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気ままな読書感想文

報われないかもしれないところで、頑張れますか? #映画「ドリーム」

2017-10-27 06:22:26 | Weblog

映画「ドリーム」は、1960年代の東西冷戦のもと、米国のNASAで働いている黒人女性が主人公の物語です。有色人種が差別されている時代で、仕事ができても黒人であるということで昇進が叶わなかったり、希望する職種に就けない。そんな環境のなか、数学の天才キャサリンをはじめ、女性たちは、米国の宇宙開発計画に貢献しようと努力を続け、やがて、白人と平等に評価される道を切りひらいていきます。

実話をもとにした物語で、鑑賞後、爽やかな気持ちになれる映画です。

将棋の羽生善治さんの著書「決断力」のなかに、「才能」に触れた次のような言葉がありました。

『どの世界においても若い人たちが嫌になる気持ちは理解できる。周りの全員が同じことをやろうとしたら、努力が報われる確率が低くなってしまう。今の時代の大変なところだ。何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは大変なことであり、私はそれこそが才能だと思っている』

私自身は、「頑張れば、100%報われる」と信じているわけではなく、「少しは報われたらいいな」とか「報われないこともあるかもしれない」とか思いながら、何かに取り組んでいます。

ただ、時々は「報われないかもしれない」という思いにとらわれることがあり、
そんな時は、心が揺れますし、苦しくなります。

映画「ドリーム」の主人公たちが、報われない環境の中でも諦めず、努力を続けることができたのは、なぜか。

羽生さんの言うとおり、才能だとしたら、その才能は、「報われるかどうか」にとらわれすぎず、物事の価値を考えることができる能力かもしれません。
また、報われない局面にぶつかって苦しい時にも、明るさを失わず、上手に乗り切っていく。柔軟な生き方も備えているような気がします。

#コーチング#自分掘り起し#自己啓発
#ドリーム#NASA#映画#将棋#羽生#決断力

http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/index.html

【一流の学び方】一流の学び方ができない人のために

2017-10-11 06:32:14 | Weblog



「あれこれと頑張っているけれど、結局、私って中途半端なのでは?」

仕事、趣味、そのほかの活動、ブログやFacebookの投稿などなど、結構、いろいろとしているけれど、どれも特にずば抜けているものはないし、会社を辞めて独立して食べていけるようなものもないしと、思ったことがありました。

学習したことや、経験したことを、何か一つ、きちっとした形にしないといけない時期なのかもしれない。

そんなふうにも考えて、でも、何をどうしてよいのやら分からず、「とりあえず、参考になりそうな本でも読もう」と思って手に取ったのが『一流の学び方』(清水久三子著、東洋経済新報社)という本でした。

この本は、知識やスキルを稼ぎにつなげることをテーマにしています。
何を勉強するかを示すのではなく、
稼ぎにつなげるために、どのように勉強するか。
また、勉強したことを稼ぎにつなげるために、どう繋げていくか。
そのアプローチの方法を提案しています。

私が、この本を読んでいて、まず感じたのは、「一流の学び方」は苦手かもしれないということ。「稼ぐにつなげるための学び」という考え方が、あまり得意ではないということです。

「知りたい」「学びたい」と思って実践する学びなら、自分で方法を考えたり、実践したりできます。でも、それを「稼ぐ」ことに結び付けていく方法となると、なかなか考えが前に進まないのです。ハードルが高いように感じてしまいます。

「稼ぐ」に結び付けようとすると、「知りたい」と「稼ぎたい」という思いがどこかでねじ曲がるような気持ちがします。
無駄でも、非効率でもいいから、「知りたい」「学びたい」という欲求におぼれたいのかもしれません。

人生の時間は有限ですし、いざ、ここというビジネスチャンスが見えたら、しっかりつかむ準備も必要だと思います。
しかし、後で振り返って、「寄り道したなぁ」「時間と労力の無駄だったな」と思うような非効率な学びの経験も価値があるような気がしてならないのです。

そう思いつつ、『一流の学び方』を手に取ったりしているので、やっぱり、どこかで、時間や労力の無駄を減らし、学にを稼ぎに結び付けたいと思っているのも事実。

結局、どちらの学びが良い悪いではないですね。
ゴールとそこへ向かう方法との間にズレがないことが大切。
つまり、「稼ぐ」ための学びと、純粋な興味・関心からの「学び」の2つの学びを意識して、自分にとって、今、どちらの学びが必要なのかを整理しておくこと。
二つの学びのバランスを調整することが必要なのかもしれません。

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