音のパレット

2009年11月4年半にわたるウィーンでの留学生活を終え、日本に完全帰国。
体を壊した長いブランクを経て、始動、です。

Il barbiere di Siviglia セビリアの理髪師

2006-12-29 | Oper オペラ
今日は待ちに待ったセビリア!
ルイージ指揮&ガランチャがロジーナ、エレードがフィガロという私にとっては超のつく魅力的な配役!ということで、今期の上演予定が発表されてからずっと楽しみにしていました。
Dirigent Fabio Luisi
Graf Almaviva Antonino Siragusa
Bartolo, Doktor der Medizin Alfred Sramek
Rosina, dessen reiches M・del Elina Garanca
Figaro, Barbier Adrian Er・
Basilio, Rosinas Musiklehrer Janusz Monarcha

感想は・・・。
まずルイージの音楽。物凄いイキの良い序曲これからどんなドタバタ劇が繰り広げられるのかを容易に想像させてくれ、本当にオペラの『導入』というものにピッタリな音楽作りという印象。
最初から早くも『今日の公演は期待できるかも♪』とドキドキ(笑)
さてさてお目当て、フィガロ役のエレード。
今日もとても安定した歌声と演技で楽しませてくれました。
エレードのフィガロを聴くのはこれで4回目ですが、毎回ちょっとずつ表情や演技に小技を加え(笑)大いに笑わせてくれました。
ロジーナ役のガランチャ、前回、フィガロの結婚では見事なケルビーノを披露してくれましたが、今日も良かったただ、曲のせいか、ちょっと歌いにくそう?と感じるところがあり、音域の問題なのか、ケルビーノの方がのびのびと歌っていた気がします。

今日は歌手にとても恵まれた公演で、どの役者も、その役にピッタリはまったコミカルかつステキな演技と歌唱でとても素晴らしかった!いやいや、笑いました!
そして何より、ルイージの音楽!あんなにステキなセビリアの音楽を聴いたのは初めてです!以前のトスカの時も感じましたが、ルイージのイタリアもの、かなり良いですね!今度から要チェックです!

しかしやはりこのオペラ、面白い!来年2日にもある同キャストでの上演も見に来たいな・・・なんて(笑)

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Warum Heute??何で今日??

2006-12-29 | Notizbuch 雑記帳
前々からちょこっと書いて来ましたが、とうとう本日お引越し致します。

ウィーンに来てお引越しは初めて!しかも出来るだけ自分で・・・ということで、業者にお願いしたのはピアノの運搬だけ。
あとは車を持っている知人と友達が助けてくれることになっています。

ただ今、真夜中の2時を回ったところ、荷造りが全く終わらず、悲鳴をあげながら荷物をダンボールに詰め込んでいる真最中

・・・そしてたった今、信じられない物音が外から響いて来たんです・・・。

真夜中の2時にゴゴゴゴゴゴ・・・ガガガ・・・ゴゴゴ・・・という轟音が・・・。

この音が何を意味するかお分かりでしょうか??

・・・そう、除雪車の雪をかく音!!

なんと!ただいまウィーン降雪中なんです

11月の初雪以来、冬らしい冷え込みはおろか、マイナスにも到達しなかったほどの暖冬だったのに、まさに昨日からマイナスに突入!

恐る恐る『まさか・・・』とぶつぶつ独り言を言いながら窓を開けてみると・・・。

あろうことか、降っているだけではなく、12月に入って初めて雪が積もっています・・・。

なぜ今日・・・そんなタイトルも付けたくなる気分、わかっていただけるでしょうか・・・。

積雪の中、寒さでかじかむ手でのピアノや大荷物の運搬・・・。

しかも引越しの日と重なって夜にはオペラにも行く予定(まさかこんなに早く引っ越すと夢にも思わなかったので。しかもこんな年末も年末に 汗)

