アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く 大雲取越その4 2014年9月3日

2014-10-10 21:44:15 | 世界遺産熊野古道を歩く
その4 補陀洛山寺へ

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五重塔の向こうに那智の大滝が轟音を発している。
このところ雨の日が続いたから水嵩が増しているのだろう。

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階段を延々と降りると、やっとバス停「滝前」だ。滝がすぐそこに見える。
時刻は14時40分、歩き始めが午前7時なので、休憩時間30分を引くと 正味7時間10分かかった。

熊野古道館の案内パンフによれば このコースは5時間30分と書いてあるが、これは絶対におかしい。
私の足は普通の速度であり、標準範囲だと思っている。この案内書の所要時間は あまりにも早すぎる。
いったいどんな人が歩くのを標準としているのだろう。

当初計画では14時56分のバスに乗らないと 小口へ帰るバスがなくなるので ぎりぎりセーフだった。
しかし小口自然の家の支配人さんが 善意でクルマを回送してくださったので とても助かった。このまま新宮市内のホテルに向かうことが出来る。雨でズブヌレなので これはとても助かる。


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那智勝浦駅正面にドデカイ看板が架かっていた。世界遺産登録10周年記念とかで 盛り上がっているそうだ。

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実際に歩いた記録。その1小口から大雲取地蔵休憩所まで。

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実際に歩いた記録 その2 大雲取地蔵休憩所から熊野那智大社まで。

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実際に歩いた高度の記録と距離の記録。

小口から越前峠までは 一気に800メートルを急坂で上り続けるので、地元の方が皆さん 「この道はきついぞう」と おっしゃったのだ。歩いた距離は約17キロ。

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その5  世界遺産 補陀洛山寺

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那智勝浦から新宮行きのバスを待つ時間に、雨の補陀洛山寺を訪ねた。

この寺は小さいが、とても有名で昔からこの寺から沢山の僧侶が南の海へ極楽浄土目指して、
死の旅立ちをした記録が残されている。

もちろんこの寺も 「世界文化遺産 紀伊山地の霊場と参詣道」の中の霊場の一つであり、世界遺産だ。

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本堂の中からは重々しい 読経の声が聞こえてきていた。

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境内には かの有名な「補陀洛舟」が復元展示してあった。こんな小さな船に乗り、幾多のお坊さん達が
生き仏となるべく 南の海の向こうの浄土、「補陀洛山」へ旅立っていったのだそうだ。まさに死への旅立ちである。

だから私のイメージでは、熊野イコール死の国 となるのだ。
昔読んだ 熊野出身の作家中上健二の小説でも 熊野イコール死の国と 彼は言っている。

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この補陀洛山寺境内は 熊野古道中辺路の「浜の宮王子」があったそうである。

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このあとバスにて 那智勝浦から新宮市内へ向かった。

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あくる日に歩いた「中辺路熊野灘の道」へ続く

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「世界遺産熊野古道中辺路を歩く」トップページに戻る。
http://yochanh.blog.ocn.ne.jp/nakahechi/


「山岳修験の道、世界遺産の道を歩く」トップページに戻る。
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世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く 大雲取越その3 2014年9月3日

2014-10-08 22:19:20 | 世界遺産熊野古道を歩く
その3 熊野那智大社、青岸渡寺 へ
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路が消えたので探し回る。どうもこの下へ行くようだが、標識は全く無い。

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世界遺産「祈りの参詣道」ではなく、単なる公園の中の道だ。何でこんなことをするのかなあ、
和歌山県は、世界遺産のどこもかしこも ぶち壊しだ。

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出ました、和歌山県の必殺技「世界文化遺産ぶち壊し工法」。世界遺産の祈りの道を アスレチックフィールドの中を通している。

同じ世界遺産の 「高野町石路」をゴルフ場の中を通したり、小辺路をほとんど林道に変えたり、
程度が低いなあ和歌山県の職員は。もっとも、小辺路の破壊は奈良県との共同作業だが。
教養を高めないと世界に恥ずかしいぞう、和歌山も奈良も。

