落花の舞
2022年05月15日 | 花
おはようがんす
花は咲くために散るのではない、ずっと咲いて居たいのに仕方無く落ちるのだ、だからその落ちた後もうつくしくいたいのだ
、、、、と私は思って居る、花たちの落下の舞を見てほしいと思う
白の躑躅が下草の上で主張している
下生えの雛菊よりもまだ鮮やかだ
名前はわからないが花は良い、今が最後の輝きだ
やがてこんなになって朽る
それでもまだ咲いていると花は思って居る
下枝に咲いているのか散っているのかわからぬ
状態で居る、取り上げてみるとやはり散っているのだ、君は未だ何時までもあきらめきれないのか
やがて落ち葉と同化して土に還る迄居たいのか
本体はまだまだかがやいている
殆んど落ちてしまっても下生えの山百合が肥料にして又光を放ってくれる・輪廻転生は植物の得意技だ
山躑躅が仕舞えば蓮樺躑躅だ、黄蓮華も咲いている。周囲の山躑躅の終章を見ながら複雑な気持ちで咲いているだろう
少し遅いだけで蓮華躑躅も仕舞をしている、落日の舞だ、終章の輝きは猶更寂しさを感じさせる
帰り際の駐車場にも「花咲爺」の心を一刺しする石楠花の落花が風に吹かれて走り回っている
わかっているよ君は未だ生きているんだ!!!
そんじゃあまたはなすべえ、、、、遊童子