どうか雪がこれ以上積もらず、ちゃんと無事引っ越せますよ~に・・・。

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Nachricht.お知らせ。

2006-12-26 | Notizbuch 雑記帳
クリスマス前一週間に貯めてしまったエントリを更新しましたので読んでいただけると嬉しいです。

今年はまた色々と思い出深いクリスマス週間を過ごすことができ、まだまだ書ききれないことがたくさんありますが、それはまたおいおい書き足していこうと思っています。

こちらのクリスマスは、だいたいどこの家庭も家族と過ごすのが一般的で、どこへ行っても家族連れが多く、私の実家はかなり家族仲が良いため、2年連続で家族から離れての年越しに際し、寂しくないといえば嘘になります。
しかし、幸いにもウィーンでたくさんの友達を得て、こういう時期を共に過ごしてくれる仲間がいることの幸せをかみ締めつつ先週のエントリを書きました。
幸か不幸か(笑)食指の動くコンサートも無かったため、今年は昨年に増してじっくりとウィーンのクリスマスを味わうことが出来ました。

他愛もないことですが、シェーンブルンのクリスマスマルクトでプンシュを飲んだ際、昨年と絵柄が異なるカップに注がれたプンシュを飲みながら思ったこと。

『この瞬間を大事にしたい』

今、この瞬間は2度と来ないし、来年、同じカップでプンシュを飲むことは決して無いんだ・・・そう思うと、まだ目に焼きついて残っている電飾やツリーの美しさも更に鮮やかに輝いて目に映りました。

その日、その瞬間を大事にウィーンの生活を送りたい。そんな気にさせてくれたクリスマス週間。幸せなひとときでした。

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Umzog!引越し!

2006-12-25 | Notizbuch 雑記帳
日本ではクリスマスは今日でおしまいですよね。
こちらウィーンでは明日までクリスマス休暇です。

ここのところ、かなりブログの更新が途絶えて失礼しています。

『どうしたの~?』とのお言葉を頂いたりしてご心配かけてしまっていますがちゃんと生きています

実は急に、今月末に今の家を引き払ってお引越しをすることになったのでかなりばたばたしています
まず新居の契約に際して話し合うため数回新居まで訪れたり、ピアノを運搬してくれる会社を捜して電話をかけたり、今の家の大家さんと解約についての話をしなきゃいけなかったり、どんどん荷造りをしなきゃいけなかったり・・・。

その中にもかかわらず、ちゃんとウィーンのクリスマスを味わうべく、色々と飛びまわっていたおかげで更新する時間がなかなか・・・。

市庁舎、シェーンブルン、カールス教会、マリア・テレジア広場などなどクリスマス市にも度々足を運び季節限定の味に舌鼓をうち、各地美しいイルミネーションを見に飛び回り、ウィーンやドイツ特有の伝統的なクリスマスクッキーを習ったり、パーティーで友人と七面鳥を焼いたり・・・盛りだくさんのクリスマス週間を過ごしました
これらのことは時間を見つけて随時更新しようと思っていますのでお待ちください♪

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Einkauf im Naschmarkt.ナッシュマルクトで買出し

2006-12-24 | Notiz der Wienウィーン雑記
クリスマスイブを前日に控えた23日。
24日に行うクリスマスパーティーのためにナッシュマルクトに買出しに出かけてきました。
クリスマス直前ということと、24から3日間、ウィーンのほとんどのお店が開かないためか、どのお店も人・人・人!
もともと混んでいるところですが、この日は活気も違いました

ところで、この日歩いていてぎょっとしたのが鶏肉屋さん・・・。
どこもかしこもクリスマス用の丸鳥を売っているんですが、なんと・・・なんと・・・首つきなんです・・・。
まさにとりから足のつま先と首先だけを落とした状態!
日本では丸鳥自体は目にしたことがあるものの、さすがにくねった首までついているものを目にしたことは無いため、軽いショックを受けました

