こんなのできた!

単調な生活に新発見を!  
日々の小さな出来事の写真日記

2010/09/08 子はかすがい

2010-09-08 20:46:26 | Weblog


台風9号の影響で、雨が降り出し風が強くなってきた。 
運動場ではゲートボールの試合。


誰もいない?
強い雨風の間、選手はベンチに避難されていた。


新聞・ネットのニュースは
○ 7月機械受注 (船舶・電力を除く民需)
 船舶・電力を除く民需の受注額 7,663億円
 前月比 8.8% (前回 1.6%)
 受注動向の基調判断は「持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。


ついのすみか 【39】 床の水平調整  
昨日に続き「床不陸調整工事」(床の水平調整工事)をしてもらう。


きょうも定刻前に来られ作業準備をされていた。


予定の時刻に作業開始。


作業は順調に進み1、2部屋目が終り、3、4部屋目となる。
畳を上げると、また新聞。


          1988/12/02 日本経済新聞 
古新聞が出てくるとやめられない・・・  
1988年は超伝導が話題になった年だった。


従来工法が最良
4年前に学んだ「矩計図」を思い出した。


家の構造・名前を覚えるため手で描いた。
建築の基本的な言葉なので先生は「かなばかり図」と書かずに「矩計図」と
漢字で書かれた。

この矩計図は一般的な家の一部。わが家と一番違うのは、わが家には赤
丸部分の布基礎がない。


柱は束石に乗っているだけ。

わが家は戦前の設計思想で建ててある
《家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる》 (徒然草)
が基本思想で、床下も家の中も年中風がすうすう通っている。
夏は涼しく、冬は物凄く涼しい。

風通しが良いせいか、昨日からの写真を見ても「虫食い」は全くない。
長持ちという観点から考えれば、従来工法が最良のようだ。


子はかすがい 
今回の「床不陸調整工事」は上の矩計図の四角の部分。


その部分の拡大。
矩計図を見慣れていない人にはわかりにくいので


写真を掲載する。
青文字の「根がらみぬき」はわが家にはなかった。これは「床束」が地震な
どで倒れないためにある。わが家にはそれがないが、76年間「床束」は倒
れなかった。

この中によく聞く「かすがい」が出てくる。「コの字」型金具でこれが「子は
かすがい
」の「かすがい」。これもわが家にはなかった。
昨日、きょうの作業で取り付けてもらっているが、「短冊金物」を使われていた。


もう少し床組みを見てみよう。


下地板を外し、床束の調整をしているところ。


アングルを低くして地面すれすれから撮る。


「大引き」の継いている所があった。


床の水平調整方法 


まず、部屋の両端の敷居の高さを調節し、この間に糸を引く。
この糸を基準に「下地板」の高さを調整する。
この高さは床束の高さで決まる。床束は1個1個その場所の寸法を測りな
がら作っていく。


40年前の改装で使ったコンクリートブロックが出てきた。


切りくずがたくさん出て風で舞うので、こまめに掃除をされていた。


下地板が割れていれば新しいのと交換する。



2010/09/08 18:25
きょうは「いか雲」に見えた。

   のち