アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

台高縦走路を歩く、東吉野大股から檜塚奥峰 2014.5.18 その3

2014-05-29 21:52:01 | 高見山から大台ケ原への台高縦走路を歩く
その3 檜塚から下山、そして出会った動物たちと花たち
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帰路の尾根道から、左手に檜塚奥峰が見えている。

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帰路もなかなか分かりづらい道だ。 来るときに私が付けたビニール紐で確認しながら歩く。

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どっちへ進むのかGPSで確認していると、人の声がした。後続のグループがやってきて、安心してそっちへ進む。

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周りは似たような景色だから、かすかな踏み跡を探す。

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時々踏み跡がほとんど無い場所もある。GPSで確認して安心しながら歩く。

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右手に見える山は「水無山」だと思う。と言うことはあの山の左下辺りが明神平だ。

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時々鹿が出てきて何かを食べているが、あまり人を恐れない。鹿が増えすぎてそのうちこのあたりも、木が枯死して森が荒れるだろう。

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三塚分岐をまっすぐ降りたら、明神平だ。往路ではバイパスを通ったのでここは、通っていない。

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明神平が見えてきた。左奥が昼食後に行こうとしている国見山だ。

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明神平にもどってきた。あの休憩所で昼食を摂ろう。

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両親と共に登ってきた小3の女の子が近づいても逃げない狸。朝方私がここを歩いたときも、私の後ろを付いてきたやつだ。

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キャンパーの残飯をもらうのか、丸々と太った狸だ。

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さあお弁当を食べようとしたら、なんとクルマに忘れてきたのを発見。非常食を食べながら急きょ下山することにした。

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ムシカリの花があちこちで咲いている。

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梅惠草が伸びつつある山道をどんどん下山する。

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アマゴが居そうなふちがあちこちにあり、毛ばりを振ってみたい気もするが、
とりあえず腹ペコなので下山を急ぐ。

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駐車場に帰着。時間は1時少し前だ。

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カンカン照りの車の中に置き去りにしたお弁当は食べずに、車で10分ほどの村のレストランへ来た。廃校になった小学校を、レストランと宿泊施設に使っている建物だ。

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玄関を入ったエントランスロビーも昔の小学校のままだ。
ここのレストランで食事をした。

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この日で出会った花たち

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ムシカリの花

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小葉の三つ葉ツツジは山のあちこちで満開だった。

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一輪草は尾根道に近い標高の高い山道のあちこちで ひっそりと咲いていた。

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「一人静か」はもう直ぐ花を開きそうだ。

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麒麟草

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大葉溝酸漿は登山口付近で沢山見かけた。

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緑色をした 花のような実のような不明なもの。今頃実が成るのは変で花と思われるけど。

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実際に歩いた記録。

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歩いた高度と距離の記録。累積高度は950mで歩行距離は15キロだった。

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台高縦走路を歩く、東吉野大股から檜塚奥峰 2014.5.18 その2

2014-05-27 09:17:30 | 高見山から大台ケ原への台高縦走路を歩く
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その2 明神平から檜塚へ
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森の中のあちこちにテントが見える。

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あしび山荘(天王寺高校卒業生の山小屋)の奥が水無山だ。
その奥に国見山があり、予定では檜塚からもどってここでお弁当を食べ、国見山へ向かうつもりだ。

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右奥の前山に向かって歩き出す。

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あの前山の奥に「薊岳」があるが今日は行かない。

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正面のピークが「三塚分岐」だ。

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檜塚奥峰のほうへ分岐する。

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ツツジの向こうに先週の日曜日に歩いた世界遺産大嶺奥駆道が見えている。

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明神岳(1432m)到着。明神平から約15分だ。

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明神岳山頂の直ぐ横に、檜塚への分岐がある。

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檜塚への道は、斜面をどんどん下っていく。帰りがしんどそうだ。

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だだっ広い場所に出た。「判官平」と標識がぶら下がっていた。

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踏み跡は次第に不鮮明になってきた。
2度ほど間違いに気づきGPSで確認して登山道にもどった。

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分岐標識が合って助かった。標識がなければそのまままっすぐ行くところだった。

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歩いていくと、右前方にピークが見えてあれを目標にして歩いたが、檜塚奥峰ではなくて 名も無いただのピークだった。

