THE BILL HOLMAN BAND LIVE
ビルホルマンというアレンジャーがいる。先日ライブに行った辰巳哲也のお気に入りのアレンジャーの一人のようだ。その時はボブブルックマイヤーとサドジョーンズの曲を多く取り上げていたが、このビルホルマンの曲 ”PRESS ONE”もやっていた。ピアノのメトロノームのようなイントロが印象的な曲だ。
本家の演奏はこちら ↓
このビルホルマン、元々はケントンオーケストラの出身。50年代のウェストコーストジャズ全盛期は。シェリーマン、アートペッパーなどとも一緒にプレーしていたし、あのサドメルオーケストラの一方のリーダーメルルイスとグループを組んでいたこともある。メルとはケントン繋がりの仲間であった。
60年代に入ってからはプレーよりアレンジャーとして登場することが多い。ウディーハーマン、バディーリッチ、カウントベイシー、ジェリーマリガンなど名だたるオーケストラのアルバムでホルマンのアレンジを見かける。この前紹介したルイベルソンのビッグバンドにも。
80年代以降は、自己のオーケストラでの活動も活発に行っているようだ。
“PRESS ONE”が収められているのは、2004年のライブアルバム。メイナードファーガソンに捧げたコンサートが4日間行われ、その中でのホルマンのセットが丸々収められている中で聴ける。MCを含めたライブのフルバージョンは臨場感がより増して来る。
ホルマンのアレンジは、ハードバップの流れを汲みながらウェストコースと香りをまぶしたスイングする部分がベースにあるものの、途中でテンポやリズムが変わって一瞬曲の雰囲気が変わることが多い。またその中のアンサンブルもよくあるハモさせながらドライブをかけていくよりも、変化をさせながら「散らかしていく」感じが多く、これが特徴だろう。モダンビッグバンドを支える名アレンジャーの一人だろう。
今回のライブは自己のバンド。盟友のカールサンダースがリードに座っている。他のバンドのためのアレンジ提供ではなく、自分のバンドでの演奏。ソロをとるメンバーの演奏を含めて、ハーマンの曲などもやっているがホルマン節が色濃く聞こえるのは気のせいか。
東のVJOと並んで西にもこのようなビッグバンドが元気に演奏しているのは嬉しい限りだ。
このブログのタイトル“A DAY IN THE IFE”もいつもはウェスのアルバムが自然と聞こえてくるが、ホルマン節のアレンジも一枚加わった。
1. Introduction; Woodrow
2. A Day in the Life
3. Bary Me Not; Band
4. Introductions
5, Donna Lee
6. Blue Daniel
7. Press One
8. The Bebop Love Son
9. Zoot 'n Al
Personnel:
Bill Holman, composer, arranger, conductor
Carl Saunders, Pete DiSiena, Ron Stout, Bob Summers, trumpet
Lanny Morgan, Bruce Babad, Doug Webb, Ray Herrmann, Bob Efford, reeds
Jack Redmond, Bob Enevoldsen, Andy Martin, trombone
Craig Gosnell, bass trombone
Christian Jacob, piano
Joel Hamilton, bass
Kevin Kanner, drums.
Graham Carter Producer
Tim Pinch Recording Engineer
Recorded on Sep.30, 2004
Jazzed Media JM1007
ビルホルマンというアレンジャーがいる。先日ライブに行った辰巳哲也のお気に入りのアレンジャーの一人のようだ。その時はボブブルックマイヤーとサドジョーンズの曲を多く取り上げていたが、このビルホルマンの曲 ”PRESS ONE”もやっていた。ピアノのメトロノームのようなイントロが印象的な曲だ。
本家の演奏はこちら ↓
このビルホルマン、元々はケントンオーケストラの出身。50年代のウェストコーストジャズ全盛期は。シェリーマン、アートペッパーなどとも一緒にプレーしていたし、あのサドメルオーケストラの一方のリーダーメルルイスとグループを組んでいたこともある。メルとはケントン繋がりの仲間であった。
60年代に入ってからはプレーよりアレンジャーとして登場することが多い。ウディーハーマン、バディーリッチ、カウントベイシー、ジェリーマリガンなど名だたるオーケストラのアルバムでホルマンのアレンジを見かける。この前紹介したルイベルソンのビッグバンドにも。
80年代以降は、自己のオーケストラでの活動も活発に行っているようだ。
“PRESS ONE”が収められているのは、2004年のライブアルバム。メイナードファーガソンに捧げたコンサートが4日間行われ、その中でのホルマンのセットが丸々収められている中で聴ける。MCを含めたライブのフルバージョンは臨場感がより増して来る。
ホルマンのアレンジは、ハードバップの流れを汲みながらウェストコースと香りをまぶしたスイングする部分がベースにあるものの、途中でテンポやリズムが変わって一瞬曲の雰囲気が変わることが多い。またその中のアンサンブルもよくあるハモさせながらドライブをかけていくよりも、変化をさせながら「散らかしていく」感じが多く、これが特徴だろう。モダンビッグバンドを支える名アレンジャーの一人だろう。
今回のライブは自己のバンド。盟友のカールサンダースがリードに座っている。他のバンドのためのアレンジ提供ではなく、自分のバンドでの演奏。ソロをとるメンバーの演奏を含めて、ハーマンの曲などもやっているがホルマン節が色濃く聞こえるのは気のせいか。
東のVJOと並んで西にもこのようなビッグバンドが元気に演奏しているのは嬉しい限りだ。
このブログのタイトル“A DAY IN THE IFE”もいつもはウェスのアルバムが自然と聞こえてくるが、ホルマン節のアレンジも一枚加わった。
1. Introduction; Woodrow
2. A Day in the Life
3. Bary Me Not; Band
4. Introductions
5, Donna Lee
6. Blue Daniel
7. Press One
8. The Bebop Love Son
9. Zoot 'n Al
Personnel:
Bill Holman, composer, arranger, conductor
Carl Saunders, Pete DiSiena, Ron Stout, Bob Summers, trumpet
Lanny Morgan, Bruce Babad, Doug Webb, Ray Herrmann, Bob Efford, reeds
Jack Redmond, Bob Enevoldsen, Andy Martin, trombone
Craig Gosnell, bass trombone
Christian Jacob, piano
Joel Hamilton, bass
Kevin Kanner, drums.
Graham Carter Producer
Tim Pinch Recording Engineer
Recorded on Sep.30, 2004
Jazzed Media JM1007
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