奈良県も 世界遺産大峯奥駆道の整備を放棄していて、南奥駆(胎蔵界奥駆)の整備、メンテは
「新宮やまびこグループ」などの善意のボランティアにまかせっきりにしている。世界遺産の認識が奈良県にもないのだ。

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和歌山県には珍しく、最後の少しだけは 熊野古道の雰囲気が残してある。

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スタイルの変わった標識が 終に1番になった。これが番号付きの最後の標識だろう。

たぶん和歌山県のすることだから この先の中辺路は 別のスタイルの標識だろう。
何をやらしても最後まできちんと 統一性の取れたことができないなあ、和歌山県は。
今回の中辺路の請川バス停は54番だったので、今まで約27キロ歩いてきたことになる。

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神社かお寺の境内のようなところに出た。

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更に古道を降りると 鉄筋コンクリート造りのみやげ物屋の前に出た。沢山の観光客が傘を差して歩いている。
「祈りの道」を歩いていたら、突然にぎやかな観光地に出てしまった。

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西国霊場第一番青岸渡寺 (せいがんとじ)だ。境内を歩いている人を見ていると、 
巡礼姿の方もたまにいらっしゃるが、ほとんどの人は 観光バスでやってきて 
朱印帳に判を押してもらい、次の札所へ急ぐという人が 多いように思う。

線香の煙が凄い。もうもうと流れている。

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お寺の隣が 熊野那智大社だ。立派なつくりだ。

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立派な神門を潜る。

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ここにも本殿の前に ヤタガラスの命がいらっしゃった。本殿は徐福を祀っているので、
参拝せず このヤタガラスの命ミコト(紀ノ川河口で高倉下の子孫に手痛い攻撃を受けて、
熊野に上陸した九州物部軍を無事に大和に導き入れた 古代出雲王家の 
大和分家登美家の当主 加茂建津乃身)に無事到着のお礼を言う。

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熊野古道で 山から下りてきたので、この鳥居を逆に潜って山を降りる

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その4 バスで那智駅へそして補陀洛山寺へ 続く
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世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く 大雲取越その2 2014年9月3日

2014-10-06 23:12:25 | 世界遺産熊野古道を歩く
その2 越前峠から船見峠へ  
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今度は急なくだりが続く。天が本降りになってきて、レインスーツを着用する。
石の表面は良く滑るので とても怖い。滑って転倒、滑落して骨折か捻挫すればもう終わりだ。
この植林帯のなかでは ヘリも来れないだろう。

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あちこちの石段の間から 山路のホトトギスが覗いている。
沢山の人が歩くこの道でよくも踏まれずに 咲いたものだ。

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広場のようなところに出た。雨はますます激しくなる。

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しばらくは 渓流沿いのみちを下る。

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今度は非常に滑りやすい 石の道を登って行く。ここも慎重に登る。

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峠に着いた。石倉峠と書いてある。

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時折 道のお地蔵さんに手を合わせて 道中の安全をお願いしながら、ツルツル滑る石の下り道をゆっくりと降りていく。

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石畳の道から突然林道に出た。

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建物が見えてきた。休憩所のようだ。

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「大雲取地蔵茶屋休憩所」とある。

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中はきれいだ。ここで休憩しよう。

※電気は私が点灯し出るときに消しました。

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向側にも 休憩所とトイレがある。雨はますます激しくなるのでここで昼食をとり、しばし休憩しよう。

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そして 最後の峠「舟見峠を越えて那智山青岸渡寺、熊野那智大社へ

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本来なら この川の対岸(右手)に山道があり、底を歩くはずだが、
川を渡る橋が崩れていて「通行禁止」の札がかかっている。しばらくこの林道を歩く。

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右手の山の斜面に 「急ごしらえした山道」が崩れているのが見える。
あれは熊野古道ではないなあ。あんなにつくりが粗雑ではないもの。

