淡々の日々、オレと猫は、それなりに上手くやってると思う。が、ちょっかいが
過ぎたか、それ、セクハラだにゃー、とばかりに、つい先日、鼻を咬まれてしま
った。思わぬガブリ、痛かったにゃー（笑）。しつこい奴は嫌われる、ヒトにも、
猫にも。まして相手は一歳にならんばかり、恥じらい盛りの乙女猫である。そこ
は節度ある対応、距離感が求められるというもの。しみじみと反省したことであ
った。
さても、打って変って、話は、今期ＴＶドラマについてである。今回は大いに期
待が持てそうな予感。と言うのも、ワタクシ、現在いち推しの役者・健太郎君主
演「シグナル」待望のスタートを決めたからだ。タラレバ娘で超好印象を感じた
彼の本格主演作、いやがうえにも気持ち高ぶらざるを得ない、というものである。
ところが、正直、当初は、話の流れについていけず、いまひとつ、ノレない状況
だった。が、３話辺りから、ようやっと展開にも合点が行くようになり、物語に
も入り込め、４話に至っては、もう一人の主演とも言える過去の刑事役・北村一
輝さんの捨て身の演技には泣かされまくり、ウーウー嗚咽あげての涙腺視聴とな
ってしまった。役者陣のなりきりモード、ヒシヒシと、捜査現場の緊張感もヒリ
ヒリと伝わり、今後のストーリー展開は期待大といったところ。
そして、もうひとつのボク的目玉は、「おっさんずラブ」である。どんな作品で
も小気味よくこなすイケメン、田中圭さんを主軸に、会社の上司、同僚から慕わ
れるという、同性間の恋愛、三角関係を軽快に描いた異色の問題作（！？）であ
る。どうかするとナイーブなテーマだが、そこは吹っ切って、コミカルに、とき
にハートウオームな視点も交え、ピュアな男たちの恋模様が繰り広げられる。な
にかと疲れの取れない毎日である。そこはひとつドラマで解消ということで、軽
いノリで観られる、気持ちのデトックス効果も見込める作品と思う。
他には、文書捜査という新規課に配属された女性新米刑事（波留）が魔女と呼ば
れるお局刑事（鈴木京香）とコンビを組んで活躍する「未解決の女」、企業人材
引き抜きをテーマに、豊富なリアルネタを下地にしたと想像できる「ヘッドハン
ター」、おなじみの江口・小池コンビのドラマ仕立ての丁々発止が見ものと言え
る作品など、今期は久々、ドラマにて熱くなれそうな予感！
