柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

美に顔を向ける。

2016年05月27日 14時22分51秒 | 日記
我が家は、まぁ、ボロ家(築60年のトタン家)なんですが、気の持ちようで、気持ちはいくらでも変化する、とわたしは思うんですよ。

たとえば、流し。
流しの下の棚木は腐って剥がれています。

流しはいつもぴかぴかに磨いています。そして、いまの季節、鎌倉の庭から掘り返してきたモスローズが毎朝咲くので、一輪挿しに活けて、流しの周りを飾っています。

つまり、醜いものは見ない。
美しいものに顔を向けつづける。
それが、気持ちを沈ませない秘訣です。

窓の外の緑は、去年の夏、除染が終わった後に種を蒔いたクローバーとダイカンドラです。

なかなかきれいです。

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