Aurex Jazz Festival '81 / All Star Jam Session
一時お蔵入りしていた自宅のアナログのレコードが再びターンテーブルに乗って10年近く経つ。当時は仕事とゴルフに熱中していたが、歳をとったら好きだったジャズをもう一度聴き直したいと思ったのがきっかけだ。
ちょうどその頃このブログを開設した。最初は、ゴルフの記録を残すことが主な目的であったが、このブログのタイトルでもあるウェスモンゴメリーのアルバムを取り上げたのを機にジャズのアルバム紹介もするようになった。
三日坊主にならないように、それをきっかけにレコードの棚卸も始めた。昔聴きこんだアルバム、一回聴いてお蔵入りしたものまで、今聴き返すとそれなりに新たな印象が生まれる。レコードを棚卸すれば、当然CDも。一時、新たにアルバムを買う事も無くなっていたが、聴き始めるとまた新たなアルバムが欲しくなる。新しいアルバムというよりは、古いアルバムを聴いて気になったものがまた増えてくる。昔は、欲しいアルバムを探すのも楽しみであったが、今ではネットで簡単に探せる。簡単に買えるようになったのが、いいのか悪いのか、店に足を運んで探す楽しみは無くなった。
お蔭で、棚卸は遅々として進まないが、最近は、ゴルフの記事よりももっぱらジャズアルバムの記事になっている。別にゴルフを辞めた訳ではないが、プレーへの執着心が無くなると、書く事も無くなる。
最近はアルバムそのものの紹介よりも、アルバムにまつわる話が多くなっている。これも、棚卸をやっている中で、好きなサドメル(ビッグバンド)、ペッパーアダムス、そしてConcordに関しては、せっかくなので少し突っ込んで調べてみたいと思う、ファンの心理からだろう。
段ボールに詰まったままであった古いスイングジャーナルも再び書棚に陽の目を見た。良く読んだ記憶のものもあれば、全く記憶にないものもある。確かに、仕事が忙しかった時期は読む暇もなく、定期購読して毎号届くものの、ただ積んでおいたものも多かった。
昨年は、ベーターのデッキを復活させた。これで段ボールに詰めてあったβのテープが陽の目を見た。30年以上前の懐かしい映像に見入ってしまうことも。
そこに、また一つ最近復活させたものがある。カセットテープである。当時エアチェックをしたものがこれも一山ある。元々整理ができない質なので、タイトルはあってもインデックスが記されていない物が大半。中身は聴いてみてのお楽しみということだ。
もうひとつ物置にオープンテープが一山あるが、これもいつかは手を付けなければと思うが、これはいつになることやら。
こんな生活ができるようになったのも、最近は仕事を減らして比較的自由な時間がとれるようになったのもひとつの要因だ。
程ほどにしようとは思うが、元々凝り性。次の楽しみが見つかるまではしばらくは続きそうだ。
さて復活したカセットで最初に聴いたのは、この81年のオーレックスのオールスターズの演奏のエアチェック。レコードではカットされている、ゲッツとブルックマイヤーのそれぞれのソロが異色だ。アルバムではゲッツはミルトジャクソンとのイマネマと、ブルックマイヤーはマリガンとバニーズチューンの再演となるが、それぞれのソロは懐メロではなく全く違う雰囲気の演奏だ。
というのも、この81年というと、ゲッツはサンフランシスコに居を移しConcordで復活する時。そしてブルックマイヤーも古巣のメルルイスオーケストラでも本気モードを出していた頃だ。
此の頃は、ジャズフェスティバルも全盛期、世界中で色々なコンサートが開かれていた。今聴き返してみると、お祭りは別の場として割り切り、皆、本業では真剣モードだった気がする。このようなお祭りでは、自分のソロの時だけは、今の自分のせめてものアピールの場だったのかもしれない。
コンサートのプログラム作りも、一般受けを狙って(それはそれで楽しいものだが)出演者の普段の演奏とは違う物であったことが良く分かる。
ということで、表題のアルバムはこの時のライブアルバムだが、今回は自分のカセットのエアチェックで聴いてみた。曲が違い、順番が違うだけでもアルバムとはまた違った印象を受けるものだ。
1. Crisis
2. Bernie's Tune
3. Song For Strayhorn
4. What Am I Here For
5. Take The 'A' Train - Caravan - Things Ain't What They Used To Be
6. A Night In Tunisia
7. Time For The Dancers
8. The Girl From Ipanema
9. Bag's Groove
Freddie Hubbard (tp)
Stan Getz (ts)
Bob Brookmeyer (vtb)
Gerry Mulligan (bs)
Milt Jackson (vib)
Roland Hanna (p)
Ray Brown (b)
Art Blakey (ds)
Engineer : Yoshihisa Watanabe, Yutaka Tomioka
Executive-Producer : Nobuo Ohtani
Producer : Yoichiro Kikuchi
Live recorded at Budokan, Tokyo on September 3, 1981
Live recorded at Osaka Festival Hall, Osaka on September 2, 1981
live recorded at Yokohama Stadium, Yokohama on September 6, 1981
