鳩々日記

"After all, tomorrow is another day.(明日があるわ)" ― 『風と共に去りぬ』より

名古屋・白川郷1日目(オアシス21で念願のコナン展)

2014年08月21日 | 
朝ゆっくりと出発し、名古屋に着いたのはちょうどお昼時。移動中に調べておいた有名ひつまぶし店「まるや本店」に向かうも、長蛇の列に断念し、名鉄百貨店の同じフロアにあったこちらも有名な味噌カツの「矢場とん」に入ることにした。

店内は広々として快適だ。相方は「鉄板とんかつ」と「串かつ」、私は「ひれとんかつ」とビールを注文。待つことしばし、想像よりもかなり大きめの皿に立派なかつがデーンと乗って出てきた。「鉄板とんかつ」には、店員さんが目の前でソースをたっぶりとかけてくれる。じゅわーっという音とともに立ちのぼる蒸気で、向かい側に座っている相方の顔がほとんど見えなくなった。



ソースでひたひたになった「ひれかつ」は、思っていたよりも甘めの優しい味だった。見た目からもっと濃い味を想像していた。お肉は分厚いのにやわらかくて、なかなかの上質感がある。全体的にビールにとてもよく合うお味。糖質制限中とはいえ、ここはやはりハイボールよりビールがいい。

「串かつ」はもう少しカリカリしていて、こちらも美味しかった。ありがとう矢場とん。

さて、腹ごしらえを終えたところで、旅のメインイベント「コナン展」へ。名探偵コナンは今年で連載20周年。5月の横浜開催で予想をはるかに上回るファンが押し寄せ、7時間半待ちという地獄絵図が展開。急きょ「夏に名古屋でも開催します!」ということになったのだ。

会場はオアシス21という、ガラスの天井部?に水を張った斬新な施設。地下に特設会場が設けられていた。コナンのメインテーマが流れていて、ついにこの時が来たんだと心が熱くなる。

入口で4種類の探偵手帳から1つを選ぶように言われ、相方は新一、私はコナンを選択。

中に入ってすぐの所でスタッフにカメラやスマホを渡して、コナン・新一と一緒に写真を撮ってもらえる。これはなかなかのサービスだ。



登場人物の紹介コーナーを通り抜けると、そこは毛利探偵事務所だった!この中で謎解きのヒントを見つけて、手帳に書かれた謎を解いていく。なかなか難しい。大人が2人して知恵を合わせて解いていく。子どもには厳しいのではないか?と思ったが、優しそうな若いスタッフがちゃんとお助け役をやっていた。しかし実際、小さい子どもはあまりいなかったような。高校生~大学生くらいの女子が多かった。漏れ聞こえてくる会話から「キッド様ファン」「新一ファン」ぶりがうかがえて面白い。ちなみに私はコナンの世界観が好きなのであって、誰ファンということはない。しいて言えば・・・灰原?

カラーの複製原画コーナーや名場面集、コナンの世界を紹介するコーナーを見物しながら謎を解いていく。名場面集では、コナンが新一であることを蘭が知っていることを示唆するシーンがあってビックリ!こんなことがあったなんて知らなかった。蘭ちゃんが知ってるなんて、そんなぁ。切な過ぎるよ。

コナンに登場するトリックを再現する展示もあった。被害者にどうやって毒入りバームクーヘンを食べさせたか?というのもあったがこれはヒドイ。犯人の発想が・・・。

私が夢中になって色々見ていると、相方が叫んだ。「分かったぜ、犯人が!」(ちょっと違うけど)。自分の手帳を改めて見てみると、謎をすべて解いてしまっていた。最初からつなぎ合わせると犯人を示すヒントが。これで事件解決だ。

最後に、20周年を祝福する著名漫画家からの色紙がずらっと展示されている。残念ながら漫画に詳しくないので、分かったのはあだち充氏と高橋留美子氏だけだったが、色々なイラストやメッセージを見るのは楽しかった。映画「名探偵コナン 異次元の狙撃手」の声優たちによる巨大色紙の前では、高木刑事と元太は同じ声優さん(高木渉さん)が担当しているというウンチクを相方に披露。

