柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

そして、辛い知らせが……

2014年11月13日 19時23分22秒 | 日記

わたしを「姉様」と呼んで慕ってくれている、福島の親友が、11月3日に癌の切除手術をしていたということを、今日、知った。

彼は、津波で亡くなった兄夫妻の3人の子どもを引き取って育てている。

上の子がようやく小学校に通いはじめたばかりで、まだみんな小さい。

ショックで、何時間もメールができなかった。

知っていたら、10日の夜、新幹線に乗らないで、福島に一泊してお見舞いに行ったのに……

さっき、電話で本人と話した。

とにかく、ランヤ本部長とふたりでわたしの墓参りをする(わたしは、散骨をしてもらうつもりですが……)という約束を守ってよ、と。

わたしより先に死んだら許さない、と。

完治しますように……


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珍念さん、大喜び!

2014年11月13日 19時09分31秒 | 日記
南相馬市鹿島区北海老の錦織春男さんと幸江さんから、「タンポポ村」のサーモンとハムとベーコンとウインナーをいただきました。

はーさん、さちえさん、ありがとうございます!

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悲しき自転車……悲しくて、写真はアップできない……

2014年11月13日 17時11分59秒 | 日記

夕方、警察から電話があって、8月18日に盗まれた息子の自転車が見つかった、と……

(防犯登録がしてあり、警察にも盗難届を出してあったのです)

逗子マリーナの草むらに捨ててあったんだって……

パトカーで運んできてくださるということなので、ドキドキしながら待っていました。

約3ヶ月間、海沿いの草むらに雨ざらしになっていたので、ブレーキなどはダメになっていましたが、タイヤはパンクしていなかった。

きれいに修理をして、我が家の納屋に置いておいたら、息子がびっくりして喜ぶと思い、

さっき、自転車屋に持って行ったんですよ。

2万円以内でおさまるんだったら、修理してやろうと思ったんですよ。

でも、ダメでした……

ブレーキ類を全部交換したとしても、ダメ……

本来のサドルを引き抜き、別のサドルを無理やり突っ込んでいるために、フレームが割れてしまっている、と――。

粗大ごみとしてお金を払って回収してもらうしかない、と言われました。

ごみとして捨てるのにも、お金がかかる……

せめて、そのまま乗り棄ててくれたら、修理して使えたのに……

なんで、余計なことするかなぁ……

サドルは、息子が自分で買い直したもので特徴があったから、ひと目でバレると思って、別のサドルを盗んで突っ込んだんでしょう。

なんで、そんなことするかなぁ……

悔しくて悲しくて、泣きそうになりました。

息子が、お年玉とおこづかいを貯めて買った10万円のマウンテンバイク……

自分で修理に出したり、ペダルやサドルを替えたりしていたのですよ。

自転車を盗られたとき、息子はあちこち探し歩き、自宅に戻ったのは夜10時過ぎでした。

その夜は、悔しくて眠れなかったのですよ。

自転車は、いまは納屋に隠してあるのですが、見せようかどうしようか迷っています。

ペダルなどの部品だけでも残しておきたいかもしれない、次の自転車に取り付けるために……

でも……

粗大ごみに出すしかないほど傷んでる自転車を見せたくないな、という気持ちもあります。

どうしようかな……

自転車を盗んで、壊して、棄てた人は、呪われますよ。


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糖尿病治療中。

2014年11月13日 09時59分30秒 | 日記
ティグリ、ラグドール・オス7歳。

4月8日から糖尿病治療をはじめ、インスリン・ランタスを1日2回、午前9時と午後9時に注射しています。
2週間に1度、動物病院に連れて行き、血液採取して血糖値を調べてもらっています。
インスリンの量は、0.25U/kgからはじめて、なかなか血糖値が下がらず、8月には0.4U/kgにまで増量したことがありましたが、徐々に血糖値が下がりはじめて、0.15U/kgまで減量していました。

11月11日16時にティグリを動物病院に連れて行きました。

治療開始から7ヶ月が経って、ティグリもだいぶ諦めたようで、もう採血時に暴れたりしません。
じっと我慢しています。
(最初の数ヶ月は、3人がかりで押さえつけても採血のたびに大暴れして、針がズレて何度もやり直しになりました)

今回の、血糖値は、なんと63mg/dl……

4月頭は最低値が410mg/dlでしたから(入院して1日の血糖変動を測定した)、むしろ低血糖が疑われる数値です。
(猫の血糖値の正常値は50~150mg/dl )


体重も安定しています。
4月頭の最悪の時期は4.8kgまで落ち込みましたが、現在は6.6kgまで戻し(糖尿病にかかる前は8kg台だった)、これ以上増やしてはいけないそうです。

慎重な言い方ですが、「もしかしたら、インスリンをやめられるかもしれません」と動物病院の先生が仰りました。

血糖値が高い状態が続くと、膵臓はインスリンを出そうと常に働き続けます。
その結果、インスリンの分泌は徐々に少なくなり、やがては分泌そのものがなくなってしまうのです。

