アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

生駒超えの古道を行く 暗峠(くらがりとうげ) 2014年8月12日 その2

2014-08-20 11:39:59 | 初夏の山歩き
その1からの続き
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暗峠のトンネルだ。上の道は「信貴生駒スカイライン」のようだ。

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狭くて長いトンネルを抜ける。

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石畳の道が現れた。同時に茶店も一軒ある。

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ここから大阪府だ。

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この石畳は郡山藩主により敷設されたということだ。

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大阪府側に入ったこの狭い道に国道標識が現れた。

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道端の古い道標石に「右矢田山二里」とあるが、矢田山は地図に載っていない。

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狭い道をどんどん下る。民家の軒先がすれすれだ。

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しばらく下ると「生駒縦走路」とクロスした。

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縦走路を行く人。この人は足が速くあっという間に視界から消えた。

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下り道はどんどん急坂になる。やがて「弘法水」に来た。

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祠の中には 弘法大師空海が祀ってある。

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湧き水が滾々と涌いていて、沢山の人が水汲みに来るらしいが、「この水を生で飲んだら駄目です」と書いてある。

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更に道を下ると、神様や

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お不動様のような仏様が沢山祀ってある。

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時々木々の間から 大阪の街並が見えている。

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道沿いにはこの観音寺のような大きなお寺が何軒かある。

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強烈な下り勾配の道が続く。降りるのも怖いくらいだ。

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道の左側は深い渓谷だ。水の音が遠くに聞こえる。

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分岐が出てきた。右は「生駒山上紫陽花園」と書いてあるがそのまままっすぐに進む。道は相変わらず急坂だ。

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有名な「芭蕉の句碑」に来た。

病を押して 伊賀を出発し、旧暦9月9日の重陽の節句(菊の節句)にこの暗峠を超えた芭蕉は 難波に着くと 間もなく亡くなったそうで 芭蕉最後の旅になったそうです。

    菊の香に くらがり登る 節句かな  芭蕉

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東大阪の街並がすぐ底に見えるところで、最後の分岐があった。右は近鉄額田駅へ、左は近鉄枚岡駅へ、まっすぐは集落の中へ。左へ進む。

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歩いていると 神社の中に入った。

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枚岡神社だ。お宮参りの祈祷が行われていた。

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石段を降りて進む。どうやら裏手の山から入ったようだ。大きな神社だ。

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大きくて立派な神社だ。縁起を読むと主祭神 は「天児屋命あめのこやねのみこと」とある。なんだ 鎌足の子孫の藤原氏の神社だ。千年以上にわたり、天皇制を食い物にして 政敵を抹殺、虐殺し 私腹を肥やし続けた藤原氏の金で作った神社だ。奈良の春日大社、京都の吉田神社などと同じ系列だ。

鎌足や不比等に始まる藤原一族が大嫌いなので、お参りせず素通りする。

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石段を降りていくと、注連縄鳥居のすぐ先が 近鉄枚岡駅だった。時刻は14時15分。峠で30分のランチタイムを採ったので 実質3時間の歩行だった。

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古より 難波と大和を最短で結ぶが、きわめて急な坂で有名なこの峠は あまりにも急な坂道なので馬の鞍がひっくり返るので 鞍返り峠(くらがえりとうげ)と呼ばれたそうである。

全路が国道308号線でほとんど舗装道路ではあったが、民家の軒先を掠めるような狭い道や、石畳の道や、沢山の石仏が安置されていたり、きれいな棚田が続いていたり、人気のハイキングコースなのがよく分かった。

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実際に歩いた記録。

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高度と距離の記録。奈良県側の道の勾配よりも大阪側の勾配の方がずっと急勾配なのがよく分かる。自転車で登ってきた若者が二人とも倒れこんでいた程だ。

歩行距離は7.6kmだった。

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