お昼からいず子さんとF子さんと会議。
場所はまたファミレス。
でもこの前とは違うファミレス。
でもファミレス(汗)
いず子さんからの招集メールにランチをしながらとあった。
「ただし一番安いものを頼むこと」
そうだ、先日の会議では高いメニューを清水の舞台から飛び降りる覚悟で注文したのだから。
ファミレスに到着すると、平日なのにものすごい人だった。
一応店内を歩いて回り、まだ二人が来ていないことがわかったので、順番待ちの紙にいず子さんの名前を書いて入り口の椅子に座って待った。
ほどなくしていず子さんが来て
「なに?席が空いてないの?しかも私の名前書いてる」
と言った。
10分ほど待って席に案内されたところで、F子さんがやってきた。
「ちょっと、まず注文しよう」
すぐにメニューをめくった。
何を食べたいのかよりも値段を重視して、どれにするか三人で頭を突き合わせて話し合ったが、結局二番目に安いものにした。
「また清水の舞台から飛び降りるとするか」
飛び降りてばっかりで、いくつ命があっても足りないのだ。
「ご一緒にドリンクバーはいかがですか?」
のウェイトレスさんの声に、きっぱりと
「いりません」
と答えた。
今日の会議は、今年度開催の講座の詳しい日程決め。
これまでより講座の時間が増えたので、スケジュール帳に書き写してみるとほとんど休みがないことがわかった。
しかもそのうち2日は私が講義を担当だ。
「え~っ、この夏は私に遊ぶなというんですかっ!」
各回の内容について討議するふたりをよそ目に、私はこの予定の隙間のどこで遊ぼうかと、そちらの方に悩むのだった。
会計係も兼ねる私としては、予算のことでも悩む。
何しろ、変に細かいことを言う人がいるからだ。
どうも事務局のいず子さんと、会計の私が、うまいことやってるんじゃないかと疑っているメンバーがいるようなのだ。
会議の度に、清水の舞台から飛び跳ねているというのにとんでもない話だ。
どうしても予算に限りがあるので、申し訳ないと思いつつも、講師や通訳に払える謝礼もきちきちになってしまう。
「そういう嫌疑をかけられるのだが、どう思う?」
F子さんに尋ねたら
「私はいただいたモノには、ああそうですかと思うだけでなんとも思っていないけど。
でもあの人が報酬に対して細かいのはわかるよ」
と言った。
自分の謝礼金に対して、多いの少ないのと言ってくるのならわかるが、他の人にいくら払ったのかを教えろと言うのはプライバシーの問題じゃないか、と私は言った。
今年度の会場はちょっと遠い町だったので、車を出した人にだけ微々たる交通費を払ったのだが、それに対しても
「同乗者にも交通費を払え」
と言ってきた。
その人は車を運転しないので、いつも誰かの車に乗せてもらって来ていた。
家を出たところから拘束時間だというのだ。
言っていることはわからないでもない。
しかしお役所から貰った金額では、そんなお金まではないのだ。
「10円でも20円でもくれと言ってた」
と言ういず子さんの言葉に、私もF子さんも呆れてしまった。
「じゃあ今年から全員に家を出たところから会場までの拘束時間として交通費支給ね」
F子さんが言ったが、すぐに首を横に振った。
「だめだ、来年度の会場までわが家から車で5分だ、10円どころか何銭の単位だ」
私は言った。
「じゃあ歩いたら? 拘束時間30分ぐらいかかるんじゃない?」
「誰が10円、20円のためにダンボール箱二つも三つもかついで30分歩くんだ!」
いろいろな考えの人がいるものだと思うが、自分は何もしないでお金だけ受け取って、多いの少ないのと文句を言うのはどういうものか。
来年度は私の講義の時間が増えたことで
「雪だけ謝礼が多くなったのは、何か裏があるんじゃないか」
と思われたりするのは心外である。
いつでもスタッフの役はおりるから、その人たちにしてもらってくれと皆で憤慨したのだった。
ついつい話があっち飛び、こっち飛びするので、一応今日の議題がすべて終わった時には夕方の4時を過ぎていた。
また700円のランチで4時間。
しかも水だけ何度もお代わりして。
だから女性相手の飲食業は儲からないって…(汗)
次回からこの会議には、たろみさんが加わる。
彼女はバイタリティー溢れた人で、頭も体も回る人だからと、昨年の講座に引っ張り出し、無事講座を修了したところでわが会に入ってもらった。
どんなことにも新しい風は必要だ。
毎回毎回いつも同じメンバーでしていると慣れが生じて、進歩どころか退化する一方だ。
これまで全くの部外者だった新メンバーに、これは変だとか、あそこは間違っているとか忌憚のない意見を聞くことが大事。
口だけ達者で仕事ができない人はいらないのだ。
さてたろみさんはどんな意見を述べてくれるか、楽しみ。