アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

生駒超えの古道を行く 暗峠(くらがりとうげ) 2014年8月12日 その1

2014-08-17 10:57:26 | 初夏の山歩き
大和の国へ通じる道は 大和街道とか 奈良街道と呼ばれてきた。京、難波、伊勢、吉野などからの道の総称である。

その中でも生駒山の暗峠(くらがりとうげ)を超えて行く道は 難波と大和の最短コースとされて、昔から有名であり、「日本の街道百選」にも選ばれているらしい。(誰が何の為にそんな道を百も選んだのか知りませんが)

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ピンクのラインが予定のコースである。近鉄南生駒駅を出発し、暗峠を越えて近鉄枚岡駅がゴールである。

※地図は山と渓谷社「金剛山」の中の「生駒の峠道」

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近鉄南生駒駅前のメインストリート、ほとんど商店の建物はない。

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このべーカリーショップが駅前で唯一の食料調達場所なのでパンを買い求めた。飲み物も用意して 10時45分にスタートした。

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道が分からず、あたりを歩き回る。交番があったのだが、警察官の方が不在だったので歩き回った。竜田川は先日の台風で泥水が凄い勢いだ。

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やっと入口を見つけた。道路標識に書いてある。

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文面を逆に考えれば この道を行けば「暗峠」に行けると読める。

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民家の間の路地を歩いていく。正面の生駒の峰は昨夜からの雨でまだ雲が取れていない。早く晴れてくれればいいのだが。

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こういう古民家と新興住宅が混在している。古民家を見て歩くのも楽しい。

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しばらく歩くと突然道が広がり、「国道308号線」の標識が出てきた。

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ちょうど道路に止めた車から降りてこられた方が私に話しかけてこられた。

暗峠のお話をした後 しばらく世間話をしていると その方は 民間の会社を定年退職後 しばらくして 国の仕事(年金関係)を受託した 民間の会社に契約社員として採用されて、毎日働いているとの事であった。 「給料や待遇もよく、一緒に働きませんか」としきりに誘われた。

丁重にお断りして 先へ進む。

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その方と別れて再び歩き出す。
周りはきれいな棚田が続き 次第に高度が上がるのが分かる。

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道は次第に急坂になる。

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人気のハイキングコースだけあって、何人もの方が山から下りてこられる。

この女性は「石切の駅」から歩いてきたとおっしゃっていた。そのほか「額田駅」や「枚岡駅」から何人もの方が来られた。

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地図に記入がある「石仏寺」を過ぎる。

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面白そうな「雑貨と喫茶」の店もあるが 残念ながら土曜日曜だけ営業しているようだ。

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大きな道標があった。峠まであと2キロと書いてある。

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峠まで奈良県側最後の公衆トイレがあった。自治会館と書いてあった。

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路傍に「阿弥陀如来石造」があった。この道は信仰の道でもあったのか。

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宝山寺への分岐が出てきた。これも地図にポイントが表示してある。右が宝山寺道だがまっすぐ進む。

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路傍には沢山のお地蔵さんや石仏がある。昔の旅人が旅の安全を願い設置したのか。

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万葉歌碑もあった。下野の国の防人が読んだ歌と書いてある。「生駒の峰に雲はたなびく」と読めた。

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振り返ると棚田の下に生駒の町が見える。

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どうやらあれが峠のようだ。

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道の脇の笹薮の中に彼岸花の仲間の「狐のカミソリ」が沢山咲いている。さあもう少しで峠だ。

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さきほどすれ違った女性に聞いた「峠の茶屋」に到着。

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ここで昼食を頂くことにする。駅前で買い求めたパンはおやつにしよう。

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窓から見下ろすと 生駒の町の向こうに奈良の街並も見える。

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その2へ続く


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