前回、ここに来たときは豚の頭にショックを受けましたが、今回のトリの首にもまたショック・・・。

『生き物を殺めて食している』という事実を突きつけられた瞬間でした。

こんなことでショックを受けちゃ申し訳ない!と気合を入れなおし買い物を続行しましたが、次回からとりを食べる心持ちは確実に変わると思われます・・・。

さてさて話は変わりますが、ここナッシュマルクト、本当に色々なものが手に入ります。
この日はしいたけ、さつまいも、くり、はくさい、かぼちゃ、ごぼう、とうふ、ねぎ、などなど日本でおなじみの品々を数ある八百屋さんのいたるところで発見しました。
他にも新鮮な野菜や果物がところ狭しと並べられ、威勢のいい掛け声の飛び交う中にいると、昔懐かしい、今はほとんど見られない八百屋さんの掛け声を思い出します(笑)このナッシュマルクト、イメージするなら上野のアメ横!というと思い描き安いでしょうか。
ウィーンでもっとも多国籍な雰囲気で活気ある場所だと思います。
今までの家は街中に近く、家で食べる食材のほとんどをスーパーでまかなっていましたが、やはり季節の品、そして新鮮さを求めるならナッシュマルクトはいいですね!見ていてやはり感じましたが野菜のつやや鮮度がスーパーのものとは段違い
今度の引越し先からはバスで来やすくなるので、ちょこちょこ覗こうと思います。

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クリスマスマルクト シェーンブルン宮殿&カールス教会前広場編

2006-12-23 | Notiz der Wienウィーン雑記
今日は午前中にナッシュマルクトに行き、24日にやるクリスマスパーティーの材料を買出ししたあと、またもやクリスマスマルクトに行ってきました。

まず足を運んだのはカールス教会前広場。
ここは昨年は足を運んでおらず、今年、2・3回ほどお買い物ついでに中を通りぬけましたが、じっくり眺めたのはこの日が初めて!
前日にこのマルクトに来た友達が、長蛇の列のできていた出店に行ってみたいとのリクエストを受けてそのお店目当てで行ってきました。
その代物とは・・・じゃがいもを細切りにしたものを何かつなぎのようなものでうすべったくまとめ、外はカリっと・中はもちもちにあげた食べ物。
ひとくち味見させてもらったら、とっても美味しかった☆(私にはこの日、後で行く市庁舎のマルクトで食べたいものがあったのでここは自粛)
そのあと友達にチョコソースと生クリームを添えた焼きたてワッフルをごちそうになったのですが、これまた超のつく私好みの代物
この出店、何で今だけなのかしら・・・とちょっと恨めしくもあり・・。
しかし、いつもこんなお店があったら太ったり散財したり・・・と弊害(笑)がありすぎなのでちょうどいいのかもしれませんが

このカールス教会前広場のマルクト、夏場は水の張られている真ん中の部分が、ポニーと戯れられるスペースになっていたり(小さい子供がポニーの背に乗って遊んでいました)、広場内を回る子供用の汽車があったり遊具で遊べるスペースがあったり・・・ととても子供向けに作られていて、小さい子供が楽しそうに無邪気に遊ぶ姿が印象的でした。訪れたマルクト内で一番親子連れ率も高かった気がします。

その後、ライトアップされたシェ-ンブルン宮殿をひと目拝もうと地下鉄でシェーンブルンのクリスマスマルクトへ。
門を入って目に飛び込んできたのはオレンジを基調とした建物の造りの美しさを際立たせるライトアップのシェーンブルン宮殿と真ん中にどん!と置かれた巨大クリスマスツリー!他のマルクトのように色とりどりの電飾は無く、統一された白一色の電飾が何ともいえない美しさを作り出していました。

そしてこの日は今年最後のクリスマスマルクトになるということでもう市庁舎のクリスマスマルクトの例の左奥のお店のプンシュを飲み、オーブンのじゃがいも焼きとブレッツェルを購入して今年のクリスマスマルクトめぐりは終了
昨年は2回にとどまったマルクトめぐりですが、今年は6回!しかも5箇所のマルクトに足を運び様々な美しいもの、心温まる風景、美味しい食べ物&飲み物に出会い、心行くまでウィーンのクリスマスマルクトを堪能♪
やはりこういう場に来て楽しい時間を過ごせたのは一緒してくれた友達のおかげ!私にお付き合いしてくれた友達に感謝です☆

