週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

2013年春 高瀑行

2013年05月07日 | 自然写真 滝

 おいわさんからGWの滝めぐりの案内をいただいたのは24日。御来光の滝・高瀑がセットだったが、直前の案内だったため、みな都合つかなかったようで、御来光の滝はキャンセル、高瀑行も、おいわさん・なかちゃん・私の三名のみとなった。このメンバーでの訪瀑は久しぶりである。
 一昨日の那賀町秘境滝訪問から、まだ筋肉痛は収まっておらず、朝階段を降りるのにも少し苦労した。しかしじっとしているよりも、動かしているほうがいいようだ。

 6時出発。いつも早く着きすぎるので、途中休憩を入れたりしてのんびりしていると、到着時間はギリギリ。すでにおいわさんとなかちゃんが、待ってくれている。みな私の車に荷物を積み替えて出発。登山口までの30分、松山城お堀端のカワセミの話題で盛り上がりながら林道を進むが、2月以降さらに倒木があったようで、ハイルーフの車では通行が難しそうだ。

 8時31分登山口到着。登山靴に履き替え、ストレッチ体操を行う。いつもは出発まで余裕がなくて行う暇がないのだが、今回は足に不安を抱えているので、しっかり伸ばしておく。ちなみに、ずっと使っていた登山靴は前回の訪瀑で壊れてしまったので、今日の登山靴は冬山登山前に新調した上等の靴である。

201305060852_004  8時42分登山道を歩き始める。この時期の山歩きでは野草を楽しめる。右の写真はイチリンソウだが、裏から見ると紅色に見えるので「ウラベニイチゲ」ともいうらしい。おいわさんが一緒でなければ興味を持つこともなかっただろう。

 沢を流れる水が少ないので渡渉が楽だ。天気は快晴、この時期の山歩きは最高の気分だが、登りがきつくなるとどうしても遅れがちとなる。今日は、同行がなかちゃんと私なので、おいわさんもゆっくり目のペースを作ってくれている。また、野草を見ると立ち止まって撮影しているので、さほど遅れることなくついていけた。

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 時折目にするアケボノツツジ。デジイチでじっくり撮りたいところだが、皆コンデジでの撮影にとどめている。行程記録用のIXYでは、うまくピントが合わせられない。アケボノツツジは何ケ所かで枚数を撮ったが、まともなものはほとんど無かった。

 今回、なかちゃんの希望で旧ルートを通った。一昨年の事故現場で手を合わしたいという思いからである。本来なら避けるべきであるし、実際途中の梯子は撤去されていたりしたが、いろいろな意味で、通ってよかったと思う。
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 9時35分丸渕到着。いつもはデジイチを取り出して撮影するのだが、今回は足を休ませるために、数枚撮っただけであとは休憩。逆にいつもはコンデジだけのおいわさんが、60Dを出して撮影していた。

 スリングバックだけという軽装の方が単独で我々を追い抜いて行った。目的は滝だというが、あの装備だと何が目的なのかと思ってしまう。我々のようにカメラ重装備のパーティーも珍しいかもしれないが。

201305060959_027  丸渕わきの急斜面を上ると、西の冠岳が見えるポイント、そこにアケボノツツジがあるのだが、やはりIXYではこの程度にしか撮れない。

 氷瀑の時期だと、遠望ポイントからの絵も素晴らしいのだが、この時期水量が少ないせいもあって、高瀑がかすかに見えることに気づかない人も多いだろう。

 水量の少ない下の滝を通過し、天狗の子育て岩を過ぎると登りは終わり、開けた場所に出ると、高瀑がその姿を現す。

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 先に来ていた単独行の方は帰っていく。高瀑は、日が当たり始めるこれからが楽しいと思うのだが、まあ人それぞれである。

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 風で向きを変え続ける滝の流れも面白いので、まずは正面真下から撮影。今日のレンズは18-200mmだが、広角用にワイコン付きの18-55mmを持ってきており、時折レンズを変えながら、広角で全景を、ズームで滝口を撮っていく。

 まだ時間も早いので、左岸を少し登ってみる。おいわさんが面白いポイントを見つけたといって左岸の崖をどんどん登っていくのを見ながら、行けるところまで行こうとゆっくり上ってみた。

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 おいわさんは、アケボノツツジが咲いているのを見て、それを前景に滝を撮ろうとしている。先に右岸に上っていたなかちゃんがこちらに登ってきて、おいわさんに続こうとしていたが、ちょっと危険だよとおいわさんが言っている。私はそれ以上登るのをあきらめ、体を落ち着けやすい場所で少し腰を据える。

11時を回って、滝口に日が当たり始めた。

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201305061132_112   右の絵は、写真としては失敗だろうが、光の加減で枝が雪をまとっているように見える。

 今日は光の加減が難しい。どうしてもオーバー気味になってしまうのだが、無理やりアンダーにしようとすると、真っ暗になってしまう。後でなかちゃんやおいわさんも、露出に苦労したといっていたが、私の今の技術では、この光具合には十分に対処できない。

 日の光が滝に当たり始め、飛沫がキラキラと輝き始める。これからが滝撮影の本番である。

つづきます。

 

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