山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

緑の衣裳、朱の衣裳

2015年02月04日 00時17分20秒 | 上沼田神楽

上沼田神楽には、先人達の努力により伝わってきた衣裳が数多くある。
その中の一つ、「千早(ちはや)」といわれる衣裳で、天の岩戸などに使用している衣裳がある。

この衣裳。昭和の時代に着ていた衣裳で、その後作製した衣裳がメインとなったり、舞える演目が一時期減少していたりの影響で、かなりの期間お蔵入りだった。
その影響もあってか、色褪せなどの劣化がかなりひどく、日の下で見るとちょっと痛しい状態になってしまっている。
2年前の「天の岩戸」復活にあたり、この衣裳がどうしても必要となり、引っ張り出してきて、50年ぶりの演目復活公演を始め数回の舞台を踏んできた。

けど、やっぱり劣化が痛々しいということで、今年度、エネルギア文化スポーツ財団の助成をいただいて復元する運びとなった。

で、夏前に頼んでいたものが、衣裳店さんが頑張ってくれ、先日完成した。
届いた衣裳を見てみると、模様はそのままに、正に蘇っている。

パレス公演でも岩戸をご披露したいけど、総勢12名が必要となる演目のため、全員の都合がつかないと難しいため、実現しそうにはない・・・。

我々上沼田神楽の中ではかなり評判が高い(自己満足)、天の岩戸。
次ご披露する時は、この新衣裳のデビューとなる。




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