インスリンの働きが低下あるいは無くなってしまうと、血糖をコントロールすることができなくなり、血管が傷ついていくために、合併症の危険も高まります。

人間も犬も猫も同じですが、糖尿病と診断されても、膵臓の機能が残っているうちにインスリン治療を開始すれば、膵臓の負担を減らしてやることによって、膵臓の機能を正常に戻すことができるかもしれないのです。

しかし、完治の確率は、全体の糖尿病患者(猫)の2割だそうで、狭き門です。

ティグリ、ティグリ、ティグリ……

次回の診察(血液検査)は、11月25日。

今回の診察費は9504円でした。
4月からの治療費(検査・入院・インスリン・注射器代)は18万7240円――。

お金のこともあるが、ティグリの命にかかわる問題だ。

糖尿病、完治してくれ!

鶴岡八幡宮の絵馬に書いてこようかな。

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偶然、

2014年11月13日 02時43分47秒 | 日記
わたしが11月9日に泊まらせていただいた鹿島区永田の竹島みつ子さんのご実家が花農家で、ビニールハウスの中で「シーテラスわたなべ」開店の祝花をつくっていらっしゃいました。

「オープンは、11月21日だ」と、教えてもらいました。

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これが、あの有名な……

2014年11月13日 02時34分56秒 | 日記
小高シュー!

渡部さんが、「小高シュー食べる?」と試作品を食べさせてくれました。

焼き立てのシュー皮に目の前でカスタードクリームを詰めてくれる鹿島・松月堂の「釜シュー」もフワッとろ~としてて美味しいけど、「小高シュー」の中身は濃厚な生クリームで、皮もしっとりしていて――、甲乙つけ難い美味しさです。

「双葉鶏卵」の卵の殻を使った「ぴよぴよらんプリン」も、復活するんだろうか?
どこの卵を使うんだろうか?

「双葉鶏卵」も、避難先で復活してるんだろうか?

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菓詩工房わたなべ

2014年11月13日 02時09分50秒 | 日記
南相馬市小高区の伝説のケーキ職人、渡部幸史さんが、新しい洋菓子屋「シーテラスわたなべ」の構想を語ってくださいました。

木の上でケーキが食べられるツリーハウスも作るそうですよ。

渡部さんには、以前、奥さまとふたりで、「南相馬ひばりFM」「ふたりとひとり」にご出演いただいたのです。

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南相馬市小高区の有名な洋菓子屋さん

2014年11月13日 01時49分22秒 | 日記
東京電力福島第一原子力発電所から半径20km圏内に入る福島県南相馬市小高区は、現在も避難指示解除準備区域に指定され、居住することが禁じられています。
常磐線小高駅の近くにあった「菓詩工房わたなべ」、11月末日に営業を再開します。
場所は、原町区北泉。
浜街道の点滅信号の坂の上です。
「シーサイドわたなべ」という店名です。

クリスマスケーキの注文も受けるそうですよ。

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南相馬から帰宅しました。

2014年11月13日 00時10分13秒 | 日記

福島県南相馬市からブログと写真をアップしていこうと思ったのですが、
今回は、とにかくぎちぎちのスケジュールで、睡眠時間を確保することで精一杯でした。

11月7日、早朝5時半に起きて、6時25分鎌倉発の横須賀線に乗り、7時32分東京発の東北新幹線(やまびこ125号)に乗り、9時10分に福島駅に到着しました。

飯坂町の原真一さんが南相馬まで送ってくださるというので、原さんの車で南相馬に向かいました。

お昼前に南相馬に到着し、「南相馬ひばりFM」の担当ディレクター・今野聡さんと原ノ町駅ステーションホテルの近くにある「四季の味 華のれん」で「ミニ焼サバみぞれ和え丼と十割更科そばのセット」を食べて、
原町の「ゆめはっと」に移動して、臨時災害放送局「南相馬ひばりFM」でわたしが担当しているラジオ番組「ふたりとひとり」の収録を開始しました。 

1)震災時、小高小学校の校長先生だった飯塚宏さん(61歳)と、PTAの役員だった鈴木優美子さん(33歳)のお二人。

2)小高体育センターに移動。「浮舟うきうきクラブ」の菅野精一さん(62歳)と清野久子さん(60歳)のお二人。

3)「ゆめはっと」に戻る。原町高校放送部1年生の梅田春菜さん(16歳)と伊藤さつきさん(16歳)のお二人。

4)鹿島の障害者の活動支援センター「あさがお」に移動。精神保健福祉士の西みよ子さん(61歳)と、介護支援専門員の伊達良子さん(62歳)のお二人。

夕食は、原町の「歩歩」で、今野さんと親子丼を食べました。
宿に戻り、午前1時半に就寝。

11月8日は、午前6時半に起床。
「ゆめはっと」で、「ふたりとひとり」の収録開始。

5)視覚障害者のための朗読ボランティアをしている佐藤喜美さん(64歳)と、岡洋子さん(69歳)のお二人。

正午に、鹿島の「かしま交流センター」に入り、南相馬市社会福祉協議会と「福島いのちの電話」の方々との打ち合わせ。

13時半~15時半、社協の佐藤和哉さんの司会で講演を行う。「福島いのちの電話 秋季公開講座~あの日わたしが見たもの」
会場は満席で、100人以上の方々が集まってくださいました。ありがとうございます。

