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ベネッセアートサイト直島の旅 7

2012年10月25日 | 旅行記
10月8日旅の最終日は、「地中美術館」です。
この美術館に行く事も、今回の目的の一つでした。

その名の通り、「地中」にあるのです。


直島の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設されたこの美術館は、
地下でありながら自然光が降り注ぎ、一日を通して、また四季を通して
作品や空間の表情が刻々と変わります。(案内より)

館内にはクロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が
安藤忠雄設計の建物に恒久設置されています。

印象派を代表する画家、クロード・モネが手掛けた最晩年の「睡蓮」シリーズ5点を
自然光のみで鑑賞することができると案内にありました。
モネのファンとしては、とてもとても楽しみにしていたのです。

晩年の「睡蓮」シリーズを見るのは初めてのことです。
「睡蓮」初期の頃作品と、作風が少し違うと思いました。
この日はよく晴れていたので、天井から降り注ぐ光で部屋がほんわりと、
明るく浮き上がるようでした。

ジェームズ・タレル氏は、「家プロジェクト」で印象深く残っていたので、
とても楽しみな鑑賞になりました。

光そのものをアートとして提示するジェームズ・タレル氏、
ここでの作品は、本当にびっくりでした。
是非、側に立っている職員の方に説明を求めるといいと思います。
説明を聞いて、びっくりしたので。

この美術館は、混雑すると整理券が配られて入場制限されます。
この日も込み合っていて、チケットセンターでは待つ人でいっぱいでした。
でも、ベネッセに宿泊すると優先的に入場できるのです。
チェックインの時に、整理券をお願いすることができたので、本当に良かったです。

チケットセンターから、美術館までの間に、モネの池がありました。





よく整備されていて、花もよく咲いていて美しかったです。
睡蓮も咲いていたので、ちょっとびっくり。
散策しながらゆっくり坂道を登っていくと、美術館の入り口です。
でも、地下に入っていくような感じは全くしませんでした。

常に光と、コンクリートの壁と、それによる影が見えていて、
不思議な、振り返ってやはり不思議な空間で、
でもそれは孤高に冷たい感じではなく、とても穏やかな温かさに満ちている気がしました。
コンクリートの建物が、やはりとても好きなのだと実感しました。

そして、旅の最終章へ。。


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