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突然視界が開けて、東の方角  鈴鹿の山々(と思う)が見えた。

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あのピークが檜塚奥峰のようだ。しかし実際はもう一つ奥のピークだった。

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まず奥峰へ行ってから、次に檜塚へ行こう。

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檜塚奥峰到着。かなり見晴らしがいい。

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山頂でお弁当を食べている夫婦の向こうに、奥駆道が見えている。

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正面に見えるあの山が檜塚だろう。かなり近い。

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続いて檜塚へ向かう。道が不鮮明で分かりにくい場所があるが、山が木の間から ちらちらと見えているから、そんなに迷うことも無いだろう。

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名も無いピークをいくつか通り過ぎる。どこも良く似た景色だ。

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向こうに見えてきたピークが どうやら檜塚だろう。

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直ぐそこに見えてきた。広々として歩いていても気持がいい。

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檜塚到着。朽ち果てた手作り標識が転がっているだけの愛想無しの山頂だ。
7時半に歩き出して、10時20分。3時間弱だ。周りは森になっていて、眺望はあまりよくない。小休止の後直ぐに引き返す。

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その3へ続く
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台高縦走路を歩く、東吉野大股から檜塚奥峰 2014.5.18 その1

2014-05-25 22:45:24 | 高見山から大台ケ原への台高縦走路を歩く
その1 大股林道終点から明神平
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久しぶりに台高縦走路を歩いた。奈良県と三重県の県境の尾根道で高み山から大台ケ原までの縦走路であり、今回は 東吉野村大股から明神平へ登った。そこから明神岳を経由して檜塚と檜塚奥峰まで往復した。

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大股林道際億の駐車場から、ブルーのラインで檜塚と奥峰を往復した。

予定では、明神平にもどり、昼食後水無山から 国見山まで往復する予定だったが、お弁当をクルマに忘れてきたのに気づき、あわてて下山した。

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むせ返るような新緑の林道を歩く。かなり長い距離だ。

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林道から見下ろす渓流沿いの新緑もきれいだ。

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ゲートは林道のちょうど半分くらいだ。ここからの林道歩きもかなりある。

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約40分の林道歩きが終わるといきなり 渡渉を繰り返す。

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しばらく来なかったので、植林小屋が朽ち果てて無くなっていた。

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柔らかな緑の山道は歩いていても気持がいい。

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歩き出して1時間ほどで、大きな滝が見えてきた。「明神の滝」だ。

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滝見ベンチで滝を眺めて小休止。

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やがて尾根が見えてきた。高見山から大台ケ原への台高山脈縦走路だ。

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今日は日曜日だ。昨夜明神平でテント泊した人が、何人か降りてきた。

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源流地帯を横切る。水もきれいだ。

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最後のジグザグ道で尾根へ急登する。

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水場にくれば明神平はすぐそこだ。

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明神平に到着。天気も良く、広々として気持がいい。歩き出して2時間弱だ。
標高1340メートルの高原だ。
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その2へ続く
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残雪の世界遺産大嶺奥駆道弥山八経明星狼平を歩く その3  2014年5月11日

2014-05-22 21:02:26 | 世界遺産大峰奥駈道
その3 狼平から再び弥山へ登り返し(標高差300m)、そして下山

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昼食後小屋を後に出発。

小屋で食事を一緒にしていた若者は、天川村役場を御前6時前に出発し、明星、八剣山、弥山と回りここに到着したという。村役場からのコースは、ロングコースなのだ。

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弥山川源流の水だ。雪解け水も混じり、とても冷たい。

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延々と階段が続く。なんせ300メートルの高さを一気に登るのだ。

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鉄製のグレーチング床板はおそらく鹿避けなのだろう。鹿は細い足が入るので歩けないのだろう。

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振り返ると「頂仙岳1717m 第53番靡き」が後ろに見えている。

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大黒岩通過。ここは行場や靡きではないが、沢山のお札が納めてあった。ここにも残雪が。

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かなり高度を上げてきた。あと100メートルくらい登るのだろう。右手に八剣山とその右奥に明星が見えてきた。

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弥山山頂はまだまだ見えてこない。ゆっくり確実に登る。

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ようやく鳥居までたどり着いた。やれやれだ。狼平から標高差300mの急坂を1時間かけて登り返してきた。

