朝ゆっくりと出発し、名古屋に着いたのはちょうどお昼時。移動中に調べておいた有名ひつまぶし店「まるや本店」に向かうも、長蛇の列に断念し、名鉄百貨店の同じフロアにあったこちらも有名な味噌カツの「矢場とん」に入ることにした。
店内は広々として快適だ。相方は「鉄板とんかつ」と「串かつ」、私は「ひれとんかつ」とビールを注文。待つことしばし、想像よりもかなり大きめの皿に立派なかつがデーンと乗って出てきた。「鉄板とんかつ」には、店員さんが目の前でソースをたっぶりとかけてくれる。じゅわーっという音とともに立ちのぼる蒸気で、向かい側に座っている相方の顔がほとんど見えなくなった。
ソースでひたひたになった「ひれかつ」は、思っていたよりも甘めの優しい味だった。見た目からもっと濃い味を想像していた。お肉は分厚いのにやわらかくて、なかなかの上質感がある。全体的にビールにとてもよく合うお味。糖質制限中とはいえ、ここはやはりハイボールよりビールがいい。
「串かつ」はもう少しカリカリしていて、こちらも美味しかった。ありがとう矢場とん。
さて、腹ごしらえを終えたところで、旅のメインイベント「コナン展」へ。名探偵コナンは今年で連載20周年。5月の横浜開催で予想をはるかに上回るファンが押し寄せ、7時間半待ちという地獄絵図が展開。急きょ「夏に名古屋でも開催します!」ということになったのだ。
会場はオアシス21という、ガラスの天井部?に水を張った斬新な施設。地下に特設会場が設けられていた。コナンのメインテーマが流れていて、ついにこの時が来たんだと心が熱くなる。
入口で4種類の探偵手帳から1つを選ぶように言われ、相方は新一、私はコナンを選択。
中に入ってすぐの所でスタッフにカメラやスマホを渡して、コナン・新一と一緒に写真を撮ってもらえる。これはなかなかのサービスだ。
登場人物の紹介コーナーを通り抜けると、そこは毛利探偵事務所だった!この中で謎解きのヒントを見つけて、手帳に書かれた謎を解いていく。なかなか難しい。大人が2人して知恵を合わせて解いていく。子どもには厳しいのではないか?と思ったが、優しそうな若いスタッフがちゃんとお助け役をやっていた。しかし実際、小さい子どもはあまりいなかったような。高校生~大学生くらいの女子が多かった。漏れ聞こえてくる会話から「キッド様ファン」「新一ファン」ぶりがうかがえて面白い。ちなみに私はコナンの世界観が好きなのであって、誰ファンということはない。しいて言えば・・・灰原?
カラーの複製原画コーナーや名場面集、コナンの世界を紹介するコーナーを見物しながら謎を解いていく。名場面集では、コナンが新一であることを蘭が知っていることを示唆するシーンがあってビックリ!こんなことがあったなんて知らなかった。蘭ちゃんが知ってるなんて、そんなぁ。切な過ぎるよ。
コナンに登場するトリックを再現する展示もあった。被害者にどうやって毒入りバームクーヘンを食べさせたか?というのもあったがこれはヒドイ。犯人の発想が・・・。
私が夢中になって色々見ていると、相方が叫んだ。「分かったぜ、犯人が!」(ちょっと違うけど)。自分の手帳を改めて見てみると、謎をすべて解いてしまっていた。最初からつなぎ合わせると犯人を示すヒントが。これで事件解決だ。
最後に、20周年を祝福する著名漫画家からの色紙がずらっと展示されている。残念ながら漫画に詳しくないので、分かったのはあだち充氏と高橋留美子氏だけだったが、色々なイラストやメッセージを見るのは楽しかった。映画「名探偵コナン 異次元の狙撃手」の声優たちによる巨大色紙の前では、高木刑事と元太は同じ声優さん(高木渉さん)が担当しているというウンチクを相方に披露。
事件解決のお礼状を受け取ると、そこにおまけの謎がついていた。これを解明するとあの名台詞が!これはオシャレ。すごくいい。
外に出るともう暗かった。夕食の時間にはまだ早いので、オアシス21を見物してみることに。まずは上がって見たかった屋上へ。楕円形のガラスの天井に水が流れており、照明が反射して何ともロマンチックな光景になっていた。
ひとつ下に降りると緑の庭園になっていた。繁華街の真ん中にこんなに贅沢な無料スペースがあるのに、実に閑散としている。これが東京だったらカップルや若者でごった返して、雰囲気を楽しむどころではなくなるだろう。