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30分くらい林道を歩いて、この標識のところで分岐して 右の石畳の古道へ再び入る。

何のことは無い、この林道建設で熊野古道を破壊して、あわてて先ほどの迂回路を急ごしらえしたのだ。
その雑な工事で 道が崩れまくったのだ。

軽薄な和歌山県のいかにもやりそうなことだ。

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またしても林道を渡る。雨は少し小降りになってきた。

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20人くらいの団体客とすれ違う。みなさん軽装だ。観光ツアー客のようだが、
大丈夫かなあ あんな軽装でこの雨の大雲取越を越えるなんて。

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しばらく進むと またしても林道があり、沢山のツアー客が 真新しい服装をして「
キャー滑る、怖い!」とか騒いで降りてきた。

どこから来たのか聞くので「小口から」というと 「
違う違う、住んでいるところよ。私たちは 京都から来たの」 

おいおい、どうでもいいから 黙って早く歩いて行ってくれ。
こっちは 先ほどから 君たちに 道を空けるため 笹薮の中で待っているのだから。

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再び登りになる。滑らないように、お地蔵さんにお願いしながら歩いていく。

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急坂が続く。滑らないように慎重に登る。

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どうやら、あれが峠のようだ。

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舟見峠だ。883メートルと書いてある。やはりここが中辺路のサミットなのだ。
手元のGPSでは886メートルと表示されていた。
本来なら 熊野灘の舟が見えるらしいのだが、雨と雲で何も見えない。

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本来なら、左前方に熊野灘を見ながら下るのだろうが、雨と雲の中をひたすら滑らないように慎重に降りる。

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突然熊野古道標識のスタイルが変わった。石柱になっている。番号は続きの番号かもしれないが。
案内看板のスタイルも 突然古い看板に変わり、驚く。

何をやらせても最後まで統一したことが出来ないのだなあ、和歌山県は。

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最後の茶店跡だ。説明看板のスタイルも今までとは ぜんぜん違う。工事看板のようだ。

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熊野古道のぎりぎりを削り、林道を建設している。もう少し気配りして遠くを通すとか
配慮出来なかったのかなあ、和歌山県は。世界遺産の認識がまるで無いなあ。

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中辺路を歩きながら ずっと気になっていたのだが、石畳の道や、石段の復旧をするのに
 こんな石を使うのは良くないと思うなあ。

削岩機で穴を開けて楔をぶち込んで 岩を割りました。と言うのが丸分かりなのだ。
これは新しく 割って作ってきた石です。というのがすぐ分かる。特に石の文化の国から来た人にはすぐ分かるのだ。

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突然広場に出た。何台かクルマも留っている。



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その3 「那智山青岸渡寺、熊野那智大社へ続く

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世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く 大雲取越その1 2014年9月3日

2014-10-05 17:16:00 | 世界遺産熊野古道を歩く
第4回 中辺路のサミット大雲取越 その1 2014年9月3日

いよいよ今日は、中辺路のサミット 「大雲取越」である。

しかし一体どこがサミットなのかは まちまちで統一性が無い。
滝尻王子の熊野古道館でもらった案内地図では、越前峠840m、舟見峠868mと書いてあり、
実際の現地の看板には 越前峠に「ここが中辺路最高地点で870mです」と書いてあるが、舟見峠の標識には883mと表示してある。

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その1 小口から大雲取地蔵茶屋休憩所まで

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ピンクのラインが予定のコースである。今日はロングコースなので御前7時に出発した。
「小口自然の家」では朝食を御前6時から食べれるので ありがたい。

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昔の学校の校庭を横切り、校舎を改装した「自然の家」を出発。

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道路標識に「大雲取越」と書いてあるので助かる。道路を歩いていたら軽トラに乗ったお爺が
「那智越えするんけ」ときくので そうだというと 「ごっつうエライから気合いれていけや」と激励された。