6)「ゆめはっと」に移動。震災当日から道路啓開作業と行方不明者の捜索を行った石川建設工業の石川俊さん(54歳)と石川幸慶さん(49歳)のお二人。

19時から、社協のみなさんと打ち上げ。
宿に戻り、午前1時に就寝。

11月9日は、午前6時に起床。
9時~19時半、「ゆめはっと」で、ずっと収録。

7)原町の「尚っちゃんラーメン」店長の渡辺進さん(47歳)と、幼馴染の門馬伸博さん(47歳)のお二人。渡辺さんは、南相馬前市長の渡辺一成さんのご長男です。

8)鹿島の「タンポポ村」(スモークサーモンやハムやベーコンやウインナーを加工している工場)で20年以上働いている鈴木京子さん(60歳)と、高野彰子さん(55歳)のお二人。

9)原町の「黒潮海苔店」社長の小迫三晴さん(48歳)と、「丸上青果」社長の岡田義則さん(40歳)のお二人。

10)南相馬市社会福祉協議会会長の門馬秀夫さん(85歳)と、社協の黒木洋子さんのお二人。
門馬さんは、高校教師(国語)だった時代に、南相馬市原町区栄町にあったわたしの祖父のパチンコ屋によく通っていたということで、正確な場所と店名を教えてくださいました。これから、詳しく調べます。

11)南相馬前市長の渡辺一成さん(70歳)と、「相馬報徳社」副理事長の渡辺義夫さん(54歳)のお二人。

12)南相馬市消防団原町区団2分団副分団長で、相馬農業高校在学中にボクシングでインターハイ優勝し、プロボクサーとなってタイトル戦に出場した経歴を持つ高江浩司さん(41歳)と、高平小学校の給食を作っている奥様の高江恵子さん(40歳)のお二人。

19時半に鹿島区北海老の錦織祐美さんの車に乗って、鹿島区永田の竹島家へ。
竹島家のみなさん(プラス祐美さん)と夕食をごいっしょし、泊まらせていただく。

11月10日、竹島家のみなさんといっしょに午前5時に起床。
朝食をいただき、かずきくんとげんとくんが八沢小学校に出掛けるのを見送る。
ふたりの祖母・みつ子さんの車に乗り、近所の梨農園と、みつ子さんのご実家に立ち寄ってから原町へと向かい、竹島家(電子部品工場)の取引先である原町の工場で電子基板の入った段ボールを受け取った後、原ノ町駅前のホテル「丸屋」まで送っていただく。

控室で、「NPO法人はらまちクラブ」代表の江本節子さんと打ち合わせ。
9時半~13時半、「311から高齢者の健康と生きがいづくりフォーラム」で、参加者のみなさん(限定30人)の前で、近著『JR上野駅公園口』の朗読と講演を行い、みなさんと昼食をごいっしょし、みなさんからの質問に答える。

13)「ゆめはっと」で「ふたりとひとり」の収録。原発事故後、一度も避難しないで津波による行方不明者の捜索をつづけた、南相馬市消防団長の長澤初男さん(66歳)と、消防団鹿島区団第一分団長の伊佐見眞一さん(56歳)のお二人。

「南相馬ひばりエフエム」今野ディレクターの車に乗って、福島市へと向かう。

17時過ぎに、「ラジオ福島」のスタジオに入る。

14)アナウンサーの大和田新さん(59歳)と、八木志芳さん(30歳)のお二人に「ふたりとひとり」にご出演いただく。

19時~20時50分、大和田さんと八木さんの番組「月曜Monday」に、今野さんとふたりで生出演する。
詩人の和合亮一さんが飛び入り参加! 和合さんとわたしは同じ歳で、共通の友人(詩人の城戸朱理さん)がいるのですよ。

番組終了後、和合さんと握手して、タクシーに飛び乗る。
福島駅から(大荷物を持って)走る。
9時24分福島発、東北新幹線(やまびこ125号)に間に合う。
東京駅に到着して、また走る。
23時4分東京発、横須賀線久里浜行きの最終列車に間に合う。

11月11日
0時2分に鎌倉に到着。
改札まで迎えにきてくれた珍念さんの自転車の前と後ろの籠に荷物をのせて、歩いて帰る。
(節約のため、タクシーには乗りません)

午前2時半に就寝。

腰と肩の痛みが限界に達し、膀胱炎が悪化し、頭痛とめまいがひどかったので、午前10時に若宮大路の関口治療院に行きました。
関口良さんに治療(鍼とお灸と指圧)していただき、なんとか起き上がれるようになりました。

しかし、11日と12日は、仕事にならず――。

14日は岐阜、15日は豊橋で講演があるので、

今日、13日、『警戒区域』を書き進めます。

講談社の石井克尚さん、11月中になんとかします。

ごめんなさい。


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