いーちんたん

北京ときどき歴史随筆

蔚県3、鼓楼とほうき

2012年04月03日 12時34分57秒 | 河北・蔚県と暖泉
ほうき




各種ふるい。埃の多い土地柄には、特に必須。
左上のストーブは、排気の煙突穴があいていないタイプ。お庭でことことと煮物をしたり、
お湯をわかすための小型コンロ。

   


城門にたてかけられた巨大ほうきが風情ある。。




鼓楼の門洞。

   



鼓楼の右側には、移動鳥屋さん。






なんだかただのスズメもいます。こんなの、商品価値はあるのでしょうか。




町のあちこちに鳥屋さんを見かけました。どうやら鳥愛好家がおおいところのようです。


   




全体として、まったりと流れる町の生活の流れ。
生き馬の目を抜く大都会のリズムの中に身をおくと、まるで別世界です。

実力があり、自分を試したい人はすべて都会に出払い、残っている人はほぼすべて「まったり行きたい派」。
安定した仕事は公務員くらいしかなく、それ以外はすべて「自営業」。

農業をしたり、機敏に商売の種を見つけたり、臨時でアルバイトをしたり。
どちらにしても決まった時間帯、何年もかけて長期的に雇われる人はあまりいません。

雇われて働く場合、あまり休みは取れませんから、
休みたくなったらいっそのこと止めてしまうのがこちらのスタイル。
数ヶ月、数年ぶらぶら遊んで気が済み、貯金も底を尽きてから、やっとまた働きに出ようか、ということになります。

それがあちこちにやたらと目に付く鳥かごの背後にある町の内情なのかなあ、と。








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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アナログでいいですね (~弥勒~)
2012-04-21 17:44:38
中国の農村はまだアナログ、アコースティック。
懐かしいですね。
ところで、金物屋さんにはどうして刃物(鎌や鋏、包丁など)が無いんでしょうか?
昔の日本の金物屋さんと比較して不思議に思いました。
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それから、 (~弥勒~)
2012-04-21 17:46:38
煙突の無いストーブというの、燃料は何を使うのですか?
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弥勒さんへ (yichintang)
2012-04-22 12:53:35
はさみ、包丁はおそらく「厨房用品」というカテゴリーで、お店がちがうんだと思います。

燃料は石炭です。
このあたりは山西や内モンゴルにも近く、思いっきり石炭の産地です。

煙突がないストーブは、横から煙突が取り付けられるように穴があいています。
角度の関係で見れないのです。。
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ありがとうございます (~弥勒~)
2012-04-22 13:41:18
なるほどねぇ。
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