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山頂到着。手前の石段で護摩を焚いたあとがあった。けさすれ違った団体さんたちの行事なのだろう。

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弥山神社に参拝する。

説明書きには アマテラスなど沢山の祭神が書いてあるが、なんとびっくり、徐福(素戔嗚)と二人目の奥方「市杵島姫」のお二人の名前もある。

まあ秦国人徐福の子孫たちが、九州から東征を繰り返し、和国を征服して今に至るのだから、当然といえば当然なのだが。

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山頂から見る中央の八剣山。右奥が明星、左奥に仏生釈迦が見えている。

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行者還り、大普賢、山上などの大峰山系を眺めながら、下山開始する。 時刻は1時15分。

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緑のまるで無い冬景色の奥駆出会いに到着。ここで奥駆道と分かれて左へ分岐下山する。

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標高1300メートルくらいまで降りてきたら、新緑のまぶしい光が目に入ってきた。あともう少しだ。急坂を慎重に降りる。

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駐車場に着くとマイクロバスが留まっていた。名前を読むと「大峰山、大台ケ原ツアー」と書いてある。新興宗教「日本百名山教」の信者バスだ。

そういえば、弥山小屋のトイレ付近で おばさんたちが集まり大声で「私は後いくつ残った」「私はあといくつ」などと自慢合戦していたが 彼らのツアーバスなのだ。

ちなみに百名山教教祖の何とかおじさん(物書きらしいが本は見たことも無い)が八剣山と山上ヶ岳(山頂に大峰山寺があり、俗に大峰山という) を間違えたので 信者さんたちも「ははーっ、ここは大峰山でございます」といっているらしいのだ。

まあ山も見ず、景色も楽しまず、いわんや「歴史ある参詣道」なんてまったく無縁の百名山信者たちには 山名なんてどうでもいいのだろうが。

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残雪の奥駆で この日見た数少ない花たち

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高嶺爪草の小さな花

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アップの写真。特徴ある葉の形が鳥の足の爪に似ているから「爪草」と呼ばれるらしい。標高1700メートル付近の 残雪の間に咲いていた。

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小深山傍食(こみやまかたばみ)と思われるピンクの花。これも小さな花だ。

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とても小さいが 葉っぱは傍食の葉だ。

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大きさが1センチにも満たない 「深山ツボスミレ」の花。よく探さないと分からないが 残雪の間に咲いていた。

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駐車場付近の標高1100メートル付近まで降りてきたら、石楠花が蕾を開きそうに成っていた。我が家の裏山の岩湧山では もう石楠花は散り始めているのに。

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実際に歩いた記録

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実際に歩いた軌跡である。

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歩いた距離は約16キロ、登った累積高度は約1370m。

歩行時間は 7時出発で途中30分の休憩を挟み、午後3時30分帰着。8時間の歩行であった。

この1370mという高さは南アルプスの北沢峠から「仙丈ケ岳」や「甲斐駒ケ岳」への1050メートルをはるかに凌ぎ、燕温泉から妙高山への1350mに匹敵する高さであった。

ちなみにトンネル駐車場から八剣山往復は約累積高度1000mで、往復歩行距離は10キロである。

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残雪の世界遺産大嶺奥駆道弥山八経明星狼平を歩く その2  2014年5月11日

2014-05-20 09:41:38 | 世界遺産大峰奥駈道
その2 弥山から八剣山、明星ヶ岳、日裏山を経て狼平へ

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弥山から歩いてきた方向の奥駆を振り返る。大普賢(1780m),行者還り(1550m)を完全に見下ろしている。

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俗に大峰山と呼ばれる「山上ヶ岳」と去年雪庇が崩れて私が雪の斜面を滑落し、あやうく助かった「稲村ヶ岳」も良く見える。

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弥山山頂の残雪を見ながら、次の八剣山へ向かう。

ネットフェンスが続いているのは、絶滅危惧種の「大山蓮華」の木がこれ以上鹿害にあわないように保護しているのだ。

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急な雪渓を登り詰める。

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雪渓の上においた靴は私の靴だ。滑らないように慎重に登る。

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八剣山(八経ヶ岳)到着。

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すばらしい青空で周りの景色が良く見える。ここは「奥駆道第51番靡き」の行場でもあり、沢山のお札が収めてある。