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クリスマスマルクト マリア・テレジア広場編

2006-12-22 | Notiz der Wienウィーン雑記
この日は今年から新たに開かれるようになったマリア・テレジア広場のクリスマスマルクトを見てきました。
この『マリア・テレジア広場』があるのは自然史博物館と美術史美術館のちょうど真ん中。

実は市庁舎のクリスマスマルクトに行くたび(ちょうど市電で前を通る)に黒山の人だかりができていて『行ってみたいなぁ・・・』とひそかに思っていたのです☆

さて、実際足を踏み入れてみると、真ん中に鎮座するマリア・テレジア像の回りをぐるりと囲む形で出店が軒を連ねています。

お店で取り扱っているものはどこも大体一緒で、クリスマス用のかざりや、様々は模様の描かれたキャンドル。もみの木を使った工芸品やガラス細工のお店・・・。
店先に並ぶ品々をじっくり見てみましたが、ここでは結構ちゃんとしたものを取り扱っている気がします。ひとつひとつの工芸品の『荒さ』があまりなく、とても綺麗な絵柄が丁寧に描かれているものや、しっかりしたつくりのものが多い印象でした。

そしてもちろんプンシュやグリューワインと呼ばれる暖かいワインなどのお店も多数。
その中のひとつ、ちょうどマリア・テレジア像の右奥にあるプンシュ屋さんで『、アリア・テレジア-プンシュ』なるものを発見!
早速味見(笑)してみると、何とアルコールのきついことか!しかしオレンジ風味(?)で美味しく頂きました。
一緒にいたアルコール大好きな友達は好みの味だったようで早くも一杯で2人していい気分に♪

このマリア・テレジア広場のクリスマスマルクト、市庁舎から歩いてものの5分ということと、新設ということで、今年はずいぶん市庁舎のクリスマスマルクトからお客さんを奪ったみたいで、市庁舎の方は昨年に比べ大幅に空いている印象でした。

しかし、私個人の印象としては、やはりイルミネーションの美しさや活気などと言う点でいまいち印象に欠け、しかもまだ目玉になるものも無いのでちょっと寂しいかな、と。
しかし親しい人とじっくりゆったりプンシュを楽しむには静かでとても良いかと思います。

ちなみに、その後、市庁舎のクリスマスマルクトにも出向き、例の美味しいプンシュ、じゃがいものオーブン焼き、友達はランゴス(にんにくの汁を塗った薄い揚げパン)を食べた後、更にワインで飲みなおし、長い夜は更けて行ったのでした・・・

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Vanillenkipfel.ヴァニラキプフェル

2006-12-20 | Notiz der Wienウィーン雑記
ウィーン(というか、オーストリアやドイツ方面)のクリスマスシーズンには、各家庭、大量に保存用焼き菓子をつくりストックするという習慣があるそうです。

この日はその中の伝統的な焼き菓子のひとつ、ヴァニラキプフェルというお菓子の作り方をkikiさんに習って来ました。
その名の通りヴァニラ風味の三日月型クッキーで、型抜きクッキーではなく、ひとつひとつ丁寧に手で三日月型に整えて作ります。

『ホント簡単なのよ~。ひとつひとつ手で成型するから時間はかかるけどね!』

と言われていましたが、なるほど簡単。
見ているだけで作成過程は暗記。各材料の配合配分も暗記。
三日月型に成型する過程だけお手伝いしましたが、出来上がったお菓子は本当に美味しくて頂いてきたお土産分も次の日にはすっかり胃に収まってしまいました

