アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

古代出雲王朝ゆかりの地を尋ねて 徐福の長男五十猛とその后の大屋姫を祀る五十猛神社と大屋姫命神社 2016年11月20日

2016-12-05 11:33:45 | 古代出雲王朝ゆかりの地を尋ねて
五十猛神社と大屋姫命神社
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徐福は 周到に前もって出雲に 忠実な部下の穂日と息子の夷鳥たちを派遣して王家に
銅剣などの献上品を納めて 王家(八千矛大名持ち)から上陸の許可を取り付けていた。

徐福は和名を「火明(ほあかり)」と名乗り、出雲王家から 高照姫を向え入れて妻として王家の親族となった。
高照姫は 姪と共に徐福の屋敷の南側に 大きな屋敷を建てて出雲兵に守られて暮らした。

そして徐福の長男が生まれると 徐福と共に暮らすようになり 大きな屋敷には姪の姫が一人で住んだ。
その姪は「大屋姫」と呼ばれ 屋敷のある場所は「大屋」と言う地名がついた。 
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徐福の父親は 徐猛という名前だったので 徐福は長男に「猛」の字をつけて「五十猛」と命名した。
それで 徐福たちが上陸した海岸は 五十猛海岸と呼ばれるようになった。

成人した五十猛は 大屋姫と結婚して 大勢の秦国人たちと共に 丹波北部へ移住して香語山と名乗る。
そしてさらに大和葛城北部へ移動した。

そして大屋姫との間に生まれた皇子が高倉下(たかくらじ)で
高倉下の子孫からは 武内宿禰が出た。さらにその子孫からは オキナガタラシ姫(朝鮮の辰韓王子
ヒボコの子孫でワカタラシ大王の后となったので神功皇后)とともに 三韓征伐で大活躍して 
実質的に 和国大王となった「日向ソツ彦王」が出ている。さらにまたその子孫からは オオサザキ大王や
平群王朝の大王が出ている。

徐福や穂日たちに幽閉殺害された 八千矛主王の皇子 味鋤高彦は秦国人との共生を嫌い
大勢の出雲族を連れて大和葛城南部に移住して 高鴨家を名乗り 高鴨神社、御歳神社を立てる。

また同じく徐福や穂日たちに殺された 八重波津身副王の皇子 奇日方(くしひかた)たちは
大和葛城中部に移住して 登美家を名乗り 鴨津波神社や一言主神社を建てた。  
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一方香語山と名前を変えた五十猛は 九州から 腹違いの妹(徐福と宗像三姉妹の末娘市杵島姫との間の皇女)
を呼び寄せて 次男の「天の村雲」を産ませた。

沢山の海童や 秦国人たちと共に 五十猛や 天の村雲たちは益々強大になった。

そこで 出雲族たちは 天の村雲を大和の王として認めて 奇日方の妹「踏鞴五十鈴姫(たたらいすずひめ)」
を天の村雲の后として ここに初代大和王朝が誕生しました。
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高倉下と母親の大屋姫は 最初葛木中部にすんでいたが(大屋の地名が残っています。奈良県葛城市大屋)、
紀ノ川の河口に移住して 地盤を築いて 紀の国造になりました。

和歌山には 高倉下が両親のために建てた 沢山の「五十猛」と「大屋姫」を祀る神社があります。
後ほど写真を添付します。
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この県道は 大屋姫の住んだ「大屋」と五十猛の名前が付いた 「五十猛」を結んだ不思議な縁結びの道です。
もっと「縁結びの道」として観光にアピールしたら良いのになあ、もったいない。
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大屋姫命神社はなかなか分かりませんでした。付近の人に聞こうにも 誰も外に居ません。
やっと畑で 人を見つけたので 大声で「すみませせーん、お尋ねします」と叫んでも振り向きも
してくれません。3回ほど叫んだ後 やっと 是は案山子だと気がつきました。しゃれた案山子やなあ。
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結局誰も歩いていないので 民家のチャイムを押して聞き出してやっと分かりました。
県道から少し東へ入った場所に鳥居がありました。
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鳥居の先は石段が続きます。
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長い石段の両側には 何やら花が咲いています。
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白いツツジの花と
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ピンクのツツジの花でした。あれ、ツツジは今頃咲くのだっけ?
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長い石段を登ると 上にも鳥居がありました。
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拝殿がひっそりと建っていました。
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その先に出雲式のこじんまりとした本殿が建っていました。
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石段の上から見下ろした風景です。田圃が広がっています。
ここに大きなお屋敷があって 高照姫と大屋姫は暮らしておられたのです。
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さあ次は五十猛神社へ向います。
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県道を南へ走り、JRの高架の手前に神社はありました。
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五十猛消防団の横の道が参道です。
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暫く歩くと神社が見えてきました。
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やがて五十猛神社の境内に着きました。
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大きな石碑がありました。
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石の鳥居です。その先に拝殿が見えています。
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大きくて立派な注連縄です。
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残念ながら 本殿は出雲式とは程遠いものでした。半分秦国人ではあるけど五十猛は出雲王家の血を引いているので
出雲式の建物かと思っていたのですが 違いました。
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徐福が上陸した五十猛海岸です。
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ここは観光名所になって居ます。
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参考写真
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和歌山県和歌山市の 大屋姫神社です。大和から紀の国へ母親の大屋姫をつれて移住した高倉下は
各地に大屋姫と父親の五十猛(香語山)を祀る神社を立てました。
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紀の国一ノ宮 伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)です。一宮というだけあって 大きくて立派です。
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ここの主祭神 は 高倉下の両親の 五十猛と大屋姫です。

※都麻津姫は良く分かりません。記紀には五十猛は素戔嗚(すさのお つまり徐福のこと)の子供で
その妹が都麻津姫だと書かれているので、ひょっとすると 都麻津姫とは五十猛の腹違いの妹で
徐福(九州に再上陸した徐福は 和名を饒速日にぎはやひ と名乗ります)と宗像三姉妹の末姫の
市杵島姫との間に生まれた 穂穂出見の妹 穂屋姫かもしれません。

またこの神社の近くの名草郡に 都麻津姫神社があるので ひょっとして 高倉下の子孫で 
五瀬軍を撃退した名草の戸部(その地域の女首長)の姫君のことかもしれません。
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次は 出雲市の富神社(出雲大社を建てた東出雲王家の富(とび)家の神社)と
鳥取県大山町の高杉神社(第七代大和大王のフトニ大王(贈り名は孝霊)を祀る神社)です。
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