間近に見えるテレビ塔にも上ってみた。夜の展望台というのは混雑するものだと思っていたが、こちらも悠々と過ごすことができ、椅子やソファーも空いていた。名古屋ってなかなかいいんじゃないの?と相方と話す。
上から見たオアシス21。
さて、そこそこお腹が空いてきたので名古屋での最初のディナーへ。目指すは名古屋コーチンの「鳥銀本店」だ。
場所は栄交差点から2ブロックほど。この辺りは繁華街だと思っていたのだが、何だか薄暗い。お店もネーチャンのいるような店が多い。若者やカップルが集まるお洒落なエリアはどこなのだろう?と思っていたら、そんな中に突如「鳥銀本店」があった。
カウンター席に案内されたが、ほかの席やテーブルは客や予約で埋まっていたので、私たちが待たずに入れたのはかなりラッキーだったのかもしれない。
注文して待っている間、私たちのような一見さんにまで、おかみさんが挨拶に来てくれた。
鳥の刺身というのをあまり食べたことがなく比較できないが、相方によるとこれほど美味しい鳥刺しは東京では食べられないのではないか、とのこと。
串焼きもジューシーで柔らかい。最初ハイボールを飲んでいたが、せっかくなので2杯目はビールに。やはり、こういうものにはビールが合う。
そのほか鳥皮ポン酢などを堪能してお腹いっぱいに。
鳥銀を出て大通り(たぶん錦通)を歩いてみる。やはり、違和感を感じるほど暗い。街頭が暗いのか、お店の照明が暗いのか分からないが、それなりに栄えているのに暗い。しかし、そもそも東京の夜の明るさが異常なのかもしれない。
名古屋の夜を満喫すべくバーを探すが、なかなか見つからない。焼き鳥屋風の和風居酒屋が多い。ようやく見つけたブリティッシュバー?に入ってみた。
するとメニューの中に「最強カクテルにチャレンジ!!」などという挑戦的な文句があるではないか。
これに乗らないわけにはいかない。危険度No.2「天国への階段」(なんかコナン映画みたいだな)、そしてNo.1「ダイナマイトキッド」(これも「キッド」だと?)を難なくクリア。挑戦するものがなくなったのでホテルに戻ることにした。
翌日の白川郷行きに備えて早めに就寝。
店内は広々として快適だ。相方は「鉄板とんかつ」と「串かつ」、私は「ひれとんかつ」とビールを注文。待つことしばし、想像よりもかなり大きめの皿に立派なかつがデーンと乗って出てきた。「鉄板とんかつ」には、店員さんが目の前でソースをたっぶりとかけてくれる。じゅわーっという音とともに立ちのぼる蒸気で、向かい側に座っている相方の顔がほとんど見えなくなった。
ソースでひたひたになった「ひれかつ」は、思っていたよりも甘めの優しい味だった。見た目からもっと濃い味を想像していた。お肉は分厚いのにやわらかくて、なかなかの上質感がある。全体的にビールにとてもよく合うお味。糖質制限中とはいえ、ここはやはりハイボールよりビールがいい。
「串かつ」はもう少しカリカリしていて、こちらも美味しかった。ありがとう矢場とん。
さて、腹ごしらえを終えたところで、旅のメインイベント「コナン展」へ。名探偵コナンは今年で連載20周年。5月の横浜開催で予想をはるかに上回るファンが押し寄せ、7時間半待ちという地獄絵図が展開。急きょ「夏に名古屋でも開催します!」ということになったのだ。
会場はオアシス21という、ガラスの天井部?に水を張った斬新な施設。地下に特設会場が設けられていた。コナンのメインテーマが流れていて、ついにこの時が来たんだと心が熱くなる。
入口で4種類の探偵手帳から1つを選ぶように言われ、相方は新一、私はコナンを選択。
中に入ってすぐの所でスタッフにカメラやスマホを渡して、コナン・新一と一緒に写真を撮ってもらえる。これはなかなかのサービスだ。
登場人物の紹介コーナーを通り抜けると、そこは毛利探偵事務所だった!この中で謎解きのヒントを見つけて、手帳に書かれた謎を解いていく。なかなか難しい。大人が2人して知恵を合わせて解いていく。子どもには厳しいのではないか?と思ったが、優しそうな若いスタッフがちゃんとお助け役をやっていた。しかし実際、小さい子どもはあまりいなかったような。高校生~大学生くらいの女子が多かった。漏れ聞こえてくる会話から「キッド様ファン」「新一ファン」ぶりがうかがえて面白い。ちなみに私はコナンの世界観が好きなのであって、誰ファンということはない。しいて言えば・・・灰原?