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この民家横の石段を上がる。

写真を撮っていたらまたしても軽トラのおっちゃんが「この坂は きついどう」
と激励か冷やかしをしてくれた。「はい、がんばります」としか返事のしようがない。

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苔むした石段を上がって行く。

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高砂百合が咲いている廃屋が現れた と思ったら

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農家の庭先に出た。その中を通り抜ける。

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再び石段を登る。なかなかいい雰囲気になってきた。
農家の庭先を歩いて犬に吼えられるよりは、こちらの方がずっと楽しい。

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円座石というものがあり、3つ並んでいるらしいのだが 一つしか見えなかった。
そこに掘られている梵字も 苔に覆われて見えなかった。

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標識も番号は昨日の続きだが、「中辺路(大雲取越)」に 替わっていた。

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休憩所が出てきたが、歩き出して間がないので素通りする。

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楠の久保旅籠跡にきた。ここは江戸時代、沢山の旅籠があったらしい。

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約1キロ半にわたり、道の両側に建物跡らしき平地が続く。凄い数だ。

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道に面して、お地蔵さんや

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お不動さんの祠らしきものが点在する。まさに往時の賑わいが 感じられるようだ。
中辺路山中での 一大旅籠街だったようだ。

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胴切坂と書いてある。ここが難所の急坂の始まりらしい。さあいくぞお。

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急坂が続く。慣れるまでゆっくりと登る。

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一見あれが峠か、と思うが近ずくとまた同じ様な景色が始まる。

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急坂を登り始めて30分ほどで、峠に着いた。看板によると「ここは越前峠で870メートルあり、
中辺路で最高の高さである。」とあるが 実際には那智直前の「舟見峠」の方が 峠の案内標識の高さも、GPS記録も高かった。

つまり中辺路のサミットは 舟見峠で886メートルだ。

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その2へ続く
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世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く 小雲取越その3 2014年9月2日

2014-10-01 17:05:30 | 世界遺産熊野古道を歩く
その3 桜茶屋跡から小口集落へ
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しばらく降りていくと 向こうに集落が見えてきた。小口だろう。やれやれだ。

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石畳の下り道が続いたと思うと

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石段の下り道が続いてそれらが繰り返される。

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すぐ足元に集落が見えてきた。

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つるつるして滑りやすい石段を振り返る。

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間違えやすいような石段が続いているが、この右の道は「金比羅山」とのちほど標識が出てきた。

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民家の横の石段に出てきた。

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標識はきちんとしていた。

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道路標識を確認しながら 道路を歩く。

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小口自然の家にもどってきた。田んぼの向こうに見えるオレンジの屋根の建物だ。

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今夜の宿の「小口自然の家」は廃校になった小学校を改装したものだ。

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部屋は和室で 風呂トイレは共同だ。一泊三食(弁当つき)で6500円だ。
今夜はおじさんやおばさんのグループ2組と外人カップル1組、単独旅行者が4人だった。

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実際に歩いた記録。下地橋バス停から百間まで。

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残りの記録、ゴールの小口自然の家まで。

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歩いた高度と、距離の記録。高度さは焼く450メートル、距離は13キロだった。

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翌日は 小口から熊野那智大社まで歩き、バスでこの小口まで帰ってくる予定だったが、
この「小口自然の家」の支配人さんが善意で 私の車を新宮市内まで運んでくださるというので、ご好意に甘えることにした。

ありがとうございました。おかげさまで助かりました。

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世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く 小雲取越その2 2014年9月2日

2014-09-28 23:15:53 | 世界遺産熊野古道を歩く
その2 百間蔵から桜茶屋跡休憩所まで

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続きの地図で小口集落までを示す。
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ここは夕日の絶景ポイントだと説明がある。蔵と言う字は 大台ケ原の「
大蛇」のように「」と言う字が書かれることが多い。大きな一枚岩を指す言葉だ。

