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淡々と進む時間は、真っ青な心を飲み込む

気象庁は占いの導入検討か

2007-03-15 05:15:04 | 爆裂占生術
桜開花予想、気象庁が謝罪・訂正…静岡市は21日に(読売新聞) - goo ニュース

 天気予報は、かねてからよく外れてきた。特に長期予報の外れは頻繁。桜の開花予想が外れても、驚くほどのことではない。
 が、気象庁としては、ここまで外すと、かっこうがつかない。なにしろ、大きな予算をいただき、大勢の職員を雇っているのだ。
 予想の精度を高めるため、さらにコスト削減のため、占いの導入を本気で検討し始めているとの噂がある。

「こんなに大きく外すと、国民の信頼を得られない。コンピューターや大勢の人員を張り付けるより、占い師に占わせるようにすればどうだろう」
「占い師?」
「さよう。占い師のコンクールを実施し、もっともよく当たる者を気象予報官として雇用するんだ。そうすれば、100人や200人の職員を削減しても平気であるし、コンピューターの導入も不要になる。大きなコスト削減が可能になるではないか」
「でも、占いで当たりますかね」
「だから、もっとも当たる占い師を選べばいい」
「科学的根拠はありませんよ、占いには」
「そんなものあてにならない。データなんて、意味のないことはいくらでも経験しているではないか。気象予報も、データ分析より経験則による勘の方が精度が高かった。その以前は、占いが頼りで、よく当たっていた。ここは思い切った改革で、国民の信頼を回復すべきだ」

 ということで、気象庁に占い師が起用されることになり、予報の精度は高くなった、なんてことは考えられないだろうな。


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