その4 補陀洛山寺へ
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五重塔の向こうに那智の大滝が轟音を発している。
このところ雨の日が続いたから水嵩が増しているのだろう。
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階段を延々と降りると、やっとバス停「滝前」だ。滝がすぐそこに見える。
時刻は14時40分、歩き始めが午前7時なので、休憩時間30分を引くと 正味7時間10分かかった。
熊野古道館の案内パンフによれば このコースは5時間30分と書いてあるが、これは絶対におかしい。
私の足は普通の速度であり、標準範囲だと思っている。この案内書の所要時間は あまりにも早すぎる。
いったいどんな人が歩くのを標準としているのだろう。
当初計画では14時56分のバスに乗らないと 小口へ帰るバスがなくなるので ぎりぎりセーフだった。
しかし小口自然の家の支配人さんが 善意でクルマを回送してくださったので とても助かった。このまま新宮市内のホテルに向かうことが出来る。雨でズブヌレなので これはとても助かる。
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那智勝浦駅正面にドデカイ看板が架かっていた。世界遺産登録10周年記念とかで 盛り上がっているそうだ。
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実際に歩いた記録。その1小口から大雲取地蔵休憩所まで。
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実際に歩いた記録 その2 大雲取地蔵休憩所から熊野那智大社まで。
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実際に歩いた高度の記録と距離の記録。
小口から越前峠までは 一気に800メートルを急坂で上り続けるので、地元の方が皆さん 「この道はきついぞう」と おっしゃったのだ。歩いた距離は約17キロ。
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その5 世界遺産 補陀洛山寺
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那智勝浦から新宮行きのバスを待つ時間に、雨の補陀洛山寺を訪ねた。
この寺は小さいが、とても有名で昔からこの寺から沢山の僧侶が南の海へ極楽浄土目指して、
死の旅立ちをした記録が残されている。
もちろんこの寺も 「世界文化遺産 紀伊山地の霊場と参詣道」の中の霊場の一つであり、世界遺産だ。
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本堂の中からは重々しい 読経の声が聞こえてきていた。
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境内には かの有名な「補陀洛舟」が復元展示してあった。こんな小さな船に乗り、幾多のお坊さん達が
生き仏となるべく 南の海の向こうの浄土、「補陀洛山」へ旅立っていったのだそうだ。まさに死への旅立ちである。
だから私のイメージでは、熊野イコール死の国 となるのだ。
昔読んだ 熊野出身の作家中上健二の小説でも 熊野イコール死の国と 彼は言っている。
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この補陀洛山寺境内は 熊野古道中辺路の「浜の宮王子」があったそうである。
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このあとバスにて 那智勝浦から新宮市内へ向かった。
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あくる日に歩いた「中辺路熊野灘の道」へ続く
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「世界遺産熊野古道中辺路を歩く」トップページに戻る。
http://yochanh.blog.ocn.ne.jp/nakahechi/
「山岳修験の道、世界遺産の道を歩く」トップページに戻る。
http://www17.ocn.ne.jp/~hase-you/okugake/index.html
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五重塔の向こうに那智の大滝が轟音を発している。
このところ雨の日が続いたから水嵩が増しているのだろう。
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階段を延々と降りると、やっとバス停「滝前」だ。滝がすぐそこに見える。
時刻は14時40分、歩き始めが午前7時なので、休憩時間30分を引くと 正味7時間10分かかった。
熊野古道館の案内パンフによれば このコースは5時間30分と書いてあるが、これは絶対におかしい。
私の足は普通の速度であり、標準範囲だと思っている。この案内書の所要時間は あまりにも早すぎる。
いったいどんな人が歩くのを標準としているのだろう。
当初計画では14時56分のバスに乗らないと 小口へ帰るバスがなくなるので ぎりぎりセーフだった。
しかし小口自然の家の支配人さんが 善意でクルマを回送してくださったので とても助かった。このまま新宮市内のホテルに向かうことが出来る。雨でズブヌレなので これはとても助かる。
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那智勝浦駅正面にドデカイ看板が架かっていた。世界遺産登録10周年記念とかで 盛り上がっているそうだ。
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実際に歩いた記録。その1小口から大雲取地蔵休憩所まで。
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実際に歩いた記録 その2 大雲取地蔵休憩所から熊野那智大社まで。
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実際に歩いた高度の記録と距離の記録。
小口から越前峠までは 一気に800メートルを急坂で上り続けるので、地元の方が皆さん 「この道はきついぞう」と おっしゃったのだ。歩いた距離は約17キロ。
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その5 世界遺産 補陀洛山寺
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那智勝浦から新宮行きのバスを待つ時間に、雨の補陀洛山寺を訪ねた。
この寺は小さいが、とても有名で昔からこの寺から沢山の僧侶が南の海へ極楽浄土目指して、
死の旅立ちをした記録が残されている。
もちろんこの寺も 「世界文化遺産 紀伊山地の霊場と参詣道」の中の霊場の一つであり、世界遺産だ。
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本堂の中からは重々しい 読経の声が聞こえてきていた。
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境内には かの有名な「補陀洛舟」が復元展示してあった。こんな小さな船に乗り、幾多のお坊さん達が
生き仏となるべく 南の海の向こうの浄土、「補陀洛山」へ旅立っていったのだそうだ。まさに死への旅立ちである。
だから私のイメージでは、熊野イコール死の国 となるのだ。
昔読んだ 熊野出身の作家中上健二の小説でも 熊野イコール死の国と 彼は言っている。
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この補陀洛山寺境内は 熊野古道中辺路の「浜の宮王子」があったそうである。
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このあとバスにて 那智勝浦から新宮市内へ向かった。
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あくる日に歩いた「中辺路熊野灘の道」へ続く
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「世界遺産熊野古道中辺路を歩く」トップページに戻る。
http://yochanh.blog.ocn.ne.jp/nakahechi/
「山岳修験の道、世界遺産の道を歩く」トップページに戻る。
http://www17.ocn.ne.jp/~hase-you/okugake/index.html
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