ウラとオモテの日記

私が見た裏と表の話を紹介する。今話題のニュースよりもあまり取り上げることの少ないニュースに注目します。

ファイナル直前 過去の記事を振り返る4

2024年04月28日 21時56分09秒 | Weblog

最終回直前の過去の記事を振り返る。今回は2010年4月28日の記事です。テレフォンカードの利用者が増加しているという夕刊フジの記事です。

最近はテレフォンカードも絶滅しかけていましたが、不況で利用者も増加していると夕刊フジが伝えました。記事によると、不況で節約にいそしむ消費者が、NTT東日本と西日本が実施している“テレカ振り替え”のサービスに着目、最近になってテレカの利用が増えているということです。記事の中で都内在住の主婦が「これで固定電話の通話料が払えるんですよ」と見せてくれたのは、かつて親族の葬儀で配布されたテレカで、タンスにしまい込んでいるうちに携帯電話の普及で公衆電話機が減り、使う機会を失っていたものだ。「それがこうして家計を助けてくれるんですから、これも故人のおかげかしら」と主婦は言っているようです。未使用テレカでの通話料支払いサービスは89年10月から始まり、毎月の電話料金のうち、ダイヤル通話料金の支払いにテレカを充てることができるそうです。ただし、磁気カードは1枚につき50円、同じくICカードは100円の手数料がかかるそうです。家計に詳しい経済ジャーナリストの荻原博子さんは「実はテレカを眠らせている人は多い。かつて結婚式では新郎新婦が写ったものをよくもらいましたし、アイドルなどのテレカブームで大量に収集した人も多いはず。倹約志向の高まりでこのサービスの存在が徐々に認識され始め、ここにきて利用者が急増したのではないでしょうか」と分析しているようです。お金がなくても、テレカが生活をつなぐものだと信じます。

この翌年に東日本大震災が発生し、携帯電話が使えずに公衆電話を利用する人たちが多くいたことが映像でも流れていました。今やテレフォンカードを使う人はもういないと思いますが、災害の時の連絡ツールとしては残してもらわないといけません。SNSが発達し、家族や友人をつないでいても、災害インフラとしての公衆電話は欠かせなくなります。今後もいろんな災害が起きます。対策のためにもきちんとしておくことが必要です。


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