事件解決のお礼状を受け取ると、そこにおまけの謎がついていた。これを解明するとあの名台詞が!これはオシャレ。すごくいい。

外に出るともう暗かった。夕食の時間にはまだ早いので、オアシス21を見物してみることに。まずは上がって見たかった屋上へ。楕円形のガラスの天井に水が流れており、照明が反射して何ともロマンチックな光景になっていた。



ひとつ下に降りると緑の庭園になっていた。繁華街の真ん中にこんなに贅沢な無料スペースがあるのに、実に閑散としている。これが東京だったらカップルや若者でごった返して、雰囲気を楽しむどころではなくなるだろう。

間近に見えるテレビ塔にも上ってみた。夜の展望台というのは混雑するものだと思っていたが、こちらも悠々と過ごすことができ、椅子やソファーも空いていた。名古屋ってなかなかいいんじゃないの?と相方と話す。


上から見たオアシス21。

さて、そこそこお腹が空いてきたので名古屋での最初のディナーへ。目指すは名古屋コーチンの「鳥銀本店」だ。

場所は栄交差点から2ブロックほど。この辺りは繁華街だと思っていたのだが、何だか薄暗い。お店もネーチャンのいるような店が多い。若者やカップルが集まるお洒落なエリアはどこなのだろう?と思っていたら、そんな中に突如「鳥銀本店」があった。

カウンター席に案内されたが、ほかの席やテーブルは客や予約で埋まっていたので、私たちが待たずに入れたのはかなりラッキーだったのかもしれない。

注文して待っている間、私たちのような一見さんにまで、おかみさんが挨拶に来てくれた。



鳥の刺身というのをあまり食べたことがなく比較できないが、相方によるとこれほど美味しい鳥刺しは東京では食べられないのではないか、とのこと。



串焼きもジューシーで柔らかい。最初ハイボールを飲んでいたが、せっかくなので2杯目はビールに。やはり、こういうものにはビールが合う。

そのほか鳥皮ポン酢などを堪能してお腹いっぱいに。

鳥銀を出て大通り(たぶん錦通)を歩いてみる。やはり、違和感を感じるほど暗い。街頭が暗いのか、お店の照明が暗いのか分からないが、それなりに栄えているのに暗い。しかし、そもそも東京の夜の明るさが異常なのかもしれない。

名古屋の夜を満喫すべくバーを探すが、なかなか見つからない。焼き鳥屋風の和風居酒屋が多い。ようやく見つけたブリティッシュバー?に入ってみた。

するとメニューの中に「最強カクテルにチャレンジ!!」などという挑戦的な文句があるではないか。



これに乗らないわけにはいかない。危険度No.2「天国への階段」(なんかコナン映画みたいだな)、そしてNo.1「ダイナマイトキッド」(これも「キッド」だと?)を難なくクリア。挑戦するものがなくなったのでホテルに戻ることにした。

翌日の白川郷行きに備えて早めに就寝。
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夏休み!

2014年08月20日 | 
今日から念願の夏休み。すべてを忘れて楽しむのだ!

まずは今朝がたフリーランスの仕事を片付け、明日からの名古屋・白川郷わくわくツアーに備えて洗濯も終えた。宿泊や主要なチケットも手配済みだ。あとは現地で何をするかだな。白川郷は見どころが大体決まっているけど、名古屋市内の観光については少し考えておかないと。とりあえず本命のコナン展を見て、金のしゃちほこを見て、あとは味噌カツ、名古屋コーチン、手羽先、ハイボール、ハイボールといったところか。個人的には噂の「あんかけスパゲティ」を食べてみたいが、パートナーとともに糖質制限中なので、これは後で相談してみよう。

