もうだれも住んでいない家の
かたすみに
ひっそりと佇む
なつみかんの木
今年もたわわに実をまとい
その鮮やかなやまぶきいろは
鈍色の雨まじりの空のもとでも
通る人の目を奪う
そのかがやきは
空にも届くのだろう
いれかわりたちかわり
鳥たちが訪れる
そうして
鳥はおなかを満たし
なつみかんの種はあちこちにばらまかれて
大自然の法則は
だれにもやさしく
いのちをつなぐ
ほんとうの美しさは
けっしてゆるがない強さで
いつの時でも
そこに
あった
かたすみに
ひっそりと佇む
なつみかんの木
今年もたわわに実をまとい
その鮮やかなやまぶきいろは
鈍色の雨まじりの空のもとでも
通る人の目を奪う
そのかがやきは
空にも届くのだろう
いれかわりたちかわり
鳥たちが訪れる
そうして
鳥はおなかを満たし
なつみかんの種はあちこちにばらまかれて
大自然の法則は
だれにもやさしく
いのちをつなぐ
ほんとうの美しさは
けっしてゆるがない強さで
いつの時でも
そこに
あった