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残雪の先に 次の目的地の「明星ヶ岳」が見えている。

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その先の奥駆は、仏生が岳、孔雀岳、そして釈迦が岳と続く。

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振り返ると弥山小屋が見えている。

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下り坂の道を歩いて次の明星へ向かう。

八剣山から先へはほとんど人が行かない。静かだ。

ここで熊避けの鈴をだして取り付ける。

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明星ヶ岳に着いてびっくり。グループでお弁当を食べていたのだ。

さすが日曜日だ。今までこの山で人に出会ったことはなかったのに。

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続いて「天川村川合の村役場方面の下山道を下る。

時々「頂仙岳(ちょうせんだけ)」が覗く。

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道は所々不明瞭だ。道を間違えてGPSで確認しながら下山する。

下からトレランの人が走って登ってきた。聞くと村役場を出発してここまで1時間50分かかったそうだ。標準コースタイムは6時間半の長丁場なのに、凄いスピードだ。その人は明星から弥山八経を回って 狼平へ向かい、そこから再び村役場へ下る予定だそうだ。狼平でお会いしましょうと分かれた。

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日裏山到着。振り返るとピークが三つ見える。左から弥山、八剣山、明星ヶ岳のはずだ。

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更に歩いていると下山中のグループに追いついた。聞くとこのグループはクルマ2台を村役場と 行者還りトンネルに分散して駐車しておき、トンネルから登り始めて、村役場へ下山。その後トンネルへ車を取りに車で向かうそうだ。

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高崎横手分岐到着。ここを左へ行けば 村役場で、右へ行けば狼平だ。

追いついたグループとここでお別れして右へ向かう。

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狼平の吊橋に到着。ここで左の川から「弥山登山道弥山側コース(双門の滝コース)が合流する。

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弥山川コースは 長く険しい渓流沿いのコースで今まで沢山の方が命を落とされた。「上級者コースですよ」と念を押していてしかも「下山は不可」と書いてある。

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吊橋を渡れば「狼平避難小屋」に到着。

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先ほどのトレランの人に再会した。右のオレンジのシャツの人だ。

食事は走りながら、ゼリー状のドリンクを食べるだけで、これから麓の村役場まで駆け下りるそうだ。ご安全にと別れた。

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きれいな避難小屋で昼食を摂る。朝7時に出発して11時35分に着いた。

4時間半のきつい歩行だった。

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その3へ続く。

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残雪の世界遺産大嶺奥駆道弥山八経明星狼平を歩く その1  2014年5月11日

2014-05-17 10:07:30 | 世界遺産大峰奥駈道
ゴールデンウイークの混雑が終わった頃を見計らって、奥駆を歩きに「国道309号線行者還りトンネル駐車場」へ出かけた。

その1 駐車場から弥山へ

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予定コースは 駐車場ー奥駆出会いー弥山ー八剣山ー明星ヶ岳ー高崎横手分岐

ー狼平ー弥山ー奥駆出会いー駐車場 のコースで歩行距離は約16キロ予定歩行

時間は約9時間だ。

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御前6時半に駐車場到着。

直ぐにおっちゃんが「千円要ります」とお金を取りに来た。

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なんてこっちゃ。ここは国道で回りはすべて国有林のはずだ。なぜ村民が勝手に

金を取るのか、理解できない。文句を言うと「去年7月から有料に変わりました」

だとさ。今まで天川村にはいろいろと不愉快な思いをさせられてきたが、今回も

またしても非常に不愉快だ。遊びに来る連中から、お金を巻き上げようなんて

えげつない天川村がいかにもやりそうなことだ。

お金を取りに来た お爺とけんかしても始まらないので、黙って千円払う。

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いつものように丸太トラスの橋を渡ってスタートだ。

気温4度でとても寒い。このあたりの標高は 1100メートルだ。

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体を慣らすため、しばらくはゆっくりと急坂を登る。それにしてもいつもながらきつい坂だ。

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奥駆の尾根が見えてきた。

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途中何組も追い抜いたが、またしても追いついた。

今日は日曜日なので

人が多い。

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奥駆出会い到着。約45分の急登だ。このあたりの標高は1500メートルだ。

急坂を一気に400メートル上ってきたのだ。

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しばらく息を整えてから 奥駆を歩き始める。

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奥駆を歩く。天気が良くて気持ちがいいがとても寒いので薄いジャケットを着る。

