついた物語ができた。
その後、男の子チームと女の子チームと分かれて、歌をつくった。
きのう、女の子チームは歌詞とリズムだけできたので、メロディーをつくることに。
女の子たちは、なかなか意見が出てこないが、丁寧に聞いていくといろいろと考えはあるようだった。
曲の希望は、
行進曲風
1フレーズごと手拍子を入れる
「みんな私の好きな物」という歌詞を入れる
など。きのう、意見を言いそびれた子の意見も取り入れて、すごく短い曲ができた。
最後に、男の子チームと女の子チームがお互いに発表。
男の子チームは過激な歌詞の歌。対照的に女の子チームはかわいい感じの歌。
チームごとにしたせいか、お互い対抗意識が芽生えて(?)、お互いの曲が受け容れられない様子。
特に、女の子は、きのうと同様、「汚い言葉が使われている」ということにこだわっていた。
その時、野村氏が「うた」について説明した。
「うたの中では、日常生活ではいえないようないろんなことが言える」といっていた。それはその通りだと思う。また、その歌が、その場で、男の子たちと野村氏が関係を築くために必要不可欠であったことは、男の子たちを見て明らかだった。野村氏は「このうた、いいうただと思うんだよね。」としきりに言っていた。なぜいい歌だと思っているのかはわからなかったけど、私は、「子どもの生の現実がそこにはあって、奔放で縛られていない。言葉がストレートで強い。形式とかメロディーのつながりの問題は考えさせない、ストレートな言葉の勢いを受け継いだ躍動感のある音楽。なにより、作った本人達がこれまでとはまったく違った態度でその歌に吸いつけられている。」という点で、いいうただと思った。女の子たちもまだ納得はできないものの、「そういう考えもあるのか~」って感じ。
自分の思いを丁寧に伝えるって大事だなあと思った。
そんなこんなでワークショップ終了。
反省点いっぱい。最終日、頑張る。
オカロランの「シーベックシーモア」を弾いたところ、子どもたちの反応はイマイチ?
千と千尋の神隠しのテーマ「いつも何度でも」を弾いたところ、「知ってる~」との返答が。
もっと演奏を磨こうと思った。
その後、いよいよお題のミュージカル製作に入る。
まずは、野村氏と私でミュージカルをやることに。
野村氏が「二人で桃太郎をもとに即興でミュージカルをやってみます。」
というようなことを言った。
そこで、先手必勝!と先に音を出し始めたら、その後すっかりピアノで音楽を持っていかれ、悔しい。
とにかく、物語開始。
私はてっきり、二人で役を振り分けてやるものと思い、
私がおじいさん役になって、野村氏に「おばあさん、、」と話しかけると、「おばあさんじゃない、桃太郎だ。」といわれ、そのまま演奏に戻られてしまった。
こりゃ、どういうことだ???私が一人で演じるってこと???
