わざわざ読んでゃ 「ゆずの宿」便り

「燃える湯魂Burning hot soul」の泣き笑い奮闘記

「ふらふ」に「のぼり」

2012年05月05日 00時56分26秒 | 地域情報
 土佐の国では、男子が生まれたら端午の節句に健やかな成長を願ぅて、こいのぼりと一緒に「ふらふ」や「のぼり」と呼ばれる大旗を揚げる風習があるがぢゃ。大雑把に分けたら、高知県の東部で「ふらふ」、西部で「のぼり」みたいな感じぜよ。わかり易ぅ言うたら「ふらふ」は「大漁旗」みたいな感じで「flag(旗)」が訛ったがやないかと言われゆう。「のぼり」はご存知の通り縦長のもんです。旗状で勇壮に振れることから「ふらふ」を「よさこい」のチーム旗にしちゅうくも増えてきちょります。



 というワケで私の通勤ルートや「ゆずの宿」の近くは圧倒的に「ふらふ」が多いがです。深刻な少子化の影響で年々新しい「ふらふ」「のぼり」の注文は減っちゅうみたいで残念ながやけんど…、製造過程はこんな感じで…、一枚一枚、ひと刷毛ひと刷毛、全部手作業ぜよ。



 絵柄のモチーフは「金太郎」「桃太郎」「二宮金次郎」とか色々やけんど、基本は悲劇のヒーローの武者絵で例えば「那須与一」「源義経」「加藤清正」とか…、どぅいて言うたら、描かれた武者に「災いを肩代わりして貰ぅちゃお」とか「悲劇を乗り越えて強ぅ元気に生きや」とかの思いを込めるっちゅうことながよ。最近ぢゃと「アンパンマン」とかの注文もあるとのことやき、なかなか多様化しちゅうねや。



 長~い竿の根元は大体こんな感じで、男子の生年月日とかを書いちょります。


 
 中にゃあ名前をデカデカと染め抜いたシンプルなもんもあります。



 街中では中々厳しいがやろうけんど…、田舎は空に余裕があるきに、なかなか伸び伸びと飾られちょってえいぜよ。



 因みに「ふらふ」は月を跨いで飾らんといかんがやと。それと飾りはじめの日もえい日をえらばないかん。



 この辺りぢゃあ少数派の「のぼり」をみつけたけんど、こりゃあこれでまた格好がえい!要は何でも…、男子が元気に育ったら文句なしやと思うぜよ~

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