猫小説アンソロジー猫だまりの日々が気に入ってしまい
収録されていた作家のほかの作品を図書館で探してみました。
んで借りてみたのがこちら~。
独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、図像(イコン)。
英国で図像学(アイコノグラフィー)を学んだ千景は、
祖父の死を機に日本に戻ってきた。祖母が経営する画廊には
一風変わった仲間たちが集っており人付き合いの苦手な千景は戸惑うばかり。
そこで千景はある盗難絵画の鑑定を依頼されるが、
仲介者が昔から気の合わない幼馴染みの透磨だと知って…!?
呪いの絵をめぐるミステリー!?
(裏表紙より)
いわゆるライトノベル? 美術ミステリー面白いですっ!
ちょっと「ダ・ヴィンチ・コード」っぽいところもある。ふふふ。
主人公の此花千景は8歳で渡英し、飛び級に飛び級を重ね
18歳で大学を卒業、図像学の研究者として10年ぶりに日本に帰国。
ってことなんですけど、大卒で学士しか持ってなくても
研究者として一目置かれる存在になれるんですかねぇ?
とそっから引っかかりますが(ははは)スルーしましょうっ。
ちなみにプーは図像学(ずぞうがく)って知りませんでした。
辞書では…
キリスト教美術で、一定の表現形式のもつ神学的意味・内容を明らかにする学問。
また、広義には仏教美術なども含む美術の形式にあらわれている内容を
明らかにする学問。 イコノグラフィー。
とあります。ふむふむ。あれか、ドクロ=死、砂時計=時、みたいな。
今作に登場するのは「新しく発見されたゴヤの絵画」なので
実在する作品ではないのですが「愚者の船」を描いているとされています。
中世ヨーロッパではよく、寓意的なモチーフとして取り上げられたテーマだった。
愚者という、社会からはみ出した人々が船に乗ってどこかへ向かう。
楽園を求めて、あるいは追放されて。船上には、ぼろをまとった人、
道化の服を着た人、それとも正しく生きることを放棄した享楽にふける人、
などが描かれているものだ。(本作より)
だそうです。ヒエロニムス・ボスの作品が有名のようです。
うーむ、なかなか状況を飲みこめません。ははは。
で、図像学なんですけど…
千景の研究対象は、図像学の中でも図像術、
つまり、絵画に描き込むことで、
見る人に様々な影響を与えることができると、
かつて信じられていた特殊な図像についてだった。(本作より)
なわけです。見る者に悪影響を与える(自他に対する殺意など)ため
呪いの絵とか言われちゃうわけですな。
んで作品の中のゴヤの絵画に図像術が使われている疑いがあり
千景(図像術を認識し、それを打ち消すことができる)が借り出されると。
うんうん、面白かったですっ。
シリーズ化されているようなので続きも読みます!
収録されていた作家のほかの作品を図書館で探してみました。
んで借りてみたのがこちら~。
独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、図像(イコン)。
英国で図像学(アイコノグラフィー)を学んだ千景は、
祖父の死を機に日本に戻ってきた。祖母が経営する画廊には
一風変わった仲間たちが集っており人付き合いの苦手な千景は戸惑うばかり。
そこで千景はある盗難絵画の鑑定を依頼されるが、
仲介者が昔から気の合わない幼馴染みの透磨だと知って…!?
呪いの絵をめぐるミステリー!?
(裏表紙より)
いわゆるライトノベル? 美術ミステリー面白いですっ!
ちょっと「ダ・ヴィンチ・コード」っぽいところもある。ふふふ。
主人公の此花千景は8歳で渡英し、飛び級に飛び級を重ね
18歳で大学を卒業、図像学の研究者として10年ぶりに日本に帰国。
ってことなんですけど、大卒で学士しか持ってなくても
研究者として一目置かれる存在になれるんですかねぇ?
とそっから引っかかりますが(ははは)スルーしましょうっ。
ちなみにプーは図像学(ずぞうがく)って知りませんでした。
辞書では…
キリスト教美術で、一定の表現形式のもつ神学的意味・内容を明らかにする学問。
また、広義には仏教美術なども含む美術の形式にあらわれている内容を
明らかにする学問。 イコノグラフィー。
とあります。ふむふむ。あれか、ドクロ=死、砂時計=時、みたいな。
今作に登場するのは「新しく発見されたゴヤの絵画」なので
実在する作品ではないのですが「愚者の船」を描いているとされています。
中世ヨーロッパではよく、寓意的なモチーフとして取り上げられたテーマだった。
愚者という、社会からはみ出した人々が船に乗ってどこかへ向かう。
楽園を求めて、あるいは追放されて。船上には、ぼろをまとった人、
道化の服を着た人、それとも正しく生きることを放棄した享楽にふける人、
などが描かれているものだ。(本作より)
だそうです。ヒエロニムス・ボスの作品が有名のようです。
うーむ、なかなか状況を飲みこめません。ははは。
で、図像学なんですけど…
千景の研究対象は、図像学の中でも図像術、
つまり、絵画に描き込むことで、
見る人に様々な影響を与えることができると、
かつて信じられていた特殊な図像についてだった。(本作より)
なわけです。見る者に悪影響を与える(自他に対する殺意など)ため
呪いの絵とか言われちゃうわけですな。
んで作品の中のゴヤの絵画に図像術が使われている疑いがあり
千景(図像術を認識し、それを打ち消すことができる)が借り出されると。
うんうん、面白かったですっ。
シリーズ化されているようなので続きも読みます!