柳美里の今日のできごと

小説家、劇作家の柳美里のブログ

不義理

2017年04月23日 11時03分29秒 | 日記
いま、小説を書いています。

小説を書いている間は、不義理をします。

御礼状、お手紙、メールの返信、事務連絡、全て滞っています。

小説を書き終えたら、きちんとします。

どうか、お許しください。

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唯一の息抜き

2017年04月22日 23時53分13秒 | 日記
1日1時間の散歩です。
これも、締切が立て込むと、できなくなる。

菜の花が咲き、うぐいすが囀っている、南相馬市原町区にある本陣山です。

小高に引っ越したら、新たな散歩コースを開拓しなければ。





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1日

2017年04月22日 23時13分51秒 | 日記
基本、一日中小説を書いているのだが、エッセイの締切がハードルのようにやってくるので、跳ばないといけない。

午前6時頃に目覚めると、まず布団の中でiPhoneでエッセイを書く。
iPhoneからiPadにエッセイを移して、パジャマのまま推敲する。
朝ごはんを食べて着替える。
エッセイをiPadからパソコンに移して、仕上げの音読推敲をして、編集部にメール添付で送る。
散歩をする。
正午過ぎに昼ごはんを食べ、小説。
午後は、ずっと書いている。
今も、書いている。
午前2時ぐらいまで書いている。
寝るときに、書きかけの小説を、iPadからiPhoneに移す。
なかなか寝付けないので、眠るまでiPhoneで小説の推敲をする。