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奥駆の森は まだ冬の景色だ。落葉樹の新緑は全く無い。

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よく見ると冬芽はどれも硬く閉じたままだ。

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「弁天の森」を通過。

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このあたりから弥山が見えてくるが、その手前に大きな谷が横たわる。

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望遠レンズでは小屋の屋根がはっきりと確認できる。

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聖宝の宿跡に到着。ここが谷底でここから弥山への急坂を登る。

聖宝さんに道中の無事をお願いして、登り始める。

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日当たりの良い斜面には 梅惠草が出始めている。

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標高1700メートルあたりから、残雪が現れ始めた。

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やがて登山道にも残雪が現れた。滑らないように慎重に歩く。

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雪に靴を蹴りこみながらゆっくり登る。急斜面だ。

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大きく口を開けた雪庇もあり、高巻しながら慎重に登る。

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ようやく弥山小屋に到着した。つい先ほど66人の団体さんが、弥山神社の

行事が終わり、下山していった。昨夜この小屋に泊まったらしい。

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小屋の周りでは、沢山の人が思い思いに休憩していた。

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その2へ続く

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一輪草のお花畑を通り桜満開の金剛山を歩く 2014年5月8日

2014-05-13 22:22:53 | 春の山
一輪草のお花畑を通り桜満開の金剛山へ 2014年5月8日

今回の金剛山はダイトレ(ダイヤモンドトレイルー大阪奈良和歌山県境尾根道のハイキングコース)は歩いていない。しかし金剛山系をダイトレが通っているので「ダイトレウォーク」とした。

今回はK谷を歩いたが、普段人に出会うことがほとんど無い落ち着いた谷なのに、今日は人が非常に多く、びっくりした。しかもウイークデイなのに、何故だろう。

しかし一輪草、二輪草が山の斜面を覆いつくす景色の中を歩き、山頂では満開桜を見ることが出来てとてもよかったが、山道に あまり人が増えすぎるのも 山野草保護の点からも 問題だと思う。

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山吹が咲き乱れる林道をしばらく歩く。

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いよいよここから谷道が始まる。

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いきなり急坂が始まる。前方に梯子が見えている。

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去年の台風で大規模崩壊した場所だ。かなり上まで復旧工事してある。

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さらに急坂は続いて、いくつも滝を高巻していく。

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やがて一輪草が現れ始めた。

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湧き水ポイントに差し掛かると、何組かのご夫婦が休憩中だ。私は道を急ぐ。

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山道の両側に 次第に花の群生が広がってきた。踏まないように歩く。

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斜面いっぱいに広がった一輪草。見事だ。

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右も左も見渡す限りの花の群生だ。

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一輪草の花。

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ひときわでかい花。違う種類なのかと思ったが、葉っぱは一輪草だ。

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一輪咲いた後、もう一輪が開きそうな二輪草。

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一輪しか咲いてなくても 葉っぱを見ればこれは二輪草。

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お花畑の中で、沢山の人がお弁当を広げている。
花を踏まなければいいのだが。

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国見広場に着くと、子供たちの元気な声が聞こえてきた。遠足のようだ。
広場中心の金剛桜は満開だ。

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この桜は御衣黄 に似て少し黄色がかっている。

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こちらの桜も満開だ。青空に生えてピンクがきれいだ。

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満開の八重桜。

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転法輪寺境内の樹齢数百年の桜も満開だ。こちらの桜は江戸彼岸のようだ。

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お地蔵さん周りの一輪草も次第に減ってきている。人が歩き回るからだ。

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昼食後、同じ道で 一面のお花畑を見ながら下山する。

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途中から秘密の谷へ入ってみた。ここは九輪草の群生地だが、まだ早かった。

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まだ花芽 は出ていない。

この秘密の谷の九輪草 は以前お会いしたKさんたちが、「御宝香」などの繁殖力旺盛な植物を駆除しながら守っているのだ。

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こんな梯子を取り付けたのも、ボランティアのKさんたちだ。

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危険な岩場に鎖をつけたり、急斜面に階段をつけたり、みなKさんたち、ボランティアの方たちなのだ。感謝感謝。

