備忘録として

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鄭和

2006-01-14 13:17:47 | 中国
明の時代に大航海をした鄭和は、シンガポール沖を通過しており、ゆかりの岩礁があったのだが、イギリス植民地時代に、航行の邪魔だということで爆破されて今はない。シンガポールには鄭和という名をつけたジャンク船風の観光船があり、マリナベイ周辺でクルーズを楽しむことができる。
10年ほど前、仕事でインドネシア中部ジャワのSemarangに行ったとき、この鄭和を祀った三宝廟があった。600年も前に訪れた人間を祀っているのだが、当時殖民した中国人の子孫がまだいるのだろうか。インドネシアの中国系は、人口の5%以下だが、私の知り合いは皆、父親か祖父の代に中国から渡ってきた華僑で、それより古い中国系にはまだ会ったことがない。マレーシアのマラッカにはザビエルの頃のポルトガル人の子孫の村があるので、鄭和のころの中国人がいたとしても不思議ではない。
やはり10年ほど前に行ったスラバヤから車で2時間程のトゥバンという田舎町には関帝廟があった。三国志ゆかりの劉備、張飛、諸葛孔明など高さ2mもあろうかという大きな像が安置されていた。中国文化はインドネシアの田舎にも根付いている。

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