備忘録として

タイトルのまま

Aquarium

2015-03-15 19:44:15 | 東南アジア

妻のたっての望みでセントーサにある水族館へ行った。水族館はUSSの対面にある。見どころは大きな水槽で泳ぐサメやマンタエイ、水中トンネル、ドルフィンの芸などである。

イルカがジャンプしたり水上に立って泳ぐ芸は何度か見ているが、ここでは飼育係の指示でイルカが体をくねらせたり、ドーナツ型気泡を吐き出したりする水中芸を水槽のガラスを通して見ることができる。右下の写真はタツノオトシゴの仲間のSea Dragonで、写真の上の海藻も実は海藻ではなく、海藻で擬態したSea Dragonである。

でも、一番感激したのが下のクラゲだった。様々な光を当てて幻想的なクラゲを見せてくれる。子供の頃、針金の先端を蚊取り線香のように丸めてスプーンのようにして、岸壁の下をゆらゆらと漂うクラゲを採って遊んだことを思い出した。採ったクラゲはガラス瓶に詰め込んで持ち帰るのだが、採ることが楽しく、瓶に入れたクラゲのことはすっかり忘れて放置され死んだクラゲをおそらく母親がどこかに処分したと思う。さらにクラゲで思い出すのが、インドネシアのパレンバンで仕事をしていたとき、ムシ川の河口の浅瀬を見渡す限り埋め尽くしたクラゲの大群に船外機付きのボートで突っ込んだこと、パラオの島にある数多くの池が海水と分離されたときに同種だったクラゲが、その後、各池の環境に応じて独自の進化をし異なる形態を示すようになったことである。クラゲの一種で毒を持つカツオノエボシもいて、アメリカのテレビSFドラマで原潜シービュー号が巨大なカツオノエボシに取りつかれる場面も思い出した。


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