山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

蛇頭のメンテナンス

2015年06月11日 01時30分01秒 | 上沼田神楽
神楽の中で、話も何も分からなくても楽しめる演目といえば、「八俣大蛇(八岐大蛇)」だろう。
明らかに「人」ではないモノがゴソゴソと出てきて、とぐろを巻いたり、火を噴いたり、須佐之男命に襲いかかったりする演目。
こども受けは抜群。

上沼田神楽では、現在大蛇を舞えるのが(66歳の会長を含めて)7人いるが、大蛇の数が5体しかないこともあり、レギュラーは5人。それでも近年は4人での舞台が多くなっている。
で、そのレギュラーでも概ね自分の色は決まっていて、自分の場合は白色となる(うちの団体では、このほかにも緑、茶、黒、黄がある)。

この大蛇に必要な衣裳(?)は、大きく分けて衣裳、蛇胴、蛇頭の3点。
これらは全て保存会の所有だが、普段のメンテナンスなどは基本、その色の担当者がやることになっている。

今回、このうち蛇頭(じゃがしら)について、ちょっと手間をかけてメンテナンスしてみた。

蛇頭には、目の部分に豆電球が入っていて、単2電池2本という栄養(蛇頭によっては9V1本)を与えると、スイッチONで目が光るようになっている。

この電球が以前から調子が悪く、一発で点かない。裏から「コンコンッ」と軽く叩くと思い出したように点く状態だった。
直さないとなーと思っていた中、どうやら本当に電球が切れたらしく、これを機に、近年修繕した他の色の大蛇と同じように豆電球をLEDに交換しようと思い、インターネットで3V用のLEDを購入。非常に高かったが。。劣化していたソケットを替えたり、配線を切り替えたりして、無事点灯の運びとなった。
これで、より鋭い眼光になる、そして電池が長持ちするという大きな効果が期待される。

この電球交換とあわせて、ついでに前垂れを外して洗濯をしてみた。
普段、サウナ状態の中で大汗をかきながら上演し、その汗を吸い続けている前垂れ。現在の前垂れに各色一斉更新して以来、2年ぶりくらいの洗濯だろうか。
柔軟剤の香りの中、思う存分暴れることができるようになった。

この週末には府谷ほたるまつりが控えている。
ちょとリニューアルされた蛇頭に気付く人が何人いるか・・・。
天気もしんぱいだけど、乞うご期待!

府谷ほたるまつり
6月13日(土)
岩国市錦町府谷 http://yahoo.jp/tpjlra
 神楽 19時~
 ホタル乱舞鑑賞 暗くなってから






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