河内長野市四季彩館の職員たちに見せてやりたいものだ。市の職員たちは、階段ひとつつけることもせず、補助ロープひとつつけることもせず 「危険だから歩かないように」などと張り紙をすることしかしない。「危険だから歩けるようにする」事は全く考えないのだ。

階段を付けたり、岩を削ったりして歩きやすくしているのは、みなAさんや私たちの仕事だ。まったく河内長野市の職員たちは税金泥棒だ。

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この日に見たそのほかの花

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面白い形のチャルメル草もあちこちで見た。

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次郎坊延胡索は一輪草の群落の中にまぎれて咲いていた。

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三つ葉土栗の群落は黄色い絨毯のようだ。

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稚児百合はひっそりと目立たないように咲いていた。

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※九輪草は後一月くらいかかるかもしれない。

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古代出雲王朝と神話ゆかりの地を尋ねて 石見五十猛海岸

2014-05-11 22:56:21 | 古代出雲王朝ゆかりの地を尋ねて
徐福(素戔嗚すさのお)が上陸した五十猛海岸(島根県大田市)

秦の始皇帝に言い付かり、和国へ(秦国人は蓬莱島と書いた)不老不死の薬草を求めてやってきた徐福は、事前に古代出雲王朝に許可を求めに部下を使わした。

出雲王朝第八代の主王(役職名は大名持ち)八千矛(記紀では大国主と書かれた)と副王(役職名は少彦すくなひこ)の八重波都身(やえなみつみ記紀では事代主ことしろぬし と書かれた)のもとに、徐福は忠実な部下の「穂日(ほひ)」を遣わし、多数の貢物と共に上陸と住居の許可を得たという。

ちなみに穂日の子孫が今の出雲大社宮司の家系だそうである。

徐福は先進技術を携えた 多数の工人と若者(海童と呼ばれた)を伴い石見の国の五十猛海岸に上陸した。

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現在の五十猛海岸は海岸線に多数の風車が回る美しい砂浜だ。

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このビーチの前の交差点の名前は「五十猛(いそたけ)」だ。

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この海岸の近くの小学校は「五十猛小学校」だ。

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JR山陰本線の五十猛駅。

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駅は無人駅で、出入り自由だ。

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出番が終わったラッセル車の横で、満開を過ぎた山桜の花びらがしきりに舞い散っていた。

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この海岸に「和田珍味本店」の建物がある。広い駐車場があり、徐福上陸地の「神島」のビューポイントがある。また館内にも無料休憩スペースがあり、「神島」の眺められるコーナーもあり、誰でも休憩して、神島を眺められる。

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神島ビュースポットに立っている「神島説明看板」には、「記紀」に寄れば 徐福が息子をつれて二人で新羅からやってきたと書いてある。

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しかし徐福の息子五十猛は その時まだここには いなかったのである。

上陸した徐福は「火明かり」と名乗り、出雲王朝の高照姫(第七代大名持ちの天の冬衣と宗像三姉妹の田心姫との間に生まれた姫君)を奥方に向かえ、高照姫が生まれた息子が「五十猛いそたけ」なのである。

おそらく五十猛の地名はあとから出来たと思われる。理由は徐福の父親は「徐猛じょもう」と言うので、その一字「猛」を息子につけたと言われている。
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ここは「トルパ」ポイントでもあるらしい。(トルパとは写真を撮るパーキングの意味なのか)

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このポイントから見た神島。

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神島をよく見ると、ここに上陸してもそのあと どうしようもないと思える。普通に考えたら砂浜に上陸しそうなものだが。

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「和田珍味本店」内部の無料休憩所にはお茶のサーバーもあり、神島がここからでも良く見える。無料休憩所とはいっても、石見特産珍味の販売店の中である。一旦店内に入れば海の幸の良い香りが充満していて、珍味を買わずにはおれない。商売上手である。

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休憩コーナーに置かれた「神島案内看板」

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この徐福上陸により、日本の歴史は激動するのである。

徐福の部下の穂日とその息子夷鳥(ひなどり)たちは、連れてきた海童たちと共に出雲王朝の大名持ちと少彦を相次いで 誘い出して幽閉し殺害する。

五十猛は成長後丹波へ移住し、更に大和(奈良県葛城市)へ移住し、その息子「天の村雲」が初代大和大王となる。

五十猛を高照姫に託して一時帰国した徐福は、秦の始皇帝に更なる資金と海童たちをもらい 二度目に和国に船出して、九州筑後平野に上陸。饒速日(にぎはやひ)と名乗る。

そして宗像三姉妹の「市杵島姫」を奥方にもらい、長男「穂穂出見 ほほでみ」をもうける。穂穂出見は物部家を起こし、その子孫が2度にわたる東征を行い、大和朝廷を樹立し、名実共に和国の王となるのである。

