勢いで購入してしまったGOTAMA君だが、購入当初は本当にこれでいいのかすごく悩んだ。
実は当初はアルマダのJJを購入予定だったけど、よくよく調べてみるとアトミックのブログがよさそうなことがわかり
ブログを購入寸前だった。
雑誌では絶賛しているけど、しかし自分は試乗したことないので本当に自分の求めている滑りができるかすごく心配になり
やはり一度試乗してすごく調子のよかったGOTAMAに購入することにしたので、自分なりには、実はすごく悩んだ上の購入のつもり。
そのGOTAMAのスペックは
長さが178cmで重量は約2kg この手では軽く短いのに、安定性はすこぶるいいという
自分の中では、このスペックだけ見るとすごくいい板。
しかし寸前まで悩んだのはフルロッカーという点
通常の板は青の線のように真ん中にはキャンバーがある。このキャンバーが板の張りを生み、きもちい切り替えができる。
しかしフルロッカーはそのキャンバーがない!!
ということでターンの切り替えが気持ちよくできるの?という疑問が出来てくる。
でも前回試乗したときは、本当に気持ちよくできたので購入したのだけど、なぜそれが出来たのか?
またフルロッカーは荒れたバーンとは不向きなことが言われているのに
GOTAMAは実は荒れたバーンがすごく調子がよく、切り替えもスムーズ
またある雑誌では、「もし板が踏める人であれば、GOTAMAはすごくおもしろい板」と書いてあった?
キャンバーないのに踏める板ってなに、と疑問に思ったので、なぜこの矛盾が解決できているのかその理由を考えてみた。
通常の板はキャンバーがあるがゆに
▲の場所がパウダーでのターン切り替えでひっかかるということでロッカーが生まれた
しかし当初の板はフルロッカーであるが故にキャンバーがなく、やはり整地では滑りにくい問題が発生。
ということで複合ロッカー(トップとテールはロッカー、センターはキャンバー)という板が登場
しかしそのロッカーがあがった分(A部分)トップ部分の浮く距離が広がるために、薄いパウ、荒れたバーン、整地ではトップがばたつくという問題も発生。
(ということで、最近の複合ロッカーは控えめロッカーが多い気がする)
ということでGOTAMA君は緩やかなロッカーを採用することによりトップの過度な浮きを押さえることに成功
またこの穏やかなロッカーにより、複合ロッカーにあるトップの過度な抵抗や、変曲点での抵抗がないので、初速もスムーズかつ早い。
もちろんばたつかないので、荒れたバーンも安定する。
ではこんな板は踏むことができるのかというと、
穏やかなロッカーなので、まだたわます余地があるからではという考え
すなわちこんな感じ
私の考えがもし正しければ、沈むことの出来る雪(ゆるんだ雪)であればキャンバーがなくても切り替えはスムーズにいくはずだし
ある意味複合ロッカーよりきれいに、きもちよくたわむはず。
逆にいうとやはりアイスバーンでは、雪に板が食い込まないので、
キャンバーがないと、板の跳ね返り、トップの食いつきが生まれないのでスムーズな切り替えは無理かと思う。
ということでGOTAMA君はロッカーでもアイスバーン以外であれば、調子がいいのは何となく、この理論であれば、理解できるし
山に行くときはほとんど雪はゆるんでいる時しか行かないので、そう思うと山では実は万能板だったりと思ったりする。
ちなみにこの考えはまったくのシロート考えなので、、、、、です。
なおVolklのHPには、パウダースキー用のロッカーにVolklならではの板の特徴があると記載されている。
1 全体を考えて作ってあるロッカー(金型から作る)
2 通常はトップとテール両方柔らかいのに、Volklはトップは堅くすることにより操作性をUP
これは本当に実感できたし、トップを堅くする考えはやっぱレース板のVolklならでは、安定性にも寄与してるとも思う
3 前にも記載した最低限のロッカー
これを読むとやっぱスゲーなーと正直思う。
でも本当に買いたかった理由は、Volklは今まで購入したこと無かったし、
やっぱり名器と言われたGOTAMAが前からほしかっただけというミーハー根性だけかとも。
(FATSKI自体、一部の人しか知らないなので、それをミーハーというのも、どうかともおもいますが)
結論からいうとGOTAMAかなりいいです。超お勧めです。
こんな面白い板はいままで出会ったことがないくらい面白いです。
もっと、もっと、もっといいところがありそうなので、いっぱいいいところを引き出してやりたいと思える板です。
そんな感覚は初めて
(そもそもうまく使いこなせないので、ちゃんと使いこなせるようにということ気持は今までの板で何回か思ったことはあったけど、)
雑誌では、中ー高速向きと書いてありましたが、向きではなく、中ー高速が面白すぎるが正しい表現かと
なんで売れないのかなーと思うぐらいです。
Don't think, feel.(考えるな、感じろ) じゃなく、Don't think, it 'BUY'(考えるな、買いです)です。