この日教えていただいたレシピは、こちらの製菓レシピ本のものでしたが、その後このクッキーの制作にハマった私は色々なHPなどを検索し、3パターンほど実際に作って試してみたり
このクッキー、材料のひとつである卵を全卵で使うか、卵黄だけ使うか2通りのレシピがあり、全卵の方は仕上がりしっかり目で、卵黄のみの方は口の中でほろほろととける食感に。
実際、各家庭で『家庭の味』というのもあり、家によって材料の配合等が異なるそうですが、まず失敗無く美味しく作れるお菓子のひとつと思われます。
このクッキー、もちろんお菓子屋さんやスーパーなどでこの時期どこでも売られていて手に入れるのは簡単ですが、こんなに簡単かつおいしくできるなら自分で作っちゃいます
ウィーンに来て、ヨーロッパ伝統の味をひとつ習得!勉強しました。

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クリスマスマルクト 市庁舎編2

2006-12-19 | Notiz der Wienウィーン雑記
今年に入って2回すでに2回ほど行った市庁舎のクリスマスマルクトですが、この日はkikiさんと一緒に行って来ました。
kikiさんはもうウィーンに来て10年以上!当然クリスマスマルクトめぐりもベテランです
例の私のお気に入りの美味しいプンシュ屋さんを教えてくれたのもkikiさんのブログでした。(昨年のクリスマスはまだ実際にkikiさんとは直接知り合っておらず、この1年の時間の流れの早さと人と人が出会う不思議に思いを巡らせつつ・・・)

市庁舎に向かう途中、kikiさんが
『じゃがいも食べようと思ってお昼食べてないの』
とひとこと。
何のことかと聞いてみると市庁舎のクリスマスマルクトにはもうひとつ、『じゃがいものオーブン焼き』という美味しそうな食べ物のお店があるそう!
ということでまずじゃがいものオーブン焼きのお店に直行(笑)
行って見るとお店の中には大きな袋に入ったじゃがいもがどどんと山積みになっていて、じゃがいもが炭火で焼かれている光景が目に飛び込んできました。
その焼かれているじゃがいものまた何と巨大なこと・・・。
どういう代物かというと、本当にシンプルにオーブンで焼き上げただけのじゃがいもにナイフで一文字に切れ目を入れ、色々なソース&トッピングで食べる、というもの。
ソースはにんにくのクリームソース&コーン、にんにくのクリームソース&ハム、ベーコン&たまねぎ・・・などなど数種類のなかから選べて、そこに更に別のものをプラスすることも可能。
この日はkikiさんオススメのベーコン&たまねぎを注文。
ほくほくに焼きあがったじゃがいもに塩味の効いたベーコンとたまねぎのソテーがこれでもか!と乗っていて一人前ながらズシリと重く、何とも食べ応えが・・・
しかしこの味がなんとも美味しくて完食!とっても日本人向きのくせになる味です。(※おいも類のもそもそした食感が苦手な人には一人前はちょっときついらしいです 友達談)
このお店は、毎年一番市庁舎寄りの出店の列の、市庁舎向かって右側にちょっと歩いたところに出店されるらしいので、機会があったらぜひお試しを☆
お店の上には『Ofen Kartoffeln(オーブンじゃがいも)』の文字が書かれています。

この日はクリスマスマルクトに行く前にとっても美味しいチョコレート屋さんや、かわいい小物を取り扱うお店、特別栽培品や栄養補助食品などを取り扱うビオのお店を教えてもらったり、いつも遠回りしていた道の近道を教えてもらったり、と盛りだくさんの日でしたが、その他、悩み事相談(?笑)や、たくさんのお話をして有意義なひとときを過ごし大満足☆の一日でした。

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WP&Gergiev im Radio.ウィーンフィル&ゲルギエフのラジオ放送

2006-12-17 | Notiz der Wienウィーン雑記
今日は日曜日。
相変らず寒く、そして小雨のパラつくすっきりしないお天気でした。

何も出かける用事もなかったのでまたまたご飯を食べながらウィーンフィルの定期演奏会の生放送をラジオで堪能♪

おとといは立ち見席で聴いたのですが、さすが、ラジオ!バランスよく音を拾ってくれ、前回のコンサートでは音量的に物足りなかったブラームスのヴァイオリンコンチェルトを余すところ無く楽しみました。
ソリストのツナイダー、3回目の演奏会だけあって前回、私の聴いた一回目よりもずっと素晴らしかった
玉虫色の音色・・・というのか、なんともまろやかでつややかな、それこそウィーンフィルのヴァイオリンの音色にも遜色ない素敵な音色・・・。
そしてウィーンフィルのサポートもばっちり☆
前回も思ったのですが、どんな弱音部も、かなりオケが鳴る部分も、決してソリストを殺すことなくソロを引き立てる絶妙な音量でした。