仕方がないので、パニックしつつも、まずはおばあさん探しに出かけることに。私の演技に、なぜか子どもたちが「キャー」という。
野村氏の音楽が疾走感のある音楽にかわり、私は、それが子どもたちを巻き込む合図と勝手に勘違い。別に子どもたちを追いかけたくはなかったのだけれど、追いかけてしまった。案の定、子どもは全員逃げ出し、大騒動。そこから、全員巻き込んでの劇になった。犬役、猿役、きじ役がたくさん出てくるわ、鬼を探しに行くが、誰に聞いても、「鬼はあっち」とたらいまわしにされるわ。。。
鬼が見つからないし、なかなか次にいけない。
でも、そんななか、きびだんごが見つかった。女の子たちがきびだんご役になって、やってきたのだ。
結局、鬼は見つからず、桃太郎は見つけたきびだんごをお土産に、村へ帰ったとさ、ちゃんちゃん。。。ということで終わった。
もう何がなんだか。途中で、「どうしよう。。。」と思って、一瞬真っ白になった。でも、必死だった。
というわけで、この劇にかなり時間をさいた。
その後、野村氏が、子どもたちにミュージカルを作りたいかどうか聞いた。
もともとある物語を変形させる?新しく作る?いろいろ質問するが、作りたい子もいたし、作りたくない子もいて、なかなか意見がまとまらない。
結局、みんなで新しくミュージカルを作ることに。
野村氏に、「まずはザウルスが出だしを作って」といわれて、
「あるところに、顔が大きい男の子がいました。」
というと、子どもが「顔が100メートルで、体が1ミリ!」と言う。
「それからどうしたの?」と尋ねると、「かけっこでころんだ」と言う。
しかし、その後、意見がなかなかまとまらない。
とにかく、そこまでの劇をやってみることに。
そして、また私が演じることに。
野村氏のピアノが始まって、あせりながらも
「ぼーくの、かおは100メートル、ぼーくの、からだは1ミリ」
という1フレーズを歌った。
これが、このミュージカルのテーマ曲となった。
その後、みんなに意見を聞きながらすすめた。
子どもたちは、あちこちでいろんなことをしているが、入れ替わり立ち代わり、物語の続きを私に語りにくる。
いろいろ聞いていくうちに、
顔が100メートル、体が1ミリの男の子が、顔がおおきいばかりに、足元の石が見えなくて、かけっこで転んだ。男の子は悲しむ。でも、いいことを思いつく。「やせればいい!」。でも、失敗。なら、「太ればいい!(体が太れば、顔とつりあいがとれる!)」。でも失敗。
そんなあるとき、1粒食べれば願いの叶う米があるときく。でも、そうやって旅に出たもので帰ってきたものは誰一人いない。だが、冒険にでることに。
結局、米は見つかった。すっごく小さい米だった。それをたべたら、あら不思議。体が100メートル、顔が1ミリになっちゃった。
おしまい。
作っているときは、なんだかよくわからない状態だったが、きのうあんまり聞けなかった女の子からの意見も聞けて、きれいすぎるオチがついた物語ができた。
その後、男の子チームと女の子チームと分かれて、歌をつくった。
きのう、女の子チームは歌詞とリズムだけできたので、メロディーをつくることに。
女の子たちは、なかなか意見が出てこないが、丁寧に聞いていくといろいろと考えはあるようだった。
曲の希望は、
行進曲風
1フレーズごと手拍子を入れる
「みんな私の好きな物」という歌詞を入れる
など。きのう、意見を言いそびれた子の意見も取り入れて、すごく短い曲ができた。
最後に、男の子チームと女の子チームがお互いに発表。
男の子チームは過激な歌詞の歌。対照的に女の子チームはかわいい感じの歌。
チームごとにしたせいか、お互い対抗意識が芽生えて(?)、お互いの曲が受け容れられない様子。
特に、女の子は、きのうと同様、「汚い言葉が使われている」ということにこだわっていた。
その時、野村氏が「うた」について説明した。
「うたの中では、日常生活ではいえないようないろんなことが言える」といっていた。それはその通りだと思う。また、その歌が、その場で、男の子たちと野村氏が関係を築くために必要不可欠であったことは、男の子たちを見て明らかだった。野村氏は「このうた、いいうただと思うんだよね。」としきりに言っていた。なぜいい歌だと思っているのかはわからなかったけど、私は、「子どもの生の現実がそこにはあって、奔放で縛られていない。言葉がストレートで強い。形式とかメロディーのつながりの問題は考えさせない、ストレートな言葉の勢いを受け継いだ躍動感のある音楽。なにより、作った本人達がこれまでとはまったく違った態度でその歌に吸いつけられている。」という点で、いいうただと思った。女の子たちもまだ納得はできないものの、「そういう考えもあるのか~」って感じ。
自分の思いを丁寧に伝えるって大事だなあと思った。
そんなこんなでワークショップ終了。
反省点いっぱい。最終日、頑張る。