こんな1日が、このところずっと続いている。

今年も、もう三分の一が終わってしまったので、かなり焦っている。

単行本のゲラを2つも抱えているしーー。

時間が、無いのが、辛い。

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夜ノ森の桜

2017年04月20日 21時28分37秒 | 日記
帰還困難区域の桜です。

あまりにも静かだから、死んでいった人たちといっしょに歩いているみたいでした。

満開の桜並木を、桜の花影を踏んでーー。



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花びら

2017年04月20日 21時22分41秒 | 日記
南相馬の桜は、昨日の強風で大方散ってしまった。

病室で東が、丈陽と一度でいいからお花見がしたい、と言っていたことを思い出す。

写真は、丈陽の手の影。

丈陽と一度もお花見も旅行もできずに、死んでしまったね。

今年も、長崎に会いに行くからね。


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命日

2017年04月20日 21時01分48秒 | 日記
今日、4月20日は東由多加の命日です。

息を引き取った午後10時51分が近づいている。

17年が過ぎ、遺影のセーターの色もすっかり褪せてしまった。
灰色に見えるけど、きれいなスミレ色のセーターだったんですよ。

東といっしょに暮らしていた頃から育てている白いシンビジウムを切って供えた。
まさか、洋蘭の方が長生きするなんて思いもしなかったーー。

柏餅と緑茶をいっしょにいただき、お線香をあげて手を合わせた。

今年は、本屋を開くよ。

芝居もやるよ。

丈陽は、受験生だよ。合格すれば、あの赤ちゃんが来年からは大学生だよ。

5月5日に長崎のお墓に行くよ。


いま、東京キッドブラザースのミュージカルナンバー「哀しみのキッチン」を聴いています。

ただ共に暮らした年月の
長さならば
隣り合わせの星に比べて
勝る愛があるだろうか

ただ共に触れ合った夜の
多さならば
海辺の砂と波に比べて
勝る愛が愛があるだろうか

ただ闇に光を結び合う
二人のように
断ち切れない絆に比べて
勝る愛があるだろうか



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夜ノ森の桜との約束

2017年04月14日 15時57分52秒 | 日記
また来年、逢いにきます。

指切りげんまん。


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夜ノ森の案内人

2017年04月14日 15時49分04秒 | 日記
毎年、帰還困難区域の桜とわたしを引き合わせてくれるのは、富岡町のホテルひさごの平山勉さん(50歳)です。

原発事故直後から、「富岡は負けん」の紙やポスターやシールを富岡町のあちこちに貼り続けているひとです。

いまや、タオルやTシャツまであります。

平山さんはいわきでお母様と共に避難生活を送っていましたが、近々ホテルに隣接しているご自宅に帰るそうです。


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夜ノ森

2017年04月14日 11時38分19秒 | 日記
今年も、富岡町夜ノ森(帰還困難区域)の桜に逢いに来ました。

花びらが落ちていない。

いま、まさに満開です。


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デートの約束みたい。

2017年04月14日 09時41分16秒 | 日記
あと、13㎞だべした。


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桜との待ち合わせ

2017年04月14日 09時30分48秒 | 日記
2011年の4月から欠かさず見て、歩いている桜並木がある。

今年も、桜に逢いに行く。

ちょっと緊張する。

満開だという噂だけど。


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こう見えても、

2017年04月14日 02時00分16秒 | 日記
トラと由紀夫くんは13歳。

人間年齢に換算すると、70歳くらいです。

いたわってやらなきゃ。



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顔と顔と顔

2017年04月14日 01時55分09秒 | 日記
ねこは寒さに弱いんです。

寒い夜は、ホットカーペットの上でくっついて眠っています。

ホットカーペットもストーブも、6月までは必要。

洋蘭の鉢を庭に出すのも、6月に入ってからだな。


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春の夜

2017年04月14日 01時36分35秒 | 日記
天気予報で、浪江の最高気温20℃、最低気温1℃と出ていた。

この地域の春は気温差が大きく、関東育ちのわたしは体がなかなかついていかない。

まだストーブをがんがん焚いてます。

寒いべした。


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校歌

2017年04月13日 10時54分30秒 | 日記
4月11日に、福島県立小高産業技術高等学校の開校式と入学式が行われた。

わたしは、校歌の作詞を担当した。
歌詞を作ればいい、と理解して引き受けた。
しかし、後日届いた依頼状には、作曲者の選定、依頼も含めて全てわたしが行うという内容だった。
納期が書かれていた。
これは、責任重大だ、と唸り声をあげた。

わたしは歌詞を書き上げ、すぐに長渕剛さんにお手紙を書いた。
長渕さんは引き受けてくださった。

二度も、丸一日かけて小高を見て歩いてくださった。
その誠実さに、心打たれた。

この半年間は、緊張の連続だった。
それは、4月11日まで途切れることがなかった。

4月11日、小高工業高校と小高商業高校の在校生たちと、小高産業技術高校の新入生たちが、校歌に息を吹き込んでくれた瞬間に立ち会えた。

そして、長渕剛さんのシークレットライブが行われた。
生徒たち、先生方、保護者の方々の喜んでいる顔、照れ臭そうな顔、泣いている顔を見たとき、あぁ、良かった、これで責任を果たすことができた、とはじめて緊張から解放された。

長渕さんは、ずっと長渕さんが中心のように見えてしまうことを気にしておられた。
でも、長渕さん、わたしは黒子です。
表に出たくないんです。
なるべくなるべく目立ちたくないんです。
だから、小説を書いているんだと思います。
あくまで物語の中の登場人物が主役で、著者は影に潜んでいられるから。

小高産業技術高校の校歌の作曲者は、長渕剛しかいなかった、と思っています。
福島県の相双地区の人々は、6年前に起きた原発事故によって逆境に立たされています。
長渕剛というひとは、逆境の中で、その逆風の方に種子をまくように、強く、美しい歌をうたいつづけています。
長渕剛しかいなかった。
10代の生徒たちから、30〜40代の保護者、70代までの来賓のみなさん、全ての世代の心を一つにできる作曲者、歌い手はーー。

長渕さん、ありがとうございます。

是非、南相馬でライブを開いて、また、小高産業技術高校の校歌をうたってください。

……あぁ、よかった。

うれしい。



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