ショスタコーヴィチの方も相変らず各楽器が冴え渡っていましたが、やはりこの曲はその場に行って生で聴くべき曲だな、と。
特に前回息を呑んで聴き入ったピアニッシモの部分や最後の消え入っていくところなどは、どうしても電波に乗った音では限界が・・・。

あと1回、明日にもあるこのプログラムでの演奏会、本当に行きたいのに行けず残念無念・・・。
しかし今年中に学校に行くのも残すところ明日と明後日を残すのみ。
しっかり頑張ってこようと思います。

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Es ist sichtlich kalt geworden...めっきり寒くなりました・・・。

2006-12-16 | Notizbuch 雑記帳
ここ数日、真冬の寒さがやっとお出ましに・・・笑
夜、外を歩くと突き刺さる寒さ昨日はマイナス4度近くまで下がったみたいで、口をきくのも(サムイ空気が口の中に入って歯が凍みるので・・・)いやになるほど・・・。

そんな季節にはやっぱり飲みたくなるお味噌汁。
もともと完全和食等の私にとって、お味噌汁は絶対に欠かせない一品。

ここはウィーンだし、メインはパンで!と決めてパンばっかり食べていましたが、最近ウィーンにある『日本屋NIPPON=MARKT』の冬のセールでお味噌をはじめ、納豆とみりんなどを購入したのをきっかけに一日1回、和食を堪能しています

ここ毎日ついつい美味しくて作ってしまうのが、かぼちゃのお味噌汁
なんと日本屋さんで冷凍の『ニッスイ 北海道産かぼちゃ』なるものを発見!
迷ったあげく、購入してみると、ほくほくの美味しいかぼちゃ!
煮ても美味しいのですが、私はかぼちゃをお味噌汁にするのが一番好きなので、わかめ・インゲンマメをたっぷり入れて、かぼちゃが煮とけるくらいにしていただくと、な~んとも幸せな気分に

こうして和食を取り入れてみると、和食って体にとてもいいんだな、と改めて感じるように。
どうしてか、というとここのところの急な冷え込みで室内にいても足先や体が冷えがちになっていたのですが、こういうときに野菜たっぷりのお味噌汁を飲むと、じんわりと体が温かくなっていくんです。
最初は『熱いものを飲んだからかな?』と思っていたのですが、ぬるいものを飲んでも同じくじんわりとあたたまる・・・。
インターネットで調べてみると、お味噌には体を温める効果があるそう。
なるほどなっとく、しばらく毎日お味噌汁を取り入れようと思っています。

ところで、ここウィーン、和食ブームも手伝ってかそろえようと思えば、日本の料理に欠かせない品はほとんど手に入ります。
もちろん日本屋さんは充実していますし、アジア食材店も数軒あり、そこでも日本のものがおいてあり、野菜などごぼうやさといも、じねんじょ、納豆、お豆腐、さつまいもなど、ほぼ日本と変わらない味だそうです(まだ試したことはありません)。

お味噌やおしょうゆは一時帰国の際にウィーンに持ち込んでいましたが、これだけ日本に戻らないと、ストックも底をつくので、こういうお店があると、とても助かります。
便利な世の中になったというか、ブームに感謝というか・・・。
こんな寒さの続く日は、ウィーンでお味噌汁が飲めるありがたさをしみじみ実感。

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WP&Gergiev.ウィーンフィル&ゲルギエフ

2006-12-15 | Konzert コンサート
今日はゲルギエフ&ウィーンフィルのコンサートでした。
今日もまた行くか行かないか迷いに迷って直前に決行(笑)
Wiener Philharmoniker
Valery Gergiev, Dirigent
Nikolaj Znaider, Violine
Johannes Brahms
Konzert für Violine und Orchester D - Dur, op. 77
Dmitrij Schostakowitsch
Symphonie Nr. 4 c - Moll, op. 43

