アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

古代出雲王朝ゆかりの地を尋ねて 武内神社の秋祭りと神名樋野(かんなびぬ) 2014年9月15日

2014-10-20 18:07:01 | 古代出雲王朝ゆかりの地を尋ねて

武内宿禰を祀る武内神社、平濱八幡宮の秋祭りと神名樋野 2014年9月15日

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武内神社、平濱八幡宮秋の祭り  9月15日

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竹矢町の田んぼの道や住宅街の中には、平濱八幡宮の秋祭りの幟が立っている。

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神社に行ってみると 三々五々赤い襷がけの男たちが集まってきた。

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この一団は中学生か、ほとんどが裸足だが、白足袋の男もいる。みな手に笹の枝を持っている。

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正面が平濱八幡宮で、「仲哀天皇」、「応神天皇」、「神功皇后」の三方(記紀では親子三人とされているが 実は違う)を祀っている。

左端に見えているのが 「武内神社」で 武内宿禰(たけしうちのすくね)を祀っている。

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神社の宮司や 氏子総代らしきおじさんの周りに人が集まっている。

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いよいよ何か始まりそうだ。

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やがて行列が石段を降りて、神輿が続いた。

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神輿の先頭には 楽団や巫女さんたちが続く。

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神輿の先頭が降りてきた。

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若者が神輿を担ぎ、おじさんたちが 羽織袴でつき従う。

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神輿は次々に神社石段を降りてくる。

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降りる途中で傾いた神輿もある。かなり重いのだろう。

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神輿は次々に鳥居を潜って出て行き、集落の方へ向かっていった。家々を回るのだろうか。私は鳥居のところで見送った。

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武内宿禰は九州物部王家の第二次東征の終盤に、物部のイクメ大王に反旗を翻して戦うが敗れて出雲に逃れ、東出雲王家向家に保護される。
そしてこの地(松江市竹矢町)で亡くなったが、向家の姫との間に出来た皇子の武内臣波多は九州八代へ移住する。

その孫が日向西都原の王になり、日向ソツ彦となる。そして新羅王子ヒボコの子孫オキナガ姫(神功皇后)とともに 
大水軍を率いて三韓征伐に成功し、和国の発展に大いに寄与したとされる。


またオキナガ姫との間に出来た皇子がホムタ大王(応神)といわれるが、詳しくは別の記事に書こうと思う。
また日向ソツ彦と日向髪長姫との間に生まれた皇子たちが 平群の臣都久(平群王朝の始祖)、蘇我の臣石川、
巨勢の臣小柄など 古代史の表舞台の王家、豪族たちとなった。

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そして古代東出雲王家が神奈備山と礼拝した神名樋野(別名茶臼山)

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「出雲国分寺跡」では伸びきった夏草の刈り取りが行われていた。秋空に草の香りがすがすがしい。

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田んぼのあぜ道や道路わきでは 一面に彼岸花が咲いて赤く道を染めている。

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刈り取りの終わった田んぼの中の道を進むと、正面に見えてきた山が「茶臼山」別名「神名樋野(かんなびぬ)」だ。

古代出雲王朝の東王家、向家が宮殿のあった大庭(おおば)の地からこの山を神奈備山として崇めた山だ。
今日のチャリツアーの目的地がこの山だ。

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まず東側の「真名井神社」に参拝してから 登ることにした。
この神社はさすがに出雲王家の造りになっていて 「妻入り高床式の大社造」で千木は出雲方式の縦削ぎだ。

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この山の東南門に登山口の一つがある。

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山頂へはゆっくり歩いて 15分ほどで到着だ。先ほど通ってきた「だんだん大橋」が足元に見える。

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松江市街と宍道湖、その向こうに出雲北山が見える。
古代出雲王朝で西出雲王家の神門臣家が遥拝した弥山(クナト大神を祀った)、
鼻高山(はなたかせん、サルタ彦を祀った)が良く見える。

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古代出雲王朝時代に「王の海」と呼ばれた 中海も見える。

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