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出雲国と石見の地図

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五十猛海岸は、徐福(素戔嗚)の上陸により、以後の日本の歴史が大きく動くモニュメントなのである。

日本の歴史にとり、大きな意味を持つ海岸だ。

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※斎木雲州著 大元出版 「出雲と大和のあけぼの」、「古事記の編集室」、「御伽噺とそのモデル」、「出雲と蘇我王国」、その他を参考にしました。

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山焼きから約一月、花咲き新緑溢れる岩湧の森 2014年5月6日

2014-05-09 23:05:27 | 岩湧山の四季
4月14日の山焼きから 約3週間が経ち、岩湧の森はすっかり春になった。

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「岩湧の森」石碑の周りは石楠花が満開だ。

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森の中も石楠花が沢山咲いている。

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岩湧寺境内にも石楠花が満開だ。

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岩湧山山頂は山焼きから3週間が経ち、新芽のグリーンで覆われてきた。

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焼け跡のあちこちから 蕨や薇が生えている。

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萱の焼け跡からは新芽も伸びてきた。

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四季彩館のデッキから 妙なる調べが流れてきた。
新緑の中で演奏する尺八の師匠だ。

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近くの山 「一徳坊」からみた岩湧山も 真っ黒からグリーンへと変わってきた。

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一徳坊山の新緑の向こうに 金剛山(右)と大和葛城山 (左)

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西タツガ岩を新緑の中から見上げる。

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新緑の中を流れる「石川」源流部。新緑がとてもきれいだ。

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滝畑ダム水面に映った扇山。岩湧山からダイトレを少し下がったピークだ。

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藤の花の向こうに見えるのは、「上ノ山」だ。

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道端ではシャガの花が咲き乱れている。

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ホウの木の花も 山のあちこちで開いている。

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ガマズミの花も岩湧の森で咲きだした。

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「紫サギゴケ」も道端で咲いている。

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三つ葉土栗の花も山道のあちこちで咲いている。

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カキドオシの花も踏みつけて歩くほど群生している。

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山道で腕に触れると、花粉が舞い上がる松の花。花粉症は大丈夫だろうか。

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沢筋の道を歩くと「沢繁縷」の白い花が転々と目に付くようになった。

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山全体の新緑がとてもきれいな季節になった。山野草も沢山咲いて春爛漫の岩湧の森だ。願わくば、これ以上森林伐採して 杉檜を植林しないでほしいものだ。

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岩湧の森、蓮華畑と菜の花畑に囲まれた田んぼの中の喫茶店 4月25日

2014-05-08 00:06:10 | 岩湧山の四季
岩湧の森で「喫茶岩湧屋」を営むご主人が、蓮華畑の真ん中で珈琲屋を開くと言うので、訪問した。いつも岩湧の森で会う友人や、昔からの友人たち、4人で出かけた。

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岩湧の森の麓の こんな風景の中で、期間限定で喫茶店を開いたのだ。

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蓮華畑を歩いてゆく。

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久しぶりに会う友人たちと話が弾む。

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亭主がご挨拶に見えた。

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亭主がこの喫茶店を開いたいきさつなどを説明している。

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左側が私の友人たちで、右側が珈琲を入れているカウンター。

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右億で亭主の奥さんが珈琲を入れているのが見える。

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このシートも もちろん客席である。われわれが椅子とテーブルを占拠しているので、他のお客さんたちは、こちらで珈琲を飲んでいた。

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蓮華の花と菜の花を眺めながら、珈琲を飲むのはとても気持ちがいい。

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珈琲をお替りして、話に夢中になっていると1時間半以上時間が経っていた。

しかも料金は取らずに、おまけに亭主の奥さんの焼いたクッキーまで頂き、大変恐縮した。今度旅行したら、亭主にお土産を買ってこよう。

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※この蓮華畑と菜の花畑は、もうすぐ田植えの準備をするので、無くなります。

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