感想は・・・。
まずブラームス。ヴァイオリニストのツナイダーは若手ヴァイオリニストで、今回ウィーンフィルと録音も行うそうです。
音色はさすが、美しかったしかしちょこっと音程が不安定になるところにドキリとしながらも、ウィーンフィルのどこまでも美しく流麗に流れる伴奏にききほれました。
個人的にはアンコールで弾いたバッハ(だと思うんですが)の無伴奏のほうが彼の音色にもマッチしていて素敵だったかなと。

今日はなんと言っても4月に見事なアンサンブル&音楽を届けてくれたゴールデンペア(私の中では勝手に 笑)のショスタコが目当て!
聴いてみてやっぱりゲルギエフ&ウィーンフィルのショスタコ、最高
この曲を全く知らずに聴いたのにもかかわらず、前回4月にこのペアで聴いたときのように全楽章通じてずっと引き込まれっぱなしでした。

低音、しかもピアニシモなのに地の底から響いてくるような低音弦。
人をおちょくっている(笑)かのように鮮やかに難しいであろうパッセージを吹いてみせる管楽器。
ちょっと気だるげな雰囲気をかもしつつ美しくつややかな音で弾くヴァイオリン・・・。
なんていうのか、ウィーンフィルの音色とアンサンブルを楽しむための書かれた曲?と思うほど、ウィーンフィルの魅力を余すところなく堪能

特に圧巻は終楽章!何て見事な掛け合いとアンサンブル
この曲、決してノリのいい曲というわけでも聴かせどころがあるわけでもない(前回の9番ほどは、の話ですが)のに一糸乱れぬ息の合い方と見事なリズムのアンサンブル!そして最後の一音までの何とも見事な緊張感・・・ため息の出る演奏でした。
観客も最後の最後の一音の響きが消えていくまで耳をすまし、その音が消えて10秒・・・もう少したったころでしょうか、客席から

『ブラヴォー!』

そして割れんばかりの拍手!いやいや、素敵でした♪

同プログラムで定期演奏会でもあと3回演奏会が組まれているのですが、残念なことに土・日、とすでに完売。月曜は例のクラス発表会があるのでムリ・・・。
日曜の定期演奏会のラジオ生放送を楽しみにしようと思います。

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Der Orion.オリオン座

2006-12-14 | Notiz der Wienウィーン雑記
先日、月曜の夜のこと。

最近12月にしてはありえない位暖かい日が続いていたのですが、この日の夜は恐ろしい冷え込みとなりました。
空気が刺さるような寒さ・・・。口をつく言葉は

『さむい・・・』

のみ(笑)マフラーに顔をうずめて下を向いて歩いていると途中、友達がひとこと

『すごい星が綺麗・・・』

見上げると空には光り輝く星・星・星・・・

寒さのせいか、空気もとても澄んでいて、ウィーンでこんなに綺麗な星空を見たのは初めてです

なかでもひときわ目立っていたのが日本の冬におなじみ、『オリオン座』。
ところ違えどその美しさと形は一緒(笑)日本にいるときはいつも冬の夜空にオリオン座を探して眺めるくせがあったので、なんとなくなつかしい気分にもなったりして・・・(笑)

そのほか、名前がわからないのですがオリオン座の左側に大きく、一定の間隔を置いて光を放つ星の美しさにも見とれ・・・
切り取って写真にして飾っておきたい夜空

なかなか晴れ間の無いウィーンの冬、こんな星空の見える日はとっても貴重!
次はいつ見られるかな・・・と思っていた矢先、昨晩も拝むことができました!

日本とウィーン、同じ空でつながっているんだなぁ、としみじみ。
また一味違ったウィーンが見えた夜でした。

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Gar keine Zeit!!!時間が全く無い!