名古屋スポーツセンターというところでアイススケートができるらしいので行ってみたいが、これは却下されるだろうなぁ・・・。伝統あるリンクのようだし、何より涼しい中で楽しめると思うのだが。とりあえず無難に観光ルートバスで巡りながら適当に見物しようかな。地下鉄を乗り継いで暑い中を歩いたりするより良さそうだ。2人とも日差しにはめっぽう弱い。

白川郷は山奥で涼しいのかと思いきや、普通に最高気温34度というレベルらしい。冬はよく見る写真の通り雪深いところのようだし、人が住むには結構厳しい地域なのではないだろうか?だからこそ合掌造りの家々が今でも残っているということか。とにかく暑さと日差し対策を万全にして行かなければ。日傘と日焼け止めと帽子と・・・水筒も持ってくか?!帽子、リュックに型掛け水筒という懐かしの遠足スタイルで行こうかな。パートナーには間違いなく他人のふりをされるだろうけど。

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ビアガーデン@大手町

2014年08月15日 | 
飲みに行こうと約束しつつも特に場所を決めていなかったら、大手町のサンケイビル前でビアガーデンが開かれているのを友人が見つけてくれた。

自分にとっては今年初めてのビアガーデン。夜とはいえ少し蒸し暑かったが、その中で風に吹かれながら飲むビールは美味しかった。あの解放感が好きだ。


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久しぶりの10km走

2014年08月10日 | ランニング
Facebookで「10km走りました」という誰かの投稿を見て触発され、私もそろそろやらねばと外に出た。

先日トライした時は7kmを超えた辺りで足に痛みが出て、断念してしまっていた。

最高気温は28度。35度の猛暑日が続いていたので、かなり涼しく感じる。それだけで足が軽い。いける、かも?

雨の予報が出ていたためか、いつものコースは閑散としている。案の定、4km辺りで雨が降り出した。向かい風で顔に吹き付けるので目にどんどん流れ込んでくる。今後、雨の中を走る時はサンバイザーが必要だな・・・などど考えながら5kmの折り返し地点を目指す。

途中、同じく濡れながら走っている人とすれ違った。この人にもきっと何か目指していることがあるのだろう。ちょっと嬉しい気持ちになる。

5km地点で折り返し、同じ道を戻りだす。帰りは追い風かと思ったが、自分が動いている分、顔に当たる雨の量はあまり変わらない気がした。単に雨足が強くなっていたのかもしれない。

7kmを過ぎた。疲労感は少しあるけど、痛みはない。上り坂はさすがにこたえる。いつも折り返している地点にようやく戻ってきた。あと2.5kmだ。

いつの間にか雨がやんでいた。自転車に乗った学生が追い抜きざまに振り返ってじろじろ見ている。まあ、そうだよね。一体この人は何のためにわざわざ苦しいことを、しかも雨に濡れてまでやっているのかと。それは、やってみた人にしか分からないのだ。苦しくても挑戦して、失敗してももう一度やって、達成できた時の喜びは苦しんだ人にしか分からない。

あと2km、1kmと進んで、ここで痛みが出ても走り切ってやろうと思った。ここまで来て諦めるのはさすがにつらい。それくらいは無理しても、深刻なことにはならないだろう。まだ体力が残っていたのでスパートかけようとしたが、できなかった。スパートどころか、ペースを少し上げることもできない。思ったよりも消耗していたようだ。

それでも痛みがないのは嬉しい。怪我をしない限りは、さらに距離を延ばせる。ランニングウォッチがピロピロと音を鳴らす。10kmだ。いけた!


NeoRunからのスクリーンショット。

あとは残りの道を歩きながらクールダウン。気温が低く、日差しがないのが本当にありがたかった。30度を超えるような日に走ると、5kmでも吐きそうになる。8月は無理をしない方がいいのかもしれないが、せっかく今回10km走れたので、もっと距離を延ばしたいという欲も湧いてくる。

お盆を過ぎたら少しは涼しくなりますように!
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