一時お蔵入りしていた自宅のアナログのレコードが再びターンテーブルに乗って10年近く経つ。当時は仕事とゴルフに熱中していたが、歳をとったら好きだったジャズをもう一度聴き直したいと思ったのがきっかけだ。
ちょうどその頃このブログを開設した。最初は、ゴルフの記録を残すことが主な目的であったが、このブログのタイトルでもあるウェスモンゴメリーのアルバムを取り上げたのを機にジャズのアルバム紹介もするようになった。
三日坊主にならないように、それをきっかけにレコードの棚卸も始めた。昔聴きこんだアルバム、一回聴いてお蔵入りしたものまで、今聴き返すとそれなりに新たな印象が生まれる。レコードを棚卸すれば、当然CDも。一時、新たにアルバムを買う事も無くなっていたが、聴き始めるとまた新たなアルバムが欲しくなる。新しいアルバムというよりは、古いアルバムを聴いて気になったものがまた増えてくる。昔は、欲しいアルバムを探すのも楽しみであったが、今ではネットで簡単に探せる。簡単に買えるようになったのが、いいのか悪いのか、店に足を運んで探す楽しみは無くなった。
お蔭で、棚卸は遅々として進まないが、最近は、ゴルフの記事よりももっぱらジャズアルバムの記事になっている。別にゴルフを辞めた訳ではないが、プレーへの執着心が無くなると、書く事も無くなる。
最近はアルバムそのものの紹介よりも、アルバムにまつわる話が多くなっている。これも、棚卸をやっている中で、好きなサドメル(ビッグバンド)、ペッパーアダムス、そしてConcordに関しては、せっかくなので少し突っ込んで調べてみたいと思う、ファンの心理からだろう。
段ボールに詰まったままであった古いスイングジャーナルも再び書棚に陽の目を見た。良く読んだ記憶のものもあれば、全く記憶にないものもある。確かに、仕事が忙しかった時期は読む暇もなく、定期購読して毎号届くものの、ただ積んでおいたものも多かった。
昨年は、ベーターのデッキを復活させた。これで段ボールに詰めてあったβのテープが陽の目を見た。30年以上前の懐かしい映像に見入ってしまうことも。
そこに、また一つ最近復活させたものがある。カセットテープである。当時エアチェックをしたものがこれも一山ある。元々整理ができない質なので、タイトルはあってもインデックスが記されていない物が大半。中身は聴いてみてのお楽しみということだ。
もうひとつ物置にオープンテープが一山あるが、これもいつかは手を付けなければと思うが、これはいつになることやら。
こんな生活ができるようになったのも、最近は仕事を減らして比較的自由な時間がとれるようになったのもひとつの要因だ。
程ほどにしようとは思うが、元々凝り性。次の楽しみが見つかるまではしばらくは続きそうだ。
さて復活したカセットで最初に聴いたのは、この81年のオーレックスのオールスターズの演奏のエアチェック。レコードではカットされている、ゲッツとブルックマイヤーのそれぞれのソロが異色だ。アルバムではゲッツはミルトジャクソンとのイマネマと、ブルックマイヤーはマリガンとバニーズチューンの再演となるが、それぞれのソロは懐メロではなく全く違う雰囲気の演奏だ。
というのも、この81年というと、ゲッツはサンフランシスコに居を移しConcordで復活する時。そしてブルックマイヤーも古巣のメルルイスオーケストラでも本気モードを出していた頃だ。
此の頃は、ジャズフェスティバルも全盛期、世界中で色々なコンサートが開かれていた。今聴き返してみると、お祭りは別の場として割り切り、皆、本業では真剣モードだった気がする。このようなお祭りでは、自分のソロの時だけは、今の自分のせめてものアピールの場だったのかもしれない。
コンサートのプログラム作りも、一般受けを狙って(それはそれで楽しいものだが)出演者の普段の演奏とは違う物であったことが良く分かる。
ということで、表題のアルバムはこの時のライブアルバムだが、今回は自分のカセットのエアチェックで聴いてみた。曲が違い、順番が違うだけでもアルバムとはまた違った印象を受けるものだ。
1. Crisis
2. Bernie's Tune
3. Song For Strayhorn
4. What Am I Here For
5. Take The 'A' Train - Caravan - Things Ain't What They Used To Be
6. A Night In Tunisia
7. Time For The Dancers
8. The Girl From Ipanema
9. Bag's Groove
Freddie Hubbard (tp)
Stan Getz (ts)
Bob Brookmeyer (vtb)
Gerry Mulligan (bs)
Milt Jackson (vib)
Roland Hanna (p)
Ray Brown (b)
Art Blakey (ds)
Engineer : Yoshihisa Watanabe, Yutaka Tomioka
Executive-Producer : Nobuo Ohtani
Producer : Yoichiro Kikuchi
Live recorded at Budokan, Tokyo on September 3, 1981
Live recorded at Osaka Festival Hall, Osaka on September 2, 1981
live recorded at Yokohama Stadium, Yokohama on September 6, 1981