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向井の高い山は「大塔山」と説明がある。

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熊野川が見える。出発点の請川あたりなのだろうか。

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道端のお地蔵さんには 賽銭とお札が納めてある。

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よく見るとその中に 横文字で自分の名前と「KUMANIZATION」と書いて「From Spain」
と書いてあったので 思わず笑ってしまった。熊野古道を歩くことを「Kumanization」というのだろうか。

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再び登りが続く。

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林道を横切る場所には 敷石がしてあった。

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賽の河原地蔵だ。昔から沢山の人が石を積んで行ったようだ。

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石堂茶屋跡休憩所だが お昼休みをした直後なので素通りする。

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今日のコースはいたるところに歌碑が立っている。こちらは和歌で
「歩まねば、供養ならずと 亡き母が のたまいていし 雲取りに 来ぬ」と書いてある。
作者の名前も書いてある。

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こちらは俳句で 「どちらにも 遠き山路や おそ桜」

読みながら歩いていると楽しい。

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こちらは仏教用語が書いてあり、よく分からない。

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無粋な手すりが取り付けてあるが、こうも観光客が増えると「安全最優先」となるのだろう。

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どうやら峠のようだ。

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桜峠だ。以後の道は 下る一方だ。

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しばらく登ると 建物の跡に出た。

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桜茶屋跡と書いてある。ここに茶屋旅籠があったらしい。

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休憩所があったのでしばし休憩する。小口集落までもうすぐだ。

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その3  小口自然の家へ 続く
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世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く 小雲取越その1 2014年9月2日

2014-09-26 17:14:58 | 世界遺産熊野古道を歩く
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」農地「熊野古道中辺路」を歩いた記録です。
中辺路の記録はこのブログでは 「滝尻から近露へ」、「小広峠から赤木越え、大日越えで熊野本宮大社へ」
を書いてきました。今回はその続きの小雲取越(こくもとりごえ)です。
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その1 請川下地橋バス停から百間蔵へ

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ピンクのラインが予定のコース。下地橋から百間蔵を越えて小口まで歩く予定。

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請川へ向かう途中まず本宮大社へ立ち寄る。前回小広峠から本宮大社へは
最終バスの時間ぎりぎりに着いたので参拝できなかったので今回はゆっくり参拝していく。

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拝殿の先に本殿(熊野速玉大神ー秦国からの渡来人徐福つまりニギ速日)を祀る本殿が見える。

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拝殿の両脇にはヤタガラスの命(熊野に上陸した九州物部家を大和へ案内した出雲王家の大和分家登美家の加茂建津乃身)
がいらっしゃる。今日から3日間の中辺路巡礼の安全を祈願する。出雲人の私としては 支那人にお参りしても仕方ないので
出雲の王にお参りする。

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今日のゴールで宿の「小口自然の家」へ到着。ここであらかじめ予約したタクシーに乗せてもらい出発点へ引返す予定。

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約束どうり10時半に到着したタクシーに乗せてもらい 請川へ。この標識の前が広場で公衆トイレがある。

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この場所から 奥に見えている階段を登る。

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世界遺産の参詣道と言うよりは民家の裏山を上る感じだ。

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左手に熊野川を眺めながら登っていく。

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やがて石段が続く。

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標識は今までと違い「中辺路(小雲取越)」と書いてある。

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いったん尾根に出たら、ダラダラとした起伏の無い道が続く。

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なぜかすれ違う人は 外国人がほとんどだ。しかもみんな向こうから歩いてくる。
その中の一人に聞くと、夕べは湯峰温泉に泊り、バスで小口へ送ってもらい歩き出したという。

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広場のようなところに出た。

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松畑茶屋跡だ。

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しばらく進むと分岐に出た。「万才峠分岐」と書いてある。左へ分岐すると万才峠から伊勢路へと書いてあった。
また今度歩いてみよう。

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再び登りに成ってきて、かなり続いた。

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明かりが見えてきた。どうやら峠のようだ。

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ビューポイントへ出た。「百間蔵」と書いてある。眺めがいい。

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その2 百間蔵から小口へ 続く

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