「闇に香る嘘」下村敦史・著 読了しました☆

ハリ天が書店での広告を見て買ってきてくれたこの本。


読み始めると、主人公は失明していながら、娘からも見放されていて、
おまけに孫娘は透析を受けなければならないほどの病を負っているという
随分辛い境遇で。
さらに中国残留孤児のお話で、
ある意味暗くて辛くて
うーー！胸が詰まるようなー、、、

途中で止めてしまおうかと思ったくらい。

でも、この書店での広告をハリ天から見せてもらうと


相当に素晴らしく、店員さんたちがこぞってオススメ
されるとなると、うーん、展開が素晴らしいのかもしれない！
との期待も。

すると確かに途中からぐんぐん引き込まれ、
謎が解かれていくにつれ、
主人公のささくれ立った心も溶けて、
こちらの心も温かくなって。

結末は実に心地よいものとなっていました。

人間って優しいものなんだなー。

江戸川乱歩賞受賞、納得です♪





「ハリ天狗の日々奮戦」はこちら

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