セーラ・ウィリアムソン

2010年1月31日
クラリネット・リサイタル
武蔵野市民文化会館小ホール

ピアノ ウララ・ササキ

■クラリネット・ソナタ プーランク作曲

この曲は1962年にベニー・グッドマンの依頼で創られたらしい
初演はバーン・スタインとグッドマンによるらしい

クラリネットも響くととても良い音がしますが
時おりブラスで鳴るような首を絞めたような音が私は嫌いです
ピアノとのバランスもよくクラリネットとの呼吸はバッチリ！

ウララ・ササキさんて素晴らしい合奏能力を持ってらっしゃる

ここ最近クラシックの演奏を聞き始めて
あからさまにフレーズが変に感じられる演奏がありましたが
本日の二人は全く問題ありません
・・知らない曲だからでしょうか？


■幻想的ソナタ アイアランド作曲

確かに幻想的な曲です
さて・・クラリネットの演奏なんてほとんど聴いたことない私
ウィリアムソンの演奏がどの程度なのか判断つきません
多少きつい音が気になりますが
二人の息は抜群だとおもいますが
ウララ・ササキさんの能力かも♪

■クラリネット・ソナタへ短調 op120-1 ブラームス作曲

ブラームス61歳晩年の作品ですが
ピアノからは晩年らしい響きが聴こえてきます
わたしは晩年のブラームスの作品は大好きで
op-118なんかは演奏会に取り上げたりしました

ブラームスのオープンボイスの響きは
ほかのどの作曲家もその美しさを追求しなかったのか？

数少ない音で倍音の響きをここまで楽しませてくれたのは
ブラームスのみではないかと思います
そんなブラームスの音楽を聴くときは
絶対ライブでないと損だと思います

クラリネットがピアノと合わす場合
ピアノのブラームスらしい響きの上にさらにデコレーションするイメージで
響きをのせていくのが正解だと思います
決してピアノの音と喧嘩しないように飾る！

ほとんどケーキのイチゴなどのフルーツのイメージですね♪

■アンコール

三つの前奏曲から2番
ガーシュイン

クラリネットは
「ベニー・グッドマン物語」を見た程度しかわかりませんが
映画を見てジャズはとても好きになりました

「ベニー・グッドマン物語」はお薦めです♪

yozame