2006-12-13 | Notizbuch 雑記帳
ここのところ、恐ろしく更新が途絶えてしまっています・・・。
一日振り返ってパソコンに向かう気力が出ないほどオツカレ状態で・・・汗。

やるべきこと、聴きたいCD、譜読みしなくてはいけない曲・・・などなどとにかく時間がいくらあっても足りません。
あっと言う間にもう夜・・・という日々。
何で一日24時間しかないのか、と嘆きたくなります・・・(ため息)
忙しいほど充実した日々を送っているというのも事実ですが、ここまで自分に余裕がなくなるのも久しぶりで(苦笑)コンサートやオペラに行く気力も体力も無い状態です。

今日も夜に、行かなくてはならない同門の子のコンサートがあったので、早起きしてそれまで色々と物事を片付ける気満々でいたのに、疲れからなのかいつの間にか気がつくと寝てしまっていて(本当にいつ寝たのか記憶が無い・・・)練習らしい練習もできず・・・。

今度の月曜にクラス発表会があり、おとといやっと弾く曲目が決まったのでじっくり練習したかったのですが、当の先生に『絶対に来ること!』と釘をさされたのでいくら練習できなかったとはいえ行かないわけには行かず、楽譜を片手に電車に乗って指だけ動かしてみたり・・・。

おまけにその後の打ち上げにも連れて行かれ帰宅したのは深夜・・・。
ただ今は体を休める時間と、ゆっくり勉強する時間が欲しい・・・。
来週、学校が冬休みに入ったら一息つけるかな、とかすかな期待を胸にあと少し頑張らなくては!

・・・その前に早寝しなくては、ですね

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W.S&Fedosejev ウィーン交響楽団&フェドセイエフ

2006-12-12 | Konzert コンサート
今日はウィーン交響楽団と、前シェフのフェドセイエフのコンサートでした。
Wiener Symphoniker, Orchester
Wiener Singakademie, Chor
Krassimira Stoyanova, Sopran
Christian Gerhaher, Bariton
Vladimir Fedosejev, Dirigent

Johannes Brahms
Ein deutsches Requiem op. 45 (1854-1868)

まず冒頭、一瞬耳を澄まさないとテンポを見失いそうになる位ゆったりと低音が鳴り響き始めます。
その後もテンポはゆっくり・・・ゆっくり、ひとフレーズひとフレーズをじっくり語り聞かせるかのように進行。
合唱が入ってもその流れは変わらず、 合唱も一言一言を大切に歌っているのがよく伝わってきました。
ゆっくりなテンポ設定のせいか、フレーズ間の呼吸の息遣いまで微細に聴こえてくる・・・笑

この合唱団はアマチュアだそうで、以前、シモーネ・ヤング&ウィーンラジオ交響楽団とのブリテン『戦争レクイエム』でも感じましたが、歌うことが好き!という人の集まりだなぁと感じさせてくれる合唱を届けてくれます。

ソリストは、ソプラノの音程の不安定なところにドキリとしたものの事故もなく、バリトンは個人的な趣味を言ってしまうと、もう少しヴィヴラートがかからない方が好きでですが安定していて素敵でした。

オケのほうですが、今日はゆっくりなテンポ設定のせいなのか、揃って入る楽器がいつもバラけてしまうところが残念だった他にいいところもたくさんあったし力強い部分など各楽器と合唱のバランスもよく素晴らしかったにもかかわらず、聴かせどころのピアニッシモのところでアンサンブルの微妙なズレが顕著に目だってしまったので余計に印象に残ってしまったのかもしれません。
先日ラトルの素晴らしいドイツレクイエムを聴いてしまったのも一因のせいか、こういった音楽のほころびに耳が行ってしまいがちに
(改めてこの曲を聴いてみて、先日のラトル&ベルリンフィルの演奏がとても素晴らしいものだったんだと再認識
しかし大好きな曲、とても楽しんで(というか、神聖な気持ちで)聴くことができました。
次に実演でこの曲に接するまでに、ドイツ語の歌詞を理解しながら聴けるようになりたいともくろみ中です♪

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