最近 鉄道の小説にはまってます。
・・・で お勧めの文庫をあげて
みました!
「女流阿房列車」 酒井順子著
新潮文庫 490円
内田百閒の 阿房列車 を真似て
著者が 秘境駅を訪れたり
一日24時間 鈍行列車に乗って
どこまで行けるか? に挑戦したり
結構 面白くて 乗った気になりました。
「旅屋 おかえり」 原田マハ著
集英社文庫 600円
これを読んで原田マハが好きになり
一時 原田マハの物を読み続けた記憶が
あります。
失敗ばかりの売れないタレントの丘えりか
が依頼人の代理で 秋田の角舘へ
或は愛媛県内子町へ 旅をして人々を
笑顔でつないでゆくという・・
ローカルの鉄道の魅力と
あたたかい雰囲の読後感がお勧め
大好きな1冊です。
「鉄道少年」 佐川光春著
実行之日本社文庫 620円
これはちょっとミステリー感覚の小説
謎に包まれたひとりの鉄道少年の生い立ちを
探りながら青函連絡船 中央線 東海道線
そして 私も乗った事のある相模線
相模の国一宮の寒川神社も出てきます
DD51形やキハ81.20系の客車など
鉄道の知識にも触れて 面白いです。
「ローカル線で行こう」 真保裕一著
講談社文庫 880円
真保裕一は数々の賞を受賞した強者ですから
面白くないはずがありません。
ちなみに2017年本屋大賞も取ってると思います
舞台は宮城県の赤字ローカル線もりはら鉄道を
再生しようと立ち上がる主人公たちの活躍を
描いて 事件あり 笑いあり 涙ありの
盛りだくさん! 面白くて途中で降りられなく
なる事 必至です。
「D列車で行こう」 阿川大樹著
徳間文庫 629円
著者は東京大学在学中に野田秀樹らと劇団を
立ち上げた経歴を持ち その後半導体集積回路
のエンジニアになってシリコンバレーに行ったり
している人 それを頭に入れて読むとなるほどと
思う箇所も出てきそう。 ストーリーは上記の
「ローカル線で行こう」と良く似ていて地方の
廃線が決まっている赤字のローカル線に
一方的に肩入れして なんとか再興してしまおう
というお話。 真保裕一にはちょっとかなわない
けど こちらも楽しい。
「終電の神様」 阿川大樹著
実業之日本社文庫 593円
終電に乗る人達のそれぞれの人生を浮かび
あがらせて 感動的に つないでゆく
阿川大樹は D列車で行こう よりこちらの
ほうが 好き。 帯には感動のヒューマン
ミステリーと書いてある
なかなか良いです 心温まる1冊です。
近頃 一宮に出かけるとローカル線に乗るので
ローカルの魅力にはまってます。
鉄道に乗りたいなあという気持ちを
刺激してくれる 小説たち
乗り鉄ファンのあなたに お勧めの文庫です