カラーの複製原画コーナーや名場面集、コナンの世界を紹介するコーナーを見物しながら謎を解いていく。名場面集では、コナンが新一であることを蘭が知っていることを示唆するシーンがあってビックリ!こんなことがあったなんて知らなかった。蘭ちゃんが知ってるなんて、そんなぁ。切な過ぎるよ。
コナンに登場するトリックを再現する展示もあった。被害者にどうやって毒入りバームクーヘンを食べさせたか?というのもあったがこれはヒドイ。犯人の発想が・・・。
私が夢中になって色々見ていると、相方が叫んだ。「分かったぜ、犯人が!」(ちょっと違うけど)。自分の手帳を改めて見てみると、謎をすべて解いてしまっていた。最初からつなぎ合わせると犯人を示すヒントが。これで事件解決だ。
最後に、20周年を祝福する著名漫画家からの色紙がずらっと展示されている。残念ながら漫画に詳しくないので、分かったのはあだち充氏と高橋留美子氏だけだったが、色々なイラストやメッセージを見るのは楽しかった。映画「名探偵コナン 異次元の狙撃手」の声優たちによる巨大色紙の前では、高木刑事と元太は同じ声優さん(高木渉さん)が担当しているというウンチクを相方に披露。
事件解決のお礼状を受け取ると、そこにおまけの謎がついていた。これを解明するとあの名台詞が!これはオシャレ。すごくいい。
外に出るともう暗かった。夕食の時間にはまだ早いので、オアシス21を見物してみることに。まずは上がって見たかった屋上へ。楕円形のガラスの天井に水が流れており、照明が反射して何ともロマンチックな光景になっていた。
ひとつ下に降りると緑の庭園になっていた。繁華街の真ん中にこんなに贅沢な無料スペースがあるのに、実に閑散としている。これが東京だったらカップルや若者でごった返して、雰囲気を楽しむどころではなくなるだろう。
間近に見えるテレビ塔にも上ってみた。夜の展望台というのは混雑するものだと思っていたが、こちらも悠々と過ごすことができ、椅子やソファーも空いていた。名古屋ってなかなかいいんじゃないの?と相方と話す。
上から見たオアシス21。
さて、そこそこお腹が空いてきたので名古屋での最初のディナーへ。目指すは名古屋コーチンの「鳥銀本店」だ。
場所は栄交差点から2ブロックほど。この辺りは繁華街だと思っていたのだが、何だか薄暗い。お店もネーチャンのいるような店が多い。若者やカップルが集まるお洒落なエリアはどこなのだろう?と思っていたら、そんな中に突如「鳥銀本店」があった。
カウンター席に案内されたが、ほかの席やテーブルは客や予約で埋まっていたので、私たちが待たずに入れたのはかなりラッキーだったのかもしれない。
注文して待っている間、私たちのような一見さんにまで、おかみさんが挨拶に来てくれた。
鳥の刺身というのをあまり食べたことがなく比較できないが、相方によるとこれほど美味しい鳥刺しは東京では食べられないのではないか、とのこと。
串焼きもジューシーで柔らかい。最初ハイボールを飲んでいたが、せっかくなので2杯目はビールに。やはり、こういうものにはビールが合う。
そのほか鳥皮ポン酢などを堪能してお腹いっぱいに。
鳥銀を出て大通り(たぶん錦通)を歩いてみる。やはり、違和感を感じるほど暗い。街頭が暗いのか、お店の照明が暗いのか分からないが、それなりに栄えているのに暗い。しかし、そもそも東京の夜の明るさが異常なのかもしれない。
名古屋の夜を満喫すべくバーを探すが、なかなか見つからない。焼き鳥屋風の和風居酒屋が多い。ようやく見つけたブリティッシュバー?に入ってみた。
するとメニューの中に「最強カクテルにチャレンジ!!」などという挑戦的な文句があるではないか。
これに乗らないわけにはいかない。危険度No.2「天国への階段」(なんかコナン映画みたいだな)、そしてNo.1「ダイナマイトキッド」(これも「キッド」だと?)を難なくクリア。挑戦するものがなくなったのでホテルに戻ることにした。
翌日の白川郷行きに備えて早めに就寝。