昨日は友人と我が家で忘年会。
午後に到着の予定だったが、事故のため高速道路が閉鎖になったとかで、途中のICでおろされて、来たのは5時だった。
「夕食にはちょっと早い?」
と尋ねたら、ひっぱりうどんのために、朝は少なめに、昼は抜いたというので、すぐに食事会にした。
といっても私の手料理。
煮ていた黒豆、野菜の煮物、キッシュもどき、それに芋煮を作っておいた。
そしてもちろんひっぱりうどん!
納豆とサバ缶を用意した。
友人はまた運転して帰るので、飲み物はノンアルコールのビールと梅酒(ノンアルコールで梅酒というのも変)を開けた。
メニューは地味だが、量だけは用意した。
ぺちゃくちゃ話しながら食べ終えたら8時。
「もう温泉してない?」
「いや、9時まで入れるはず」
というので、凍結したツルツル道路を私の車で温泉まで行った。
さすが30日の夜は、温泉に来ている人も少なく、露天風呂はふたりだけだった。
木の枝の雪を見つつ、空にかかる月を見つつ、ゆっくりと温泉に浸かることができた。
帰り道、スーパーを見つけた友人が
「なにか果物買って行こう」
というので、途中下車。
果物の盛り合わせ…のみならず、お菓子とダイエットコーラまで買って帰宅した。
で、こたつに入って食べながら、またまた話に花を咲かせた。
「明日朝から行かなくちゃいけないとこあるんだよ~」
なんて言いながら、ふたりでコタツに足を突っ込んだままごろっと横になったのはもう日付けが変わろうかという頃。
で、何を話していたのかすら覚えていないまま…寝てしまった。
「今何時っ!?」
友人が飛び起きたのは3時半(汗)
ばたばたと友人は帰って行った。
幸い昨夜は雪が積もらず、友人が帰る頃は道路も凍っていなかったのでよかった。
というわけで、私はそれから忘年会の後片付けをしたのだった。
でも、久々にゆっくり1年を振り返ることができて楽しい時間を過ごすことができた。
午後は八幡様へ行ってきた。
我が家では昔から、初詣ではなくて大晦日にお参りに出かける。
前年のお正月に飾ったしめ飾りや破魔矢、熊手や古いお札やお守りなどを持って行くと、元旦からお焚き上げをしてくれるのだ。
それに年末に八幡さまから人形(ひとがた…人の形に切ってある紙)が届くので、それで体を撫でて息を吹きかけて持って行く。
いつも夕方に行っていたけれど、結構道が混むので、今日は早めに出かけたのだが、すでに何人かの人が来ていた。
お参りをすると、正面にお護符の豆が袋に入って置いてあるので、それをひとりひと袋いただいて帰って家で食べる。
これが我が家の大晦日の習わし。
八幡様から帰ると、やっとのんびりできる。
煩い母がいるわけでもないし、しないからと言って誰に何か言われるわけでもないのだけれど、小さい頃からそう教えられてきたので、大晦日にすることをしないと気持ちが悪いのだ。
今日は珍しくおみくじをひいてみた。
結果は“吉”だった。
『これまでの歩調で堅実に努力を積み重ねていけば平安な日々が保てます…多少の不運はあっても、大きく見ると幸福な時だといえましょう』
なるほど、多少は何かが起こるというわけだ。
『縁談は相性大吉。早めにまとめること』
おおっ!
で、早めにまとめた方がいいと言うその縁談はどこにあるのだろうか?
そこまではおみくじには書いていなかった。
今年は本当にいろいろな事があった。
3月11日の大震災。
正直、今でも私は電車に乗ると胸がドキドキして胃が痛くなる。
大きな揺れの中で、乗っていた電車が脱線するんじゃないかという恐怖を今も体が覚えているから。
あの日消えたものがたくさんあった。
私は4月に見た被災地の夕焼けを忘れない。
でもあの日私は、たくさんの人たちから優しさもいただいた。
たくさんの人たちに助けられ、支えられて、今日無事大晦日を迎えることができた。
全てのことに感謝をして、来年は私がたくさんの人たちを助けることができるような人間になりたいと思う。