怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

まず人と金が必要

2007-02-25 10:47:31 | 教育
人を助ける医者を殺すシステムがあるのはまずい。

一般の人はこういったことに鈍感なのではないだろうか?

「私も厳しい。」
というのは言い訳にしか過ぎないことを認識すべきだ。
つまり、自分もそういう状況になっていることを改善できないと思い込んで何もしていないかもしれないと疑う事をやめていることに気づいて欲しい。

ホワイトカラーエグゼンプションのこともそうだ。

過労死必定の話を、さも益のあるかのように語るエコノミストなどがテレビに出たら、即刻抗議の電話を入れるべきだ。
そんなものを法的に導入しようとする政治家がいたら、まず署名運動に参加すべきだ。
そして与党をつぶすべきだ。

「つぶしたら世の中たいへんだ。」
なんて善意をそのときだけふるうのはやめて欲しい。
目の前で死んでいく善意の人たちの方がよほど大切だ。

「ブラックジャックによろしく」という漫画がまったくのフィクションだと思っている人は世間に発言をしたり、選挙にいって欲しくない。

先日の飛行機の整備士が過労死した事件と被るのだが、こうして必要な人が亡くなるなんてことが繰り返される「企業の論理」だとか「民間並み」だとかいうイデオロギーにいつまで人権が無視されていくのか不安でならない。

繰り返して言う。
「会社/大企業も与党/国家も人を守ってくれはしない。そうなればいいという幻想か夢遊病にすぎない。システムは現場の人間が生きやすいように変革しなければ意味が無い。」

そして、肥え太る大企業から、早く金を吐き出させ、人をよりよく育てられる環境を整備しなければならない。

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小児科医死亡は過労死 時間外、月100時間超 道労働局認定(北海道新聞) - goo ニュース2007年2月23日(金)09:00

 道北の公立病院などに勤務していた小児科医の男性=当時(31)=が突然死したのは、月百時間を超す時間外労働による過労死だとして、遺族が旭川労働基準監督署に労災を申請していた問題で、北海道労働局は二十二日までに、労災と認定し、遺族補償年金の支給を決めた。医師の過労死認定は全国的にも極めて珍しい。医師不足の原因の一つとされる勤務医の過酷な労働実態の見直しを求める声が、さらに強まりそうだ。
 男性医師は二○○二年四月から○三年七月まで臨時職員として、○三年八月から正職員として、公立病院に勤務。同年十月に富良野市の民間病院に移ったが、六日目に自宅で突然死した。
 遺族や関係者によると、男性は公立病院で、一市三町(当時)の小児救急を他の医師二人と共に支えていた。午前九時から午後五時の通常勤務に加え、泊まり込みの当直が月三-四回あった。さらに救急患者のために待機する当番が月二十-二十五日あり、多い日で一晩に五回呼び出されたという。月の時間外勤務は平均百時間を超え、休みは月に一、二日だった。
 小児科の救急外来には毎晩平均五人の患者があり、男性の当時の上司は「患者数に比べ医師が足りなかった」と打ち明ける。
 また、富良野の病院ではわずか五日間で三十二時間の時間外労働をしていた。突然死する前日の夜も呼び出しの電話で飛び起き、病院に向かったという。
 遺族は「『僕が死んだら働きすぎだから』ってよく冗談で言っていました」と振り返る。
 国は業務と疾患の因果関係を認める基準として「発症前二-六カ月間、月八十時間を超える時間外労働」を挙げているが、医師の死亡前一年間の時間外労働は毎月百時間を超えていた。
 労働局労災補償課は「労災保険の対象外の公立病院正職員だった二カ月を除く期間で、過重負荷の労働があったと判断した」と説明している。
 申請を担当した高崎暢(とおる)弁護士(札幌)は「あまりに過酷な勤務であり、(職場管理者が)事前にやめさせるべきだった。労災認定は当然」と指摘。医師が勤務していた公立病院